「山根橋」「甘酒橋」という小橋を過ぎ、一路「元箱根」に向かって歩いて行きます。
この辺りは 道も階段も緩やかで、快適なハイキング気分
山は、緑の濃淡の中に 桜でしょうか・・所々ピンクの彩りが混じり・・
まさに‘箱根の春’ の美しさです!
「猿滑(さるすべり)坂」
標高:640m
『新編相模国風土記稿』に
「 殊に危険 猿猴といえどもたやすく登り得ず よりて名とす」と。
‘猫’も がんばれ~!
「猿滑坂」は県道で分断されています。 県道を渡ると、またキツい階段!
目の前の山は「文庫山」。 路傍には ロウバイがまだ綺麗に咲いています☆
「追込坂」
標高:680m
「親鸞聖人御聖蹟」
やや平坦に拓けたこの辺りは「笈ノ平(おいのたいら)」と呼ばれています。
親鸞聖人が、4人の弟子を伴って関東での布教から京へ向かう途中
残していく性信房・蓮位房と、師弟の別れを惜しんだ場所だそうです。
別れの辛さを刻んだ歌碑
「 やむこをは あすけてかえる旅のやと こころはここにのこしこそすれ 」
( 病む子をば 預けて帰る旅の宿 心は此処に 残しこそすれ )
笈ノ平からものの5分で、県道沿いに藁葺屋根の家屋が見えてきました。
「箱根旧街道資料館」
農家の古い建物を移築したものだそうで、入口に駒繋ぎの柵。
江戸時代の箱根の風俗習慣や旧街道にまつわる伝説などが
当時の雰囲気を体感できるように わざと暗くしてあるという
屋内に、パネルや模型などで展示されてあります。(入場無料)
資料館に隣接して、藁葺屋根の建物がもう1軒。
「甘酒茶屋」
江戸時代は東坂の9ヶ所に13軒の甘酒茶屋があり、旅人の疲れを癒していました。
この地には4軒あったそうですが、現在は2009年に新装なったこの1軒だけ。
屋内に土間と板の間、奥に上がると囲炉裏もありました。
大正時代のこの辺りの様子
(パネルより)
では‘猫’も、甘酒と力餅(鶯きなこ餅と磯辺巻)で
また、元気に歩けそう~!
甘酒¥400 力餅¥450
(続)
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