スニーカー履いて

‘猫’も歩けば・・・今日はどんな出会いが?

旧東海道・鶴見②

2010-03-22 | 旧東海道


車がひっきりなしに通る

R14を渡って間もなく、右手に
鋭角に少し戻る感じの道が「鶴見神社」の参道です。

鶴見神社

元 杉山大明神 
推古帝の頃(約1,400年前)の創建と伝わる、横浜で最古の社です。
『続日本紀』(833年)にも、都築郡杉山の社との記載があるとか。

    

参道を戻り、さっきの広い通りに出た所に立つ案内板によると;
立場として賑わった鶴見村で、最も大きな茶店「信楽茶屋」が
この辺りにあり、『江戸名所図会』にも描かれているといいます。


その案内板の目の前に、何とその名も「らーめん信楽茶屋」。
往時の茶店の繁盛ぶりにあやかろうとのネーミング?




京急「鶴見」駅前の商店街が旧街道筋らしいので、歩いていると
右側の洒落た店構えのパン屋さん?(開店前だったので)の前に、
まだ新しい御影石の石碑が、さりげなく建てられてありました。 
思いがけない場所だったので、あやうく見過ごすところでした・・・

旧東海道鶴見 覇王樹(さぼてん)茶屋跡
    
「みぎひだり つのを出して 世の中を 見るもおかし さぼてんの茶屋」
サボテンは、当時としては物珍しかったのかもしれません。
旅人の目をひいて、繁盛した茶屋があったのでしょう。



鶴見といえば、やはり外せないのが「総持寺」でしょう。
道を右に曲がって、全長60mの通称「開かずの踏切」の上、
計11本の線路を見下ろしながら歩道橋を渡り、総持寺の門前へ。


諸嶽山 総持寺
言わずと知れた曹洞宗の大本山です。

石川県に行基上人が建立したと伝わる律宗寺院「諸岳院」を
1321(元亨元)
年 瑩山紹瑾師に帰依した住持の定賢律師が寄進。
以来、瑩山紹瑾師を開祖として寺号を総持寺としました。
1615(
元和元)
永平寺と並び曹洞宗の大本山となりましたが
1898(明治
31)
年に
火災で消失。1991年現在地に遷されました。

50万㎡の広大な敷地の緑陰に、たくさんの伽藍が点在しています。
とても説明しきれないので、ざっとしかご紹介できませんが・・


最初の門は「三松関」


次の門は、巨大仁王像が睨みを利かす「三門」


扉に菊御紋が付いた桃山式唐破風造りの「向唐門」(勅使門)


禅寺らしい雰囲気が漂う長廊


ご本尊を祀る仏殿「大雅宝殿」


太祖を祀る最大伽藍「瑞応殿」


総檜造りの大書院「紫雲台」


尾張徳川家の書院を移築したという「待鳳館」


などなど・・


また旧街道に戻り、もう少し先まで行ってみようと思います。

(続)

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