今晩、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は、定例理事会後の記者会見で、
ユーロ圏諸国の国債利回り上昇を抑えるために、同圏の国債を流通市場で
買い入れると発表しました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120906-00000170-jij-int
総裁は「買い入れ額に制限は設けない。」と表明。市場沈静化まで買い入れを
行う方針を示し、必要があれば巨額の資金を投入する決意を強調しました。
イタリアやスペインの財政を脅かす利回り上昇を抑えてユーロを防衛するため
「切り札」とされるECB国債購入の詳細が固まったことで、欧州の危機対策は
大きく進展したことになります。
この決断は、欧州市場だけでなく、ワールドワイドに好感される内容であり、
円高是正に効果となります。日銀の無策に対して、対照的。
日銀も見習ったら、いかがであろうか?
さて、日経平均は、数字的には膠着状態の0.8円高の8680円の大引け。
(出来高 概算15.5億株の商いでした。)
大きく売られ過ぎた感のある日経平均、自律反発して良い水準です。
注目のNY市場、ドラギ総裁の「無制限の買い入れ表明」を受け、大幅高と
なっています。終了まで、大幅高が期待できそうです。
明日の日経平均、週末ですが、8800円台の終了を想定しています。