日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

為似(しにせ)

2007-12-31 | 経営改善
「しにせ」は「老舗」と書くのであって「為似」ではないんじゃないの?
実は私もそう思っていました。
しかし、「老舗」は、動詞「為似す・仕似す(しにす)」に由来しているようです。

「しにす」は「似せる」「真似てする」などの意味から、
江戸時代、家業を絶やさず守り継ぐ意味となり、
長年商売をして信用を得る意味で用いられるようになったとのことです。
やがて「しにす」の連用形が名詞化されて「しにせ」となったようです。
漢字「老舗」の「老」は、長い経験を積んださまを表し、「舗」は店を意味することから、
当て字として用いられるようになったようです。

今年を一文字で表すと「偽」だったようです。
老舗が「為似」では無く「偽似」になってしまったように思います。
『為』に人のやましい気持ちが加わり『偽』となってしまった。
何代もの伝統を引き継いできた先祖達に恥じない企業経営をして行きたいものです。
来年は正直な経営を心がけて行きたいものですね。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いつもと違う

2007-12-30 | 経営改善
日本銀行券即ちお札の印刷ミスを発見する方法をご存知の方は多いと思います。
そうです。縦横切断前の大きな札の原版を一枚一枚ペラペラとめくり
捲って行く段階で前後のページと違う部分を発見して印刷ミスを発見するのです。

しかし、なんとも原始的な・・・。と思われそうですが
人間の目はそれだけ優秀だという事です。
縦横数十万円分のお札を残像だけでミスの発見をするのですから大したものです。

ところで、弊社でも担当者又は処理者が書類を作って外へ出すまでの間に
何度と無く(実際には私を含め最低3人)チェックが入ります。
しかし、不思議な事に私の所で問題発見されるケースが多いのです。
勿論私のところへ来るまでの間にも何度も訂正が入っていますので
それに洩れたものという事になります。

何故私のところでミスが発見されやすいか?
それは私のところを通る書類の多さによります。
多いからいつもと違う事が見えるのです。
弊社スタッフが15人居るとすると
作成された第一回目のチェックをする人が5人
そして第二回目のチェックをする人が3人
そして第三回目のチェックをするのが私一人という具合です。
従って、最終の私は15人分の書類を見るし
第二回目のチェックをする人は5人分
第一回目の人は3人分の書類のチェックをすることになります。
必然的に書類を作るだけの人は自分の書類しか見ることはありません。

結果として、たくさんの書類を見る私は
いつもと違う書類に出くわす可能性が高くなり
ミスをたくさん発見するという事になります。

どうでしょうか?
自分の所にばかり仕事が回ってくるといって
文句を言っている人は居ないでしょうか?
自分の所にたくさん仕事が回ってくるという事は
たくさんの仕事を見ることができるという事です。
たくさんの仕事の経験をさせてもらえるという事です。

「いつもと違う!」そんな目を養いたいものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お客様の目

2007-12-29 | 経営改善
先般、弊社関連会社が実施するミステリーショッパー(覆面調査員)の記事を載せました。
社員教育の一環で、お客様が見た目を知って頂く為に
覆面調査をさせていただいた飲食店様があります。

今日、社員教育の際にその報告をさせていただきました。
参加した従業員さんたちがまず第一に驚いたのは
いつ覆面調査員が来店したかまったく分からなかったということ。
そして第二に入店前から退店後に至るまで事細かに報告されていること。
第三に自分達の動きがお客様から見ると余りにも不甲斐ないものであったということ。
第四に覆面調査が自分達のやる気を引き起こすベストツールであることがご理解頂けたようでした。

しかし、私が報告書を読み上げている瞬間は
従業員さんたちは顔の血の気を失っておられました。
それほど、お客様の目は厳しいもの
自分たちは自分たちでやれる範囲内でしか動いていないこと
お客さま不在のサービスをしていたことを感じ取っていただけたようでした。
勿論、研修会後は今日からその指摘事項を改善する申し合わせを
皆さんでしていただきました。

覆面調査は効果があります。
一回のコンサルティング料は二名分の食事代(実費)と
報告書作成料、報告会実施料です。(基本料金5万円+食事代実費)
特に効果が上がるのは小売店と飲食店です。
一度試してみてはいかがですか?(ちょっと宣伝臭かったですね。スミマセン)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

無許可トラック残酷物語

2007-12-29 | 危機管理
一定以上の大きさのトラック(トレーラー)が
公道を走ろうとすると許可が必要となります。
地域柄、深夜大型トレーラーにブルドーザーを乗せて走行する
一団の運送車両を見ることがあります。
先導車付きなので随分物々しいなあと思っていたら
運行制限があったからなのです。

これら走行に許可が必要な大型トラックが
無許可走行をするケースが後を絶たなくなってきているようです。
その理由は、運送の発注が運送指定日ギリギリになっているからのようです。
しかも、運送代は下降線を辿るばかり・・・。
このような状況下においても、大型トラックの償却を考えると
安値受注も致し方無いというのが本音のようです。

結果、運行許可に日数がかかるため運行許可も取らずに
運賃が安いから先導車も付けないという状況になっているようです。

違反する位なら受注しなければ良いじゃないかという意見も聞こえてきますが
運送業者にとっては死活問題、トラックを動かして始めて売上が発生するため
無理な運送計画と分かっていても受託し、違法運行を繰り返しています。

けしからん、運送業者・・・・。もっともです。
しかし、運送許可が必要な事を知っているのに
無理な発注を繰り返す荷主にも大きな問題があります。
無理な運送を発注した場合の運送業者の違反は
荷主にも連帯責任を負わせるべきではないでしょうか?
それ位のことをしなければ無許可大型トラック残酷物語は
これから先もずっと続いてしまうでしょう。

他人のことを考えている場合じゃないと言われるかもしれません。
世の中はそんな甘いもんじゃないと言われるかもしれません。
しかし、他人に違法行為をさせてまで
自社の利益に拘らなければいけない社会は如何なものなのでしょうか?


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ネーミング

2007-12-28 | 素敵な企業・素敵なスタッフ
東京で「入ってみたい」と思わせる定食屋さんがありました。
その名も『肉屋が始めた定食屋』です。
勿論、隣にはお肉屋さんが並んでいます。

残念ながら営業時間外にその前を通ったものですから
どのようなメニューでどのような味、サービスかは分かりませんでしたが
今度通ったときには立ち寄ってみたいと思わせるネーミングでした。

「○○直営」という言葉よりも私の気を惹いたネーミングに
ついつい
『魚屋が始めた定食屋』
『漁師が始めた定食屋』
『八百屋が始めた定食屋』
・・・・

自分の短絡的思考回路がうらめしい・・・。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

安堵の涙

2007-12-27 | 危機管理
先般『殉職』という記事で話題にした会社様に生命保険が下りて来ました。
弊社でリスクマネジメントの一環として加入を促進している商品ですが
当該企業様においても厳しい経営環境下、何度保険をやめたいと言っては
泣きついて来られたかわかりません。

もっとも月額20万円を超える保険料ですからもっともです。
時には保険料の支払いが出来ず、取引先への支払いを止めてまで保険を繋いできたことすらありました。

社長が亡くなりお通夜、お葬式の際笑顔すら見せておられた奥様
そのあまりの呆気なさに社長がいなくなったという実感が掴めないといった感がありました。

その奥様から後日直ぐにお電話があり生命保険の継続を指導してくれた担当者へ
感謝のお言葉を頂きました。
そして、至急の保険請求
理由は、今月の会社資金繰りに窮するとのことでした。
放って置くと資金繰りが付かなくなるので大至急保険請求をしたいとのことでした。

大至急の会社代表者の変更登記など保険請求にかかる課題を次々に取り除き
生命保険会社への請求、
その保険金が企業防衛のために直ぐに必要な資金であることを訴え
驚くほどのスピードで保険金を支払っていただきました。

生命保険金が保険会社本社から振り込まれると直ぐに
保険会社担当者からメールが入りました。
保険会社として出来うる最大限のスピードで対応させて貰ったとのことでした。

その奥様に保険が下りた事をお伝えに行った際のことです。
お通夜、お葬式の時に気丈にしておられた奥様の目元が見る見るうちに
赤らみ、そして涙を湛えて行くのがわかりました。
そして「ありがとう。助かりました・・・・。」の一言
私自身も奥様のその姿を見て目頭を熱くせずにはいられませんでした。

私達会計事務所は中小企業の町医者です。
赤字経営という病気には経営指導
経営者の死亡という病気にはリスクマネジメントという予防薬を処方します。
企業の一番身近にいる私達だからこそできること
企業の一番身近に居るからこそしなければいけないこと
それが企業防衛というリスクマネジメントであることをつくづく再認識いたしました。

殉職された経営者様に哀悼の意を表したいと思います。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

公認不正検査士試験に合格しました

2007-12-26 | 危機管理
先般東京にて二日間に渡り講習と認定試験を受けてきた公認不正検査士の合格通知が来ました。
久しぶりに丸二日間缶詰になり学生に戻った気分で勉強し
合格したものですから胸を撫で下ろしています。

公認不正検査士は日本ではまだ民間資格ですが
昨今問題となっている企業内不正、不祥事を発見、是正させる重要なスキルです。
資格取得者の多くが公認会計士であることからも企業経営に接する専門家が
企業に蔓延る不正発見に神経を尖らせていることをお分かりいただけると思います。

試験科目は
①不正調査
②不正の法的要素
③犯罪学
④財務取引と不正スキームです。

普段聞きなれない科目であったりスキルであったりしますが
企業不正防止のためには必要なものばかりです。
後は、登録申請が通過してくれることを祈るばかりです。

食品偽装に始まり
不正経理や社内不祥事を自身で解決できない企業が散見されます。
有名な企業になればなるほど社内不正や不祥事が致命傷になりかねません。
是非ともこの資格を役立てて行きたいと思います。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

信頼はこんなことからも

2007-12-26 | 他人のフリ見て我が身を正す
以前左遷されていた女性営業ウーマンが
お茶出しが巨額の取引のきっかけとなり
晴れて営業に戻れたというお話を投稿した記憶があります。

今回は、お茶出しについて見直しをかけてみたいと思います。
先般訪問した県会議員宅でのお話です。
老練な県議の奥様の動きに感動しました。
この県議が華やかに県政の表舞台に立てるのは
まさに奥様あってのことだなと感心させられました。

私が訪問して程なく、先ず、お茶が出ました。
濃さ、お湯加減共に申し分ないお茶でした。
そして、丁度そのお茶がなくなった頃を見計らってコーヒー
しかもこれまたおいしく立てたばかりのコーヒーです。
暫く話が進んで
そしてコーヒーポットに入れて再度コーヒーを促されました。
勿論おいしいコーヒーですからカップ7分目ほど入れていただき
程なく飲み干しました。

この段階で奥様の気の使いように相当感激していた私ですが
更にお皿いっぱいに盛ったりんごとキーウィフルーツそしてお茶菓子が出され
最後には緑茶まで出されました。

この間約二時間。
最後帰宅の際には床に座られお辞儀をしてくださいました。

感謝の気持ちと共に
自社が来社されたお客様に対して
県議の奥様ほどの気持ちを添えて歓待しているか不安になりました。

お茶の温度は?
お茶の濃さは?
お茶出しのタイミングは?
お茶受けのお菓子はお茶に合っているか?
そのお菓子の量は適度か?
食器の音をさせてはいないか?
お茶の次のコーヒーのタイミングは?
コーヒーの温度は?
コーヒーの濃さは?
おいしく入れられているか?
笑顔は添えたか?
云々・・・

いかがでしょうか?
お茶出しを機械的にこなしてはいませんか?
自分を最大限に魅せる場だと捉えていますか?
自社の代表だという気持ちで取り組んでいますか?

人の信頼
企業の信頼は
お茶出しという場からも作られているのです。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

俺さえ良ければの無責任

2007-12-25 | 他人のフリ見て我が身を正す
チョッと腹立たしい考えをお持ちの方とお会いしました。
債務超過で悩む企業の役員さんです。
過日、会社全体で現状を打破しようと弊社に相談に来られた企業のNo2の方です。

その役員さんは
俺はいつでも抜けるからな!
俺がいなきゃ、この会社はやれないんだよ!
俺は渋々(銀行借り入れの)保証人に成ったんだからいつ保証人を抜いても良いんだぞ!
俺がアチコチ言いふらせば、会社は仕事できなくなるんだ!
俺の給料を下げたら俺は生活できなくなるじゃないか!
云々・・・
色々と私に自分の思いをぶつけて来ました。
滅多に見ない無責任発言の連発です。

企業としての依頼を受託した以上、現状を打破していく必要がある訳ですが
難関の役員さん出現により自分の気を引き締め直す必要が出てきました。
たくさんの従業員さんたちを無責任な経営者の
被害者たらしめる様の無い様にしなければなりません。
先ずは経営者層の自覚を促す事から始める必要がありそうです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

目からウロコの営業術

2007-12-24 | 自己啓発
平成20年2月7日(木)13:30~16:30
金沢商工会議所において研修講師を引き受けることになりました。
題名は「目からウロコの営業術」です。
何で税理士が営業の研修講師が出来るの?なんて思われそうですが
税理士だから出来る営業研修があるのです。

税理士の強みは
①毎月関与先企業の月次決算に接することが出来る
②①の結果、売れる原因、売れない原因を社長と検討できる
③②の対策をいろいろな関与先企業で試すことが出来る(勿論自社でも)
④③の結果、売れるための企業内のシステムや人材育成方法が立案できる
⑤④をまたいろいろな企業で試すことが出来る
以上のようなことを毎月繰り返すことが出来るのです。
営業に強くならない訳が有りません。

実際弊社ではコンピュータシステムやリスクマネジメントの導入において
全国有数の挙績を連続であげています。
これも長年培ってきた営業術を実施したからに他なりません。

えっ!?
今教えろって?
お教えするのはご来場頂いた方にだけこっそりお教えすることにします。
もっともこのブログを最初から読んでいただいている方には
沢山のヒントはお出ししていますけれども・・・。

一月には県内商業高校の3年生向けに新社会人教育の講師を二回引き受けますので
来年は研修講師の仕事も例年以上に増えそうです。
お楽しみに!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

年輪

2007-12-24 | つれづれ
たった今、某議員さんとお会いしてきました。
私への依頼事項とご自身の政治家としての経歴をお話くださいました。
私の両親よりも年齢が上のその議員さんは
テレビやメディアを通して見ている姿や物腰とはずいぶん違った感じがしました。
そう、大変人当たりがやわらかいのです。
議員さんといえば上から物を言うのではないかと勝手な想像をしていた私は拍子抜けした観すらあります。

某防衛省の事務次官経験者のように晩年になって名を汚す人と
晩年になってから有権者の為に全精力を尽くす人
人の年輪を感じずにはいられませんでした。

同じ年をとっていくのなら
周囲の人たちに自分の年輪を見てもらえる人生を送りたいものだと思った瞬間でした。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミスから出たファンづくり

2007-12-23 | 素敵な企業・素敵なスタッフ
久しぶりに地元デパートへスーツを作りに行きました。
数ヶ月前に一挙に3着スーツをオーダーしたお店です。
後日、その内の一着が生地不足から選び直しに行ったお店です。
そのお店は、生地の選び直しの際値段に関係なく
代替品を選ばせてくれたお店です。(追加支払いはありませんでした。)

スーツを買いに行った動機は3割引のDMを貰ったからです。
「この葉書をご持参ください」例(?)によってこの文字が書かれていました。
このような葉書を貰うとついつい燃えてしまう(?)私は
敢えて葉書を持たずにそのお店へ行ったのです。

どうやらお店の3割引というのはお得意様だけのものだったらしく
お店の内外に3割引の文字は一切謳ってありませんでした。
間違ったかと思い一瞬たじろいだ私でしたが
「葉書を持って来なかったのですが案内を頂いたので来ました。」とお店の人に声を掛けると
「お名前頂戴して宜しいですか?」と店員さん
「○○です。」と私
「○○様ですね。お待ちしておりました。」と店員さん

正直、拍子抜けしました。
葉書には「この葉書持参」と書いてあったにもかかわらず
なんの躊躇(ためら)いも無く歓迎の意を表してくれたのです。
普段この反対の対応をされることが多い私はこのお店の姿勢に痛く感動しました。

そして暫し生地選びをして寸法やデザインは前回同様にしてお金を支払いお店を後にしました。
10分もしたでしょうか、館内に放送がかかりました。
「××からお越しの○○様、4階紳士服売り場へお越しください。」
ひゃあ~、恥かしい!
そんなことを思いながら売り場へ戻ると
「○○さま、申し訳ございません。先ほど選んでいただいた生地が
工場の方で切らしてしまっていておつくりすることが出来ません。
前回のときも再来店して頂いたのに同じことを繰り返してしまいました。
同様の生地ではありませんが良く似た雰囲気のものはこんな感じかと思います。
特にこちらは一流メーカーの特にお奨めの生地です。いかがでしょうか?」

店員さんは必死で名誉挽回策を施されました。
どの生地も私が先ほど選んだ生地よりも15%ほど定価が高いものでした。
同じ過ちとはいいながら、より高い生地を追加料金なしで選ばせてくれた姿勢を見て
恐らく街の路面店ではし得ないミス対応であろうと思いました。

ミスは犯してはいけません。
しかし、一つのミスをファン作りに変えてしまう店員さんの機転には脱帽です。
「二度も同じミスをしたから絶対にこのお店は使わない!」
そんなことを思うどころかまた使いたくなりました。

ミスをファン作りに変える姿勢は見習いたいものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

輝きを失わない

2007-12-20 | 経営改善
「暖簾に腕押し」という言葉があります。
こちらからどんなに訴えかけても反応が無く受け流される様をいいます。

久しぶりに怒りに体が打ち震えるほどの場面に遭遇しました。
気が付いたら両手のこぶしをギュッと握り締め
手のひらにはいやな汗が滲んでいました。

今年も何人かの殉職した経営者の方を見てきました。
先般も書いたとおり殉職=自殺ではなく
心半ばにして経営の最前線にいながら病気などで亡くなった経営者の方をいいます。
経営を真摯に考えるが故にストレスから病気になり命を落とされる・・・・。

その壮絶な生き様を見てきている者にとって
無責任な経営者の残念であり腹立たしいものになってしまいます。

売ろうともせず経費節減にばかり目をやり
金融機関へお伺いを立てるために書類作りに没頭する。
動かぬ経営者の姿を見て従業員は自分の仕事に枠を嵌め
それ以上に仕事はしようともしない。
そんな従業員の姿を見て、経費節減とばかりに従業員のクビを切る
クビを切られる同僚の姿を見て明日は我が身とばかりに
どうせ首になる運命ならと会社から搾取のみを考えるクビを免れた従業員達

悪循環です。
経営者に向かってどんなに現状を訴え、
抜け出す方法を教え
実際に行動の報告までさせ、
それでも動かぬ経営者は自分に正当性を与えようとしています。

可哀想なのは従業員であり取引先です。
経営者には輝きを失って欲しくないものです。
一度失った輝きは取り戻すのに相当な時間を要するようですから・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

良心の呵責(かしゃく)

2007-12-15 | 他人のフリ見て我が身を正す
心痛みます。
日本人が『カネの亡者』になってしまいました。

霜降り馬肉、実は馬脂注入 居酒屋チェーンに排除命令(朝日新聞) - goo ニュース

自分が食べるものでなかったら何をしても良いのでしょうか?
儲かりさえすればどんな姑息な手段を取っても良いのでしょうか?
これが本当に日本人のすることなのでしょうか?
チャイナフリーだなんて言って中国を蔑(さげす)むことなど出来ない状態です。

消費期限や賞味期限の改ざんは許されるものでは有りませんが
全世界的に言うと「もったいない」という気持ちから
ものを粗末にしたり無駄にしたくないという
気持ちが先に立っているのであれば分からなくもありません。

しかし、今回のような偽装は詐欺行為です。
まったく言い逃れの出来ない中身の行為です。
知らずに食べた人に言わせると
「ニセモノを食べさせて厨房で笑っていたのか!」といいたくなる内容です。

儲ければ何をしても良いというものではありません。
勝てば官軍という諺を間違って取ってはいけません。
排除命令を受けた企業には是非とも良心の呵責に苛まれて欲しいものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

機転

2007-12-14 | 経営改善
「申し訳ございません。折り返し電話させてください。」
何故こんな一言が言えないんだ!

何度やり方を話しても従業員たちは上手くやれないというのです。
某企業の社長が憤慨しながら
自社の従業員の体たらくぶり(?)を嘆いておられました。
勿論スタッフの方達がいない別室でです。

多い時は3名のスタッフの下へ最大6本の電話が同時に鳴り響きます。
話をしている最中に次の電話が鳴り響く恐怖感はたまったものではありません。
私ならとうに音を上げてしまうであろう状況に、スタッフの方たちは日々挑戦し続けておられます。

確かに社長の言うとおり機転を利かせれば
こちらもお客様も忙しい電話応対をしなくて良い訳ですから
「かけなおします」の一言は大切です。

もしも自分が相手の立場に立ったらという事を考え電話応対をすると納得できるように思います。

一つのやり方
今までのやり方
それを良しとせず色々と試してみたいものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする