今日、外国為替市場で、ユーロ/円が100.46円まで上昇、7/4以来の高値を
付けました。ドイツ憲法裁判所が、一定の条件下での欧州安定メカニズム(ESM)
と財政協定の批准を認めることを決定したことを好感した格好です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120912-00000112-reut-bus_all
ドイツ憲法裁による判断の発表当初は、売買が交錯したが、次第にユーロ買いが
優勢となり、対円でのユーロ高に波及した格好です。
これで、ドル/円でも円高是正が働けば、経済下支えに効果があり、日銀の追加
金融政策が、特効薬になります。何もしない(できない?)日銀の存在価値を、今
示せる好機なのに、実行しない姿勢は、国益を減じるものに他なりません。
さて、日経平均は、大幅に反発し152円高の8959円の大引けでした。
(出来高 概算15.4億株の商いでした。)
欧米市場の堅調さも、為替、特にドル/円で円高傾向でしたから、ここまでの
上昇は、先物の買戻しの動きが大きかった様です。
日経平均の急反発により、9月に入ってからの高値水準の更新する動きとなり
25日移動平均線(約8961円)に届かずも、5日移動平均線(8838円)
支持線とする、陽線引けと、チャートの改善が見られ、週末につながりました。
注目のNY市場、小幅上昇となっており、EU状況の好転やQE3期待に支えら
れた格好です。終了まで継続するかポイント。
明日の日経平均、今日の大幅高を受け、もみ合いを想定しています。