今日、大企業が加盟する世界経済フォーラムは、世界144カ国・地域を対象
とした2012年版の世界競争力ランキングを発表、日本の総合順位は10位
と前年から1ランク後退しました。
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/economy/world_economy/?1346828339
政府債務残高に関する評価が前年に続き最下位となったほか、東電福島第1
原発事故に伴う電力供給不安などが響いた格好です。
首位の座はスイスが4年連続で堅持、米国は前年の5位から7位に下がりました。
日本で言えば、製造業である自動車/エレ/精密など、高機能で信頼性も高く、
品質が良くても、為替の円高がコストパフォーマンスを阻害。韓国、中国、台湾
などの新興国に侵食され、その結果、国際競争力を落としている事、否めません。
政府の経済政策決定能力や日銀の無策金融政策により、このままでは、数年の
内に、20位程度まで落ちてしまいそう。
出来うることを前例に拘らず、実施していく政府・日銀の舵取りが重要です。
さて、日経平均は、5日続落し95円安の8679円の大引けでした。
(出来高 概算14.6億株の商いでした。)
NY市場の小幅下落が、東京市場では、先物による売り仕掛けに屈し、一般の
投資家は、投資しにくい状況です。
日経平均の続落により、下げ渋りに寄与した75日移動平均線(約8768円)
を割り込み、チャートが悪化してます。チャートを作るのも、先物次第と言った
状況。
注目のNY市場、反発して始まっており、終了までプラス引けとなるかポイント。
明日の日経平均、連日の踏ん張り所となりそうです。