日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

お金払えない。。。

2024-06-08 | 税金・節税・資金繰り
今週は、資金繰りに窮したご相談が多い週でした。

数十年前にした設備投資が重荷になって金融機関への返済が出来なくなった。

元々資金繰りが窮屈だったところへ能登半島大震災
被災した設備の修繕費用が過大でその支払いができなくなった。

その他にも事業を継続していくうえでの資金繰りに
課題難題を抱えるご相談がありました。

安心材料になるかならないかは別として
会社は借金で倒産するのではなく
儲からないから倒産するんだということを説明させて頂いています。

そして、
儲かる要素が多いなら事業は継続する
儲かる要素が皆無なら廃業する(手法は別として)。
ただ、貸し手側と根気よく相談をして
倒産(自己破産)の道を選ぶのではなく
廃業の道を選ぶ
そんな決意も必要なことをお話しさせて頂いています。

依然として多い金融に対する誤解
特に(良く分かっていない)連帯保証人の責任と
借金は命に代えてでも返すもの(という錯覚)
そして、
借金返済=こわもてのお兄さんの登場なんて
馬鹿げた知識を
いまだに引きずっているものですから
返せない=自己破産か命で償う
なんて短絡的な考えを起こしたりするのです。

金融機関からの借金があっても事業は継続できます。
金融機関からの借入が多いからと自分の生活を犠牲にする必要はありません。
ましてや、家族の人生まで借金の方に差し出す必要なんてありません。

ただ、しつこいようですが
「儲からないなら商売はしない!」
この鉄則だけはお守り頂きたいものです。
一時的に返済が困難な時期があったとしても
儲かれば必ず返せるようになります。

借入の返済を放置しておくわけにはいきませんが
儲けることを最優先にして頂けると問題解決は早まります。
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損をしない投資術

2024-03-09 | 税金・節税・資金繰り
最初にお断りをしておきます。
私は、
「生活費(会社で言えば運転資金)は絶対投資に回さないでください」と
自分自身もそうしていますし、また、周囲の方にもお話ししています。

昨今の投資ブームで
株式や暗号資産、不動産、金の高騰により
にわかに投資に目を向ける人が増えていますが
投資は勉強が必要ですし
素早い決断、行動も必要です。
投資は自己責任と自己判断です。
結果を他人のせいにするような方は
絶対に投資の世界に入るべきではありません。

自分の生活費までつぎ込んだり
借金してまでやるべきものではないのです。

ということで今朝はGeminiに次のような質問をしました。

ーGeminiへの私の質問ー
投資で資産を増やそうとするとき絶対に守るべき運用術を
やるべきこととやってはいけないことをそれぞれ15個ずつ教えてください。

ーGeminiの回答ー
15のやるべきこと
  1. 長期的な視点を持つ 
  2. リスクとリターンの関係を理解する
  3. 投資の目的を明確にする 
  4. 自分に合った投資方法を選ぶ 
  5. 分散投資を行う 
  6. 定期的にポートフォリオを見直す
  7. 投資の勉強を続ける 
  8. 生活防衛資金を確保する
  9. 余裕資金で投資する
  10. 感情に流されない
  11. 情報収集を怠らない
  12. 専門家の意見を参考にする
  13. 節税対策をする
  14. 記録をつける
  15. 税金対策をする
15のやってはいけないこと
  1. ギャンブル感覚で投資しない
  2. 短期的で頻繁な売買をしない
  3. 知らない商品に投資しない 
  4. 高額な手数料の商品に投資しない
  5. 借金をして投資しない
  6. 焦って投資しない 
  7. 人の噂で投資しない 
  8. 情報源を一つに絞らない
  9. 自分の経験や知識に過信しない
  10. 損失を放置しない
  11. 投資を諦めない 
  12. 周りの意見に流されない
  13. 投資を生活の全てにしない
  14. 無理な節約をしない
  15. 健康を損なわない
なるほどなるほど
Geminiちゃん、かなり優秀です。
私の過去の失敗は全てやってはいけないことをやったが故ですし
最近の僅かな成功はやるべきことを心がけているからのように思います。

私の場合、法人個人で資産運用をしているので以下のようなことを心掛けています。
・定期預金はしない(金利収入がほぼ皆無でお金の価値は目減りする)
・時計や車といった投資商品的なものに手を出さない(価値が分からない)
・短期で上場株の売買をしない(売買に忙しいのに儲からない)
・株式では投機的銘柄は選択しない(目論見外れが多過ぎる)
・他人の成功話を羨ましがらない(他人の成功は自分には無関係)
・株式の信用取引はしない(失敗の代償が大き過ぎる)
・株式は企業の長期的成長性を見て購入する(手堅い企業の株は伸びていく)
・NISAやiDeCoを活用する(税金対策は必須、税金分目減りする)
・投資対象は、不動産(賃貸)、株式(日本株、米国株)、金、暗号資産、債券そして何より自社株(分散投資は基本中の基本)
・生活費や運転資金を投資に回さない(過去に多くの投資家が失敗している)
・FXや為替などわからない分野に手を出さない(そこに入らなくても利益は出せる)
・高利回り商品に手を出さない(ほぼ詐欺)
・大手の業者しか相手にしない(信用リスク、倒産リスクを回避)
・うわさ話に乗らない(信じるのは確かな情報源のみ)
・経済や政治に関心を持つ(投資資産の行方を左右するので)
・賃貸など運用、配当金などで定期の収入を得る(値上がり益も期待できる)
・自社の経営に全力を尽くす(自社の経営こそが最大の投資の成果)
・借入は資産の裏付けがある場合にしかしない(資金繰りは大きなストレス)
・自分が自由にできるお金を持たない(浪費防止)
・必要以上の利益を求めない(あの世へは持っていけない)
こんな感じです。

世界標準から数周遅れの日本人の投資行動
成功しないでも
せめて失敗はしたくないので、ご参考になれば幸いです。
投資はあくまでも自己責任と自己判断であることをお忘れなく!
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倒産の流儀

2023-09-20 | 税金・節税・資金繰り
コロナ融資の返済が始まり
あらゆる業種で倒産、廃業ラッシュが始まりました。

そんな中
倒産の仕方が分からない
廃業の仕方が分からない
そんな声をよく耳にします(相談多数)

無責任に聞こえるけれど
法律に一切反することなく
自らの生活を守り
自らの再起を目指す
そんな倒産(実質的な)、廃業の仕方をお教えします。

倒産廃業するときの心得その①は
明日からの生活を確保することです。
これが無いから倒産後が不安で不安でたまらないのです。
先ずは明日からの生活(資金と収入)を確保し
自らの生活に心配が要らないようにする必要があります。

そしてその②
再起を図る道を残すことです。
その為にも従業員や税金、社会保険などは払いきるのです。
そして仕入先や外注先も払いきるのです。
従業員や一般の取引先に迷惑をかけることは
倒産後の再起を図るうえで大きな障害となります。
また、税金や社会保険に関しては「免除」などを期待してはいけません。
原則として減免はないものとして扱わないと
生涯後を追いかけてきます。

そしてその③
正しい法律知識を身に着けることです。
会社の借金は会社のものであって社長や株主のものではありません。
連帯保証人は連帯保証人となっている者のものであって
家族のものではありません。
会社と個人(家族)の切り離し
連帯保証人と個人(家族)の切り離しを理解しなければなりません。
会社が倒産するからと云って個人が犠牲になる
連帯保証人に責任が発生するからと云って家族が犠牲になる
そんな法律など無いことを強く自覚すべきです。

そしてその④
不払いは金融機関からの借入だけにする
もちろん詐害(さがい)行為や偏波(へんぱ)弁済になるような行動はNGですが
事業継続に必要なものはいつも身綺麗にしておくのが鉄則です。

そしてその⑤
事業は絶対あきらめない(という強い意志を持つ)
従業員に迷惑(給料の不払いや賃下げ)を掛けなければ
仕入先や外注先に迷惑(不払い)を発生させなければ
税金や社会保険を滞納しなければ
事業の継続は可能です。

そしてその⑥
金融機関への返済が出来なくても
自分の命で償う必要がないことの自覚を持つことです。

金融機関への返済が出来なくなると
金融機関担当者は難しい金融用語を並べ立てて
最後には
「どうなるか分かっているんですか!?」と凄みますが
金融機関担当者は凄んだとしても
手を出すこともなければ武器を出すことも出来ません。
役柄上凄んで見せているだけです。

金融機関へは
払いたいけれども払えない(返済資金が無い)という現状を話したうえで
事業を継続し続ける意思があることを明確に示し(言葉でOK)
例え月1000円でも返済する意思があることを言い続けるのです。
どうしてもそれが認められないというのであれば
免除して欲しい旨を申し出るのです。

ここでは一般的なお話しに終始していますが
会社の現状
個人の現状
経営者連帯保証人の性格
従業員取引先との関係
金融機関との関係など種々考慮すべきことがあるので
どこの誰にでも当てはまるとは言えませんが
要は
チャンと対応を知っている専門家に相談すべきということです。

ここでお話ししたことは
不勉強な専門家には対応が出来ないものです。
金融機関と対峙したことのない専門家には対応困難なことです。

是非
倒産の流儀を腑に落して
日々の経営に没頭して頂きたいと思います。
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なんでこんなギリギリなん!? 

2023-09-13 | 税金・節税・資金繰り
久々にMCF主催のセミナーやります。

今日が9月13日
セミナー開催日が9月25日
制度のスタートが10月1日

なんでこんなギリギリに。。。

と思われる方もありましょうが
ここへ来て「インボイス」に関するご質問やご相談が急増しており
今だからこそできる本番に則したインボイス制度のセミナーです。



講師は、私ではありません。
日々税務関連業務の最先端で指揮を執る
税理士法人マネジメントの社長税理士 田中健治が
微に入り細に入り
詳しく丁寧にわかりやすく説明いたします。

恐らくこれが制度開始前最後のセミナーになります。
是非ご参加くださいませ(^^)/
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甘えん坊さん

2023-09-09 | 税金・節税・資金繰り
甘えちゃいました💦

ニッポンと石川県に。。。

その額
これからの10年間で約230万円
コロナ融資で甘え
そして今回、物価高騰対策等総合支援特別融資制度の
伴走支援型特別保証制度を利用して
3,500万円を10年間(据え置き期間5年)で借換えさせて貰いました。
その信用保証料が10年間で230万円という訳です。

前年同月比5%以上売上が減少しているなどの要件に合致すれば
コロナ融資を借り換えさせてくれるという
弱い中小企業(←ウチのこと)にとっては
本当にありがたい制度です。

限度額は1億円
まだ6,500万円枠が残っている(?)ので
関連会社で更に5,500万円使わせて貰おうと思っています。
単純計算で約360万円の保証料を更に支援して貰うことになります。
(あくまでも「タラレバ」なお話しです。

賃金が上がり
物価が高騰し
そして国民がお金を使わなくなり
従来の経営手法が通じなくなった今
あらたなビジネスモデルを構築するまでの間
このような制度に甘えさせてもらいます。

そして必ずや高収益なビジネスモデルを構築し
今回の恩返しが出来ればと思っています。

酷暑の夏が終わり
そろそろ朝晩の空気に涼しさを感じるようにもなりました。
資金繰りを楽にして明日への活力として参ります(*^^)v
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貸す貸す詐欺に遭ったので。。。

2023-07-30 | 税金・節税・資金繰り
金融機関担当者の「貸します」という口車(失礼)に乗って
半年間融資を待ち続け
最後の最後に
「貸せません」の一言で融資を断られたA社
「貸す貸す詐欺」に遭ってしまいました。

A社は、これから社会のお役に立てればと
数年前に資本参加している会社です。

仕方が無いので私個人の資金も含めて
弊社グループが資金援助することにしました。

支援の手法は「リースバック」

この春まで某社社長との間で
その社長の店舗兼自宅を
私が買ってその社長に貸(いわゆるリースバック)していました。
(この春無事にご家族に買い戻して頂きました)

今回は不動産ではなく動産
ただし、価値のないものや換価するのが難しいものはNGなので
A社の社有車を買い上げてその会社に貸し付けます。

実はよく似た手法は既にグループ内では採用してるのですが
グループ企業が何社もあるのでこのようなことが可能となります。

それにしても金融機関担当者の「貸す貸す詐欺」
社長の命や精神的苦痛など全く気にも留めていないようです。

貸してもらえなかった社長が
疲弊した声で
「最後に提出した書類は上司にさえ見せていないようだった」とのこと

若い担当者が自分の判断で貸さないのは結構ですが
長い間引っ張るだけ引っ張って
借り手側の資金がギリギリのところで
「貸せません」の一言はあまりと言えばあんまり

自分たちの言動が
取引先企業社長の命さえ左右するのだ
という自覚は持っていて欲しいものです。

それはそうとして、
支援する企業が今後どのような展開を見せて行くか?
楽しみにしながら支援していきたいと思います。
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資金の社外流出を阻止せよ!

2023-07-07 | 税金・節税・資金繰り
ぬか喜びとは
当てが外れてがっかりするような一瞬の喜びのことを言います。

コロナ蔓延・・・真っ青
国からの給付金・・・一瞬の喜び
コロナ融資・・・救世主
コロナ5類に分類・・・安堵
コロナ融資返済開始・・・再び真っ青
コロナ融資の借り換え制度・・・再び安堵
そして
その利用をしてみて。。。ぬか喜び発覚←いまここ

弊社グループ会社で
先月からコロナ融資の返済が始まり
コロナ前の売上に戻っていないので
借換え制度を申込み
さっそく金融機関担当者が来てくれました。

そして必要書類の確認や諸処説明
そして、当社の場合の制度としての対応を話してくれました。

制度としては
最長15年返済期間
最長5年据え置き
というものだったので
もちろん最長15年返済
最長5年据え置きをお願いしましたが
15年返済はOKが出るものの
据え置き期間は1年ということになりました。

えっ!?
なんで??
なんで1年なん???
ということでその理由を聞くと

既に既往借り入れで3年の据え置き期間が有ったこと
そして更に5年となると元金返済が8年に亘り返済開始されないこと
売上がコロナ前ほど上がっていないことはわかるが
利益が出ていること(企業努力なのに。。。ウウウウウ)

という訳で
1年据え置きの残り14年で返済することを選択しました。

一瞬
10年返済にすると金利が0.2%安くなりますよとの言葉に
心を奪われそうになりましたが
そこはゆっくり返すことの方が大事なので
15年返済を選択しました。

結果は、一週間後に分かるとの事ですが
恐らく大丈夫でしょうという担当者の言葉を信じ
一年後から返済開始という朗報に触れられればなぁ、と思う次第であります。

最近とみに資金繰りの相談や廃業の相談
ギリギリのところでの企業再生相談が急増しています。

弊社グループは30億円という借入
毎年1億円超の元金返済をする身です。
金利急騰の今、一円でも社外流出しないことを念頭に資金繰りを進めています。
大切なのは「借入返済」ではなく「社外流出阻止」です。

手元にお金が有ればなんだってできます。
新規融資が難しくなっている今
一円でも社外流出を少なくし、以下に運用するかを考える。
金利以上のゲインが有れば
本業だって副業だってかまわない
とにかく一円でも多くの手元資金を持つのです。

という訳で
一円でも多くの資金を会社に残し、安定成長に繋げるため
売上増加施策はもちろんのこと
① 借入返済の長期化
② 無駄な税金を支払わない工夫
③ 資金を有効に使う
こんなことをやっていきたいものです。

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資金繰り

2023-06-28 | 税金・節税・資金繰り
久しぶりにお会いした経営者様

一瞬言葉を飲み込んでしまいました。
激やせ
疲労困ぱい
見るに見かねるほどの変貌ぶりです。

コロナ禍での資金繰り難から
私の元へ訪ねて来られ
相談に乗ってきましたが
過去一しんどい状況のようです。

近況をお聞きしても明確な打開策は持っておられませんでした。

それでも事業は諦めたくないし
自分らしさをこれからも事業を通して発信していきたいという
強い気持ちはお持ちでした。

ご相談当初から会社の倒産
自身の自己破産は考えていないとの事だったので
窮境状況での心の持ち方
倒産しない方法
自己破産しない方法
これらに対する方法、考え方をお話しし
「この難局を乗り切っていきたい!」
との言葉を頂きました。

過去にもそうでしたが
資金繰りに本当に追い詰められた経営者は弱いものです。
せめてその弱さを支えられる存在にと思い日々の仕事をさせて頂いています。

面談後に相談に来られた経営者様が
ニッコリ笑顔で
「元気でた!」
「負けません!」
「頑張ります!」
と力強い宣言を残して帰られたことで
少しだけお役に立てたのかなと思った次第です。

経営に換える命はないと思っています。
お金に換える命はないと思っています。
たった一度の人生をお金に苦しめられ続ける必要はないと思っています。
そんな時にこそ「正しい考え方、思考法」を持っていただければと思います。
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預金口座解約したった!

2022-10-25 | 税金・節税・資金繰り
今月
弊社グループ会社が
創業以来5年に亘ってお付き合いのあった金融機関の
借入金額700万円の最終回の返済が終わりました👏👏

なので
さっそく口座解約をしました。

インターネットバンキング利用料
月額1,100円がもったいないし
もう2度とこの金融機関からは借入をすることが無いからです。

実は
この口座解約には伏線があり
コロナが流行り始めた令和2年の春
コロナ対策のゼロゼロ融資が開始された際
こちらからコロナ融資の打診をしたところ
「このご時世で金融機関側から御社にお貸しすることはありません。」と
当時の担当者が言ったので
「じゃあ、今後は関連会社すべてで返済が進んでもどの会社にも貸すつもりはないんですね?そう理解して良いんですね?」
と返したところ
「そうです。お貸しすることはありません。」
とキッパリ回答されたのでその回答への対応として
借入金の返済完了月に口座解約を進めることに方針を決定しました。

もちろん当社グループの業績が悪い訳でもないのでその後も他の金融機関は
順次融資をしてくれていますし新規のお付き合いも始まっています。

そんな経緯を知らない窓口担当は
「口座を解約してしまうと今後融資の際お困りになりますよ。」とやんわり口座継続を促したようですが
「融資を受けるつもりがないので解約手続き進めてください。」と言って粛々と口座解約しました。

私の持論として「好きでない人と付き合わない」というのが有るので
「好きでない金融機関とは付き合わない」という行動をしたまでです。

ただ、グループとしては長いお付き合いのある金融機関で
クライアント先や弊社も個人もお世話になったのですが
コロナ前数年の金融機関の厳しい経営の中で
弊社に対する対応も変わったのだろうと受け止めたいと思います。

でも、きっと
数年前の自分だったら今回のような行動はとらなかっただろうと思うので
自分の変化にも実は驚いていたりします(良い意味ですよ)。
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カラクリ

2022-08-09 | 税金・節税・資金繰り
先日の記事「新年度計画(数値編)」でも書いた
新年度計画中の人件費600万円の削減計画

人を減らさず人件費のみを減らす
このカラクリをお話します。

このご時世
まさか従業員の給料を減らすことも
人員を削減することもできないので
人件費の減額は残されたたった一つの道
そう!私の役員報酬を年間600万円削減します。

会社としては
600万円削減することにより社会保険料の負担も減りますから
損益的にも資金繰り的にも大変ありがたい施策になります。

が、
チョッと待って!
このままでは私の手取りが減って生活が苦しくなる。。。
ということで
私が所有している貸し駐車場をこの会社へ売却します。
その売却資金はメイン行から調達することで昨日内諾を得ました。

私はこの貸し駐車場を担保に融資を受け関連会社各社への出資をしていました。
この個人の借入残をそのままメイン行が関連会社に融資してくれて
同条件のまま返済を続けることとしました。

即ち私の個人の借入金が法人の借入へとシフトする。

そんな手法を採ったという訳です。
この毎月の返済額を考慮すると月額50万円の役員報酬を減らしても
私の手取り(自由になるお金)は変わらないという訳です。

更には、この貸し駐車場はいくばくかの賃貸収入も上げているので
固定資産税や私の個人所得としての事業税(5%)の課税対象からも減額されます。

これに不動産仲介業をしている関連会社で売り手買い手の仲介に入るので
仲介手数料を不動産関連会社で計上することも出来ます。

個人の財産形成に興味を無くした今
今まで積み重ねてきたものを最大限に活用しながら
安定した経営に資することをして行きたいと思います。

まあ、苦肉の策と言えば苦肉の策なんですけどね。。。
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どん底の中の苦肉の策?

2022-07-22 | 税金・節税・資金繰り
今期の厳しい経営状況下
私個人所有の貸駐車場を売却することにしました。

私が30歳台だった頃当時のクライアント様が難病に罹られて
病気療養のために他県へ移るので買って欲しいと懇願されて買った物件です。

田んぼの真ん中の雑種地
当時は風致地区に該当し建物も建てられなければ
買い手もいない
そんな状況下での懇願
昔から頼まれごとにはイヤと言えない私なので
ついつい買ってあげたという代物です。

それから長い年月を経て
歩いて数分の所に市役所が移転し商業集積地も出来
今では市内でも一等地に隣接しています。

その貸駐車場にしている土地を関連会社Aへ売却します。
もちろん利益相反にならないように慎重に慎重に手続きを踏んでいきます。

この結果
① 私の月額25万円の返済が無くなります(この土地を担保に事業資金を借りています)。
② 個人として長期譲渡所得が発生するのでその分関連会社Aの役員報酬を大幅に引き下げます。
③ 役員報酬を下げることで私の所得税住民税が年間うん百万円下がります(これが大きい)。
④ 不動産収入が減るので個人事業税を抑えることが出来ます。
⑤ 関連会社Aは私の役員報酬を下げた分と貸駐車場地代分の利益が発生するので利益確保が出来ます。
⑥ 今回の不動産売買に関連会社B(不動産仲介業)を使うので、仲介料収入分関連会社Bの売上げ利益が確保できます。
⑦ 従来のままだと相続の心配をしなければならなかったけれどA社所有にするので相続の心配はなくなります。
などなどプラス効果目白押しです。

インフレ圧力が強まり
コロナ再拡大中の今
自分にできることを一つずつやって行く所存です。
たとえ自分の身を切り刻んででも生き残って参ります✊
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はした金?

2022-05-11 | 税金・節税・資金繰り
お陰様で来月あと一回返済できれば
5年間毎月333,000円の元金返済をしていた借入
2,000万円が完済となります。

この5年間を振り返ると涙なしでは語れないほどの苦労がありました。
ああ、あの時
ああ、この時。。。
なんて感慨は一切ないのですが
ひとつ気になっていることがあります。

それは融資している金融機関のこと

保証協会の保証を取り
私の個人保証(連帯保証)を取り
100%回収困難になることの無い貸出し
これが完済されてしまうのに何の音沙汰もありません。
優秀な担当者なのでたかだか2,000万円の貸出なんてはした金
有っても無くても同じなのかもしれません。

それでも過去には完済前に「借り直ししませんか?」なんて言葉を
ひと声かけてくれたものです。
そういう意味では今の対応にちょっと寂しい思いをしたりします。

この5年間で金融機関を取り巻く環境が変わりました。
コロナで世界の常識が変わりました。
会社を取り巻く経営環境もまた然りです。
でも、借入返済完了を目前にして声掛けの無い状況には
時代の流れを感じざるを得ずチョッと寂しい思いをしたりしています。
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銀行融資受けたい方へのノウハウ

2022-04-15 | 税金・節税・資金繰り
関連会社Aで昨日某金融機関から1億4千万円の融資内諾を頂きました。
融資を申し込んだ会社Aのメイン行ではありません。
関連会社Aとしては新規取引の金融機関です。

関連会社Bでは昨年から取引を開始していて
新規設立の関連会社Bにも関わらず11億円の枠を取って貰い
現在7億円程融資して貰っています。

Aに融資を断ったメイン行である某金融機関は
当社グループの中軸事業の税理士法人にならどれだけでも融資するけれど
それ以外の会社には出しにくいという話でした。
それで事前にメイン行の承諾の下、
今回融資内諾をくれた金融機関へ声をかけた次第です。

コロナ禍、原料高、円安、世情不安
こんな経営環境の中
もしもという時のために融資を受け易くするノウハウをお教えします。

そのノウハウとは
①単月損益黒字を繰り返す
②経常収支をプラスにする
③わずかでも業況拡大させる
④設備投資少な目維持 
⑤小さな運転資金を短期で借りる 
⑥借入返済をきっちり守る 
⑦月次決算報告を支店長相手にやる(担当者では意味がない)
たったこれだけです。

そこが難しいと言われる方があるかと思いますが
そこは自身の経営の仕方、経営に対する意識を変える必要があります。

これからますます厳しい経営環境になります。
備えあれば憂いなしです。
今日お教えしたノウハウ
しっかり身につけて頂きたいと思います。
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良い借金 悪い借金

2022-02-24 | 税金・節税・資金繰り
私は私個人と会社を含め現在20億円超の借金をしています。
年1.2%の金利の条件で借りているとすれば
金利だけで月間200万円、年間2400万円の借入金利を払っていることになります。

そしてこの借入を20年で返済しようとすると
年間1億円
10年で返そうとすると年間2億円の元金返済が必要になります。
月額1000万円、2000万円単位で返済をしていることになります。

「そんなに借りてどうするの?」
と思われるかもしれませんが
これが私の仕入れであり
ノウハウの取得であり
経験値の取得であり
広告宣伝の一環を成しています。
なので借入は大きければ大きいほど私の事業の力となってくれます(ハズです)。

最終的に借入は
金利と元金を返すだけの収益(利益)を挙げられれば良いのです。
元金と金利が返済できるのであれば
いくらお金を借りていても良いのです。

ウクライナ情勢や
コロナ後を見据えた世界的好景気により
金利が上昇傾向にあります。
この状況下でも金利と元金が返せるのなら
借入をしてでも更なる売上、利益が上がる手立てを考えるべきなのです。

私の借入は当面30億円がMAXだと思っています。
これは次なる収益の柱(太い柱の必要無し)が見えてこないので
現在進行中のプロジェクトが終了した時点での借入残高が
30億円で止まるであろうということです。

よく
借入が無かったら毎月の収入は全部自分のものになるのに
なんで自分の収入のほとんどが返済に回るような勿体ないことをするのか?とも言われるのですが
借入が無かったら
金利や返済元金を上回るような収入は得られないのです。

金利ゼロに近いような経済環境がずっと続いていたのに
そのチャンスに目を向けることなくコツコツと預金ばかり増やしてきた方に
これからの爆発力はありませんでした。
借入返済はあるけれど爆発的収益獲得能力を持つことこそ
これからの厳しい世の中で生き残っていけるチャンスがあるのです。

借入は「悪」なのではなく
借りないのは「悪」であり
返せなくなるようになるのが「悪」なのです。

無理に借りれをしなさいと言っているのではありません。
借りないことによる大きなチャンスの取りこぼしがあることもある。
そうお伝えしたかったのです。
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下請けいじめ断固反対!

2022-02-21 | 税金・節税・資金繰り
公取も
中企庁も
政府も
元請け企業による下請けいじめを
本格的に是正する気はないようです。

公取や中企庁につづき政府も
金融機関への紙の約束手形を2026年に廃止するよう要請するようです。

企業の資金繰りにも影響する約束手形
国としては影響を極力少なくしてソフトランディングさせたいという思いがあるのでしょうが
約束手形は元請け企業による下請けいじめです。
元請け企業の資金繰りを約束手形という紙きれで下請け企業匂わせているのですから。。。。
しかも現在も最長120日
業界によっては規制しているようですが
それでも60日以内が目標値となっています。

紙の約束手形は
用紙代
印紙代
人件費
管理費
リスクマネジメント
たくさんのムダが生じます。
それを国が「努力目標的に2026年までに」とは何たることか!
ということです。

下請け有っての元請けではないでしょうか?
コロナ禍でジャブジャブに出したゼロゼロ融資の反動で
金融機関の財布の紐はかなり強く結ばれてしまっている感があります。
そこへもってきて2026年目標なんて言われたら
元請けは助かっても下請けが助かることはありません!
もっともっと早くに紙媒体を無くすべきです。

民間に要請するからできないのです。
強力な法律で是正させるのです。
それが出来るのは国会議員が集まる立法府国会しかないのですから
どうでも良い議論をグダグダやっていないで
真にニッポンのため
ニッポン国民のためになる議論をしていただきたいものです。
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