日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

企業再建の当たり前

2006-03-28 | 経営改善
当たり前のことを当たり前にやる企業は強いものです。
経営再建に絡む特徴のある二社を同じ日に訪問しました。

朝訪問した会社は、常務の司会進行の下、参加した人が、
それぞれ自分の言うべきことをはっきりと言い切る会社さんでした。
また、時間制限も設け、メリハリをつけた会議進行をしていました。
参加した全員が同じ方向へ歩こうと真剣な議論をしていました。

お昼に訪問した会社は、社長が専務や役員を呼び、
経営改善計画を一緒に考える会社さんでした。
言い難い事を私を上手に使いながら納得させるようにしていました。
自分の会社の窮状を説明し、社長自身が自分や家族に厳しい方針を打ち出し、
現状打破を成し遂げて行こうとされていました。

苦しい時こそ社内でたくさんの話し合いをしなければいけません。
納得するまで話し合いをしなければいけません。
自分自身が一番苦労を背負い込む意気込みを持たなければいけません。

企業再建の当たり前は自分自身に厳しく、
何が何でも目標を達成するという意欲と行動力を持ち、
いつも笑顔でお客様に接する心と態度を持ち続ける事です。
そして、それを先頭に立って実践するのが社長です。

企業は社長によって変わります。
是非とも企業再建の当たり前を社長自身に実践していただきたいものです。


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自主性の育て方

2006-03-28 | 経営改善
「うちの会社は指示待ち人間ばかりなんです。」という嘆きをよく耳にします。
なぜ指示待ち人間ばかりになるのでしょうか?
その答えは簡単です。
指示待ち人間を作る風土が会社に根付いてしまっているのです。
考える前に次の行動を指示してしまっているのです。
「動くまで待っていたら、仕事が進まないよ。」
なんて事を言おうとしている中間管理職の皆さんがゴロゴロいそうですね。。。

指示待ち人間を作らず、自ら動く人間を作るには
敢えて期待する成果しか言わないことです。
「俺はこんな成果が欲しい!」
これだけで良いのです。
勿論、一番大切なのは見守ることです。
そして責任者を決め、期限を切ることです。
たったこれだけです。
これだけを繰り返し繰り返し行うことで
自主性は育つのです。

簡単なことですが、忍耐も必要です。
たくさんのディスカッションも必要です。
成果の確認も必要です。
じっくり見守りたいですね。
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正義を貫く

2006-03-28 | 経営改善
ビジネスに必要なもの、それは「正義」です。
「そんな綺麗事言ってたら、厳しい世の中やって行けないよ。」
なんて言葉が聞こえてきそうです。
しかし、本当にそうでしょうか?
世の中にはたくさんのビジネス上の不正があります。

姉歯事件は記憶に新しいですが、
ホリエモンの粉飾騒動
アメリカの骨髄入り牛肉の輸出、
談合事件しかり
ちょっと前では雪印の食中毒事件などたくさんの不正が起こっています。
これらに関わった人たちは今幸せでしょうか?
事件が表面化した時点で自分のそれまでの人生を
より輝かしいものにしてくれたでしょうか?
不誠実な人として周囲から認知されるために
それまでの人生を送ってきた訳ではないはずです。

ビジネスには、人としての正義が基礎にあります。
その基礎を蔑ろにして置いて企業の維持発展はありえません。
企業は社会的存在であることを前提にしたら
不正は絶対に企業に入り込ませてはいけませんね。
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