日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

5度(角度)開く事の大切さ

2006-03-31 | つれづれ
自分を起点にして自分の未来に向かって一本の直線を引いてみてください。
その直線は、どこまでもどこまでも真直ぐのものだとします。
そして、その直線から角度を5度だけ開き、
もう一本の直線を引いてみてください。
この直線もまた、どこまでもどこまでも真直ぐのものだとします。

どうでしょうか?
この5度の開きは、自分の目の前ではほとんど開きが無いはずです。
しかし、5メートル先ではどうでしょうか?
二本の線はどれだけ開きますか?
40cm強開いているはずです。
10メートル先はどうでしょうか?
80センチ強開いているはずです。
これが100メートル先では・・・8メートル強
1キロメートル先では・・・80メートル強
100キロメートル先では・・・8キロメートル強開くことになります。
たった5度の方向性の違いは、自分の人生の到着点において
大きな違いとなって出てくるのです。

毎日の生活の中で、たった5度方向性を変えることに
大きな労力や資金は必要ありません。
ただ、この小さな開きは、
終着点では全く異なった結果に導かれることになるのです。

たった5度の違いを意識してみませんか?
人生の大きな岐路になること請け合いです。

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クレーム軽視は身を滅ぼす

2006-03-30 | 危機管理
クレームを「やっかいもの」として扱う会社がたくさん有ります。
クレームはなぜ起こるのでしょうか?
クレーマーといわれる一部の人の意見を除いては
企業にとっての無料アドバイスがたくさん含まれています。

クレームの対処は
①とにかく腹を立てさせたことを謝る
②たらいまわしにしない
③すぐに対策を申し出る
ことです。

しかし、クレームをここで闇の中に葬り去ってはいけません。
クレームがなぜ起こったのか?
視点が企業側の視点になっていないか?
クレーム回避の事前策は何か?
クレーム対策は適正であったか?
などを徹底的につぶさなければいけません。

「使い方が分からない!」といわれたら
「なんて物分りが悪いお客だ」という前に
製品の機能(使い勝手)は適正か?わかりやすいか?
説明書は顧客の視点でわかりやすいか?
もっと単純な操作にできないか?
などなどたくさんの改善点が出てくるものです。

クレームを宝の山と考えましょう。
そこにはたくさんのアドバイスが含まれていますよ。
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企業再建の当たり前

2006-03-28 | 経営改善
当たり前のことを当たり前にやる企業は強いものです。
経営再建に絡む特徴のある二社を同じ日に訪問しました。

朝訪問した会社は、常務の司会進行の下、参加した人が、
それぞれ自分の言うべきことをはっきりと言い切る会社さんでした。
また、時間制限も設け、メリハリをつけた会議進行をしていました。
参加した全員が同じ方向へ歩こうと真剣な議論をしていました。

お昼に訪問した会社は、社長が専務や役員を呼び、
経営改善計画を一緒に考える会社さんでした。
言い難い事を私を上手に使いながら納得させるようにしていました。
自分の会社の窮状を説明し、社長自身が自分や家族に厳しい方針を打ち出し、
現状打破を成し遂げて行こうとされていました。

苦しい時こそ社内でたくさんの話し合いをしなければいけません。
納得するまで話し合いをしなければいけません。
自分自身が一番苦労を背負い込む意気込みを持たなければいけません。

企業再建の当たり前は自分自身に厳しく、
何が何でも目標を達成するという意欲と行動力を持ち、
いつも笑顔でお客様に接する心と態度を持ち続ける事です。
そして、それを先頭に立って実践するのが社長です。

企業は社長によって変わります。
是非とも企業再建の当たり前を社長自身に実践していただきたいものです。


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自主性の育て方

2006-03-28 | 経営改善
「うちの会社は指示待ち人間ばかりなんです。」という嘆きをよく耳にします。
なぜ指示待ち人間ばかりになるのでしょうか?
その答えは簡単です。
指示待ち人間を作る風土が会社に根付いてしまっているのです。
考える前に次の行動を指示してしまっているのです。
「動くまで待っていたら、仕事が進まないよ。」
なんて事を言おうとしている中間管理職の皆さんがゴロゴロいそうですね。。。

指示待ち人間を作らず、自ら動く人間を作るには
敢えて期待する成果しか言わないことです。
「俺はこんな成果が欲しい!」
これだけで良いのです。
勿論、一番大切なのは見守ることです。
そして責任者を決め、期限を切ることです。
たったこれだけです。
これだけを繰り返し繰り返し行うことで
自主性は育つのです。

簡単なことですが、忍耐も必要です。
たくさんのディスカッションも必要です。
成果の確認も必要です。
じっくり見守りたいですね。
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正義を貫く

2006-03-28 | 経営改善
ビジネスに必要なもの、それは「正義」です。
「そんな綺麗事言ってたら、厳しい世の中やって行けないよ。」
なんて言葉が聞こえてきそうです。
しかし、本当にそうでしょうか?
世の中にはたくさんのビジネス上の不正があります。

姉歯事件は記憶に新しいですが、
ホリエモンの粉飾騒動
アメリカの骨髄入り牛肉の輸出、
談合事件しかり
ちょっと前では雪印の食中毒事件などたくさんの不正が起こっています。
これらに関わった人たちは今幸せでしょうか?
事件が表面化した時点で自分のそれまでの人生を
より輝かしいものにしてくれたでしょうか?
不誠実な人として周囲から認知されるために
それまでの人生を送ってきた訳ではないはずです。

ビジネスには、人としての正義が基礎にあります。
その基礎を蔑ろにして置いて企業の維持発展はありえません。
企業は社会的存在であることを前提にしたら
不正は絶対に企業に入り込ませてはいけませんね。
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来た道、行く道

2006-03-27 | つれづれ
以前どこかで聞いた言葉で印象に残っている言葉があります。

子供疎むな来た道じゃ。
老人疎むな行く道じゃ。

今の時代、人生の先輩である老人を蔑ろにしたり
また、子供たちを社会の宝として
みんなで見守るということが少なくなってきています。
我々大人はいつの間にか自分自身が子供であったことを忘れて
子供をうるさいもの、厄介な者として見ています。
自分が来た道です。
また、年寄りを汚いもの、のろまな者として見てしまっています。
いずれ行く道です。

今、日本人の顔かたちをしているのに
人を人と思わない人種がどんどん増えています。
せめて家族の中から思いやりを醸成し始めたいものです。
思いやりをもち、手本として見せることができる人間が
どんどん増えてくれば住み心地の良い日本になるのですが・・・。
まずは自分自身がそうならないといけませんね。
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快適な空間

2006-03-27 | 危機管理
事故を起こさない企業とはどのような会社でしょうか?
ルールだらけの会社でしょうか?
それとも厳しい上司のいる会社でしょうか?
もちろんこれらの会社も事故が少ない企業に違いありません。
しかし、事故を起こさない多くの企業は
ルールや厳しさといった部分のみならず
居心地の良い雰囲気を持っているものです。
快適な空間を創造する事が事故の無い企業を作ることになるのです。

では、この快適な空間はどのように作ればよいのでしょうか?
①徹底した整理整頓
②元気で大きな声の挨拶
③的確な情報伝達
④ミスやクレームの徹底排除
⑤問題先送りをしない
以上列記したことを自社の風土とすれば
快適な空間、即ち事故の無い企業になること請け合いです。
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犯人は社長

2006-03-25 | 危機管理
経営改善を唱えている会社で
経営改善が進まない会社が多々あります。
その原因を探っていくと意外なところに真因があります。
それは社長です。
経営改善の言いだしっぺの社長が
経営改善の中に自分が組み込まれていることが分かった瞬間から
経営改善のやる気をなくしてしまうのです。
自分は変わりたくないから・・・。

従業員にだけ経営改善をさせようとしても上手くいく筈がありません。
常に社長が念仏を唱えるように経営改善を言い続け
率先して手本とならないといけないのです。
それができないなら経営改善なんて口にすべきではありません。

ほんの少しだけ自分に厳しくなって欲しいものです。
そして、動いて欲しいものです。
実行し続けて欲しいものです。

社長が変われば企業は変わる!
これは紛れも無い事実です。
どうぞ、社長自身が経営改善の先頭に立ってくださいね。
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粉飾決算をさせない勇気

2006-03-25 | 良い税理士・悪い税理士
話題になった言葉です『粉飾決算』
ホリエモンが社長だった会社で株価を上げる目的で行っていた
虚飾の利益・決算書のことです。

実は上場企業だからあれほど大問題になっているのであって
上場していない一般の中小企業にはざらにあることなのです。
投資家が入り込む余地が無いから問題にならないだけです。

特に粉飾決算が多いのは土木・建設業界です。
勿論、粉飾決算をしていない起業もたくさん有ります。
土木や建設、その周辺の公共工事を受注しようとする事業者は
官公庁の仕事に入札参加しようと思うと
経営審査を受けなければいけません。
この経営審査の結果によって受注できる公共工事の大きさが決まるのです。
勿論、どの事業者も一円でも大きな工事を受注したがっているのが実情です。

この経営審査は、決算書の内容や技術者の数
安全面での対応やISOなどの品質面での対策など
多方面から点数付けするものです。
結果、点数を良くしたいがために粉飾決算を行うのです。

官公庁の仕事がとれなくなるのはなぜでしょうか?
自社の経営を改善改革しなかったからではないでしょうか?
工事現場や工事原価の見直しに甘さがあったからではないでしょうか?
そろそろ粉飾決算の甘いわなから抜け出しませんか?

怖がってばかりいるからいつまでたっても現状打破できないのです。
ここは一念発起して粉飾決算から足を洗いましょう。
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リスクスパイラル

2006-03-25 | 危機管理
デフレスパイラルという言葉に振り回された時期があります。
価格下落を招くデフレが次のデフレ原因を作り
それが渦を巻くようにしてグルグルグルグル悪い方向に向いていく・・・。

リスクスパイラルという言葉はありません。
いわゆる造語です。
危険が危険を呼び込み更なる危険を招いてしまうことをイメージしたものです。

昔から「二度あることは三度ある」と言います。
何か悪いことが起こった時に「運が悪かった」で済ましてしまうから
次にまた同じ悪い事が起こるのです。
悪いことが起こった時には直ぐに対策を考え
同じことが二度起こらない様にするのです。

危険が危険を呼び込むような社内体制は
できるだけ早いうちに払拭したいものですね。
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できるまで続ける

2006-03-23 | 経営改善
トヨタの改善改革の方法として「できるまで続ける」ということがあるそうです。
「そんなの当たり前じゃん。」といわれそうですが
実はこの当たり前のことを皆軽視しているのです。

一度や二度のトライでできるなら誰も苦労はしないのです。
失敗を積み重ね、改良しながら再度トライする。
繰り返し繰り返しトライすることが
会社の発展を支えるのです。

できるまでやる。
失敗の原因を探す。
そしてもう一度トライする。
こんな簡単なことを軽視していては
企業の発展は望めませんね。
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会社の強さは経営者の思いの強さに左右される

2006-03-23 | 経営改善
非常に残念なことですが道半ばで
企業再建のコンサルティングを終了することになりました。
きっかけは、コンサルティングにもかかわらず
企業が変わる事ができなかったことによります。

コンサルティング開始時に口が酸っぱくなるほど言う言葉があります。
「社長が変わらなければ会社は変わりませんよ。会社が変わらなかったら我々コンサルタントに支払うお金は捨てるようなものですよ。」と・・・。

このような結果になった時、常に言われるのが
「コンサルタントを頼んだのにちっとも良くならなかった・・・。」という言葉です。
しかし、変われない企業の多くが社長が変わろうとしないことから来るのです。
無駄金になるのか活きたお金になるのかは
コンサルティングを受ける側がそのアドバイスを如何に受け入れるかなのです。
変えようとしない。
変わろうとしないのでは
従業員さんが不幸になるだけです。

企業の再建に王道があるとすれば
それは「社長自身が変わる」ということです。
自分に甘いくせに、従業員が働かないなんて言うのは
本末転倒もいいところです。
他人任せな経営は会社自身と従業員、そして周囲の人を不幸にします。

お金が続くことだけが経営ではありません。
充分な売上を上げ、適正な利益を計上し
社会のため従業員のために発展し続けることが
経営者としての使命です。

関与は離れますがこれから先
社長の思いを強くし再建の道を辿られることを
心から祈願したいと思います。

また、期待してくださった従業員の皆様には
心からお詫びを申し上げたいと思います。
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粘り強さは習慣に繋がる

2006-03-22 | 経営改善
すぐに諦める経営者が居ます。
すぐに諦めるくせに「ウチの従業員は最低だ!」と愚痴を言います。
しかし、本当に従業員のせいなのでしょか?
会社に習慣として根付かないことのほとんどが
経営者の諦めの速さによることが多いものです。

従業員という立場は受動的なものです。
言われれば行動に移すのです。
ただ、抵抗してみて経営者の本気を試しているのです。
経営者はいとも簡単にこの抵抗に屈服してしまいます。
結果、何も変わらない。
いいえ、抵抗に屈したことにより前以上に
従業員は経営者を甘く見るようになります。

行動は成果が見えるまで、粘り強く実行させましょう。
この粘り強さが社長の本気を教えることになるのです。
この粘り強さが従業員を育てるのです。
できるようになるまで反復させることが習慣を作ります。
是非とも粘り強く行動したいものです。
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褒めて育てる

2006-03-15 | 経営改善
たった今、ハッとさせられる光景を見ました。
若いお母さんが2才位の子供に5メートル先のごみ箱にゴミを捨てさせる光景です。
四苦八苦しながらもゴミを捨てることが出来た我が子に向かい、(^^)vサインをしたのです。
この時の子供の満面の笑顔と(^^)vサイン。
褒める大切さ、楽しむことの大切さを見たような気がします。
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念ずれば花開く 行すれば実は熟す

2006-03-14 | 経営改善
坂村真民が言った私の好きな言葉です。
経営理念の大切さを「念ずれば花開く」で
行動することの大切さを「行すれば実は熟す」で表しています。

どうでしょうか?
あなたは「念じて」いますか?
あなたは「行じて」いますか?

信念の強さは、行動に出ます。
行動は結果に繋がります。
信念の強さと行動力を大切にしたいですね。

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