所用で出掛けた先で、ちょっと途中下車の寄り道をしました。
東急東横線・大倉山駅を出ると、おしゃれなエルム通り。
友好都市のパリをイメージしているそうです。
線路沿いに坂道を上っていくと
高台の住宅地の先に約3万3000㎡の大倉山公園があります。
公園内にある古代ギリシャ神殿風の「大倉記念館」
1932(昭和7)年実業家で東洋大学学長も務められた大倉邦彦氏が
東西精神文化研究の場として、長野宇平治氏の設計で建てられました。
建物入口の左右にある、たいそう立派な
榧(カヤ) と ヒマラヤ杉
中に入ると、高い吹き抜けの天井に獅子や鷲の装飾
正面の石の階段を上がるとホールの入口
入口の装飾にも重厚感があります
市有形文化財の重厚な建物は、改修を経て現在民間法人が管理し、
各種会議や勉強会、音楽会、展示会などに活用されています。
私も以前、ここで語学勉強会に参加したことがありましたが、
濃い緑に包まれたこの素敵な建物がすっかり気に入ったのでした。
写真からも重厚感が伝わってきます。
こんなところで語学研修というもの贅沢ですね。
「カヤ」で思い浮かんだのが
♪カヤノキヤマノカヤノミハ イツカコボレテヒロワレテ~という歌です。
実から油がとれるとか…。
寿命の長い木だそうです。
種は油を採ったり食用にもしたとか。
「ヒロワレ」た実は何に使われたのでしょうね。
建築資材や碁盤にもなる堅い材質だそうで、そうしてみると
意外と身近な木なんだということを知りました。