日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

戻ることの容易さ

2008-10-29 | 危機管理
信用を得るには何年もかかります。
しかし、信用を失墜するのは一瞬です。
積み重ねるのは努力が必要ですが
崩すのはいとも簡単に出来てしまいます。

「変わらなければなりません。」
こんな言葉を日々関与先様に言っています。
これをわが身に置き換えると…。
時々赤面するようなことが起こっていたりします。

弊社はホームページに「常に関与先企業の手本でありたい」と謳っています。
謳っているからには弊社に籍を置く者はその意識を持つように指導しています。
従って、私の不在時はいつも以上に力を込めて
関与先様の手本であろうとしてくれているはずです…。
などと裸の王様が発するような言葉を言うつもりはありません。

昨日は早朝便で東京に出張でした。
そして今日は早朝から能登へ出張でした。
社内に私の空気が無くなって二日…。
今日夕方、二日ぶりに帰った社内の空気は澱んでいました。
社長が居ない時にその会社の本性は現れる…。怖いものです。

苛立ちの強めの言葉を社内で発し
揺らいでいた緊張感を一瞬にして
社内に取り戻させることをしなければなりません。
悲しいものです。

弊社の従業員に対する社内教育の時間は雄に120時間を越えます。
そして社外研修も年間30時間以上を課しています。
それ以外にも毎朝の本気朝礼で汗を流さんばかりの大声を出しています。
それほどの教育をしていてもやらないことの楽さを身体は覚えているようです。

いつもと違う空気を社長は感じるものです。
その空気を感じられないとすると社長業はやって行けないかも知れません。
戻る事の容易さを払拭する体制を作りたいものです。
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無心

2008-10-23 | 自己啓発
できない・・・
やったことがない・・・
誰かやったことはあるのか?

考えれば考えるほど動けなくなる自分
自分はなんて駄目なヤツなんだと
自虐的心境に落ち込んでいく・・・

なぜか人間はこのような負の思考回路になってしまうようです。
しかし、なぜかこのような負のスパイラルを人は好んでしまうようで
駄目な自分を演じて喜んで(?)しまう傾向があります。

失敗する人
動かない人
動けない人
人のせいにする人
この人たちにとって共通する思考回路がこのマイナス思考です。

マイナス思考から脱出しようともがき続ける人はまだしも
まったくもって負のスパイラルに身を任せ
どんどん深みには待っていく人がいます。

脱出するのは簡単なのにです…。

動けば良い
考えずに動けば良い
自分の思うままに動き
指摘を受けたら直せば良い
叱咤されたら素直に聞けば良い
直せば良い
あくまでも自然体
自分の気持ちを込めなくて良い
動け
動け
動け

動かざるはマイナス思考のなせる業
机から離れないのは変わりたくない心のなせる業
何も考えることはありません。
ただひたすら無心になるだけです。
考えるな!そのまま受け入れなさい。
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実体経済に巣食う虚無の世界

2008-10-20 | 危機管理
リーマンブラザーズの破綻はこんな所にまで…
そんな思いのするニュースが流れています。

老舗ホテルに金融危機の波 東京・品川駅前(朝日新聞) - goo ニュース

問題のホテルに係わらず日本全国に数多くのホテルやゴルフ場を
いわゆる「禿げ鷹ファンド」の一員として取得してきていました。
石川県でも高級老舗旅館が再生型の買収をされていました。
これらのホテルやゴルフ場が次々に閉鎖されていく危険性に遭遇しています。

何でもかんでも自由化という言葉に騙されて日本買いをされ
結果として多くの失業者を出してしまう…。
野村證券に買われたリーマンブラザーズの社員が
年収4000万円で再就職の交渉をしているという話を聞くと
複雑な気持ちになってしまうのは私だけでしょうか?
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黒字企業の共通項

2008-10-19 | 経営改善
世界大恐慌が囁かれています。
こんな時代だから業績が悪くて当たり前なんて嘯く経営者が増えてきました。
しかし、経験上企業の成績の約8割は企業内部の体制によって左右されます。
それでも自分は悪くないと言いたがる経営者が後を立ちません。

そこで「黒字企業の共通項」をご披露したいと思います。
自分の会社はこれに当てはまるかどうか見直していただきたいものです。

1.明るく元気だ
2.厳しさがある
3.スピード感がある
4.きれいだ
もちろん、この4つが揃っているからといって必ず黒字とは限りません。
黒字企業が多いということです。
しかし、これら全てが出来ていない会社は決まって赤字です。

朝は皆が大きな声で挨拶をしていますか?
ほんのちょっとしたルール違反に目くじらを立てて正そうとしていますか?
歩くとき踵を引きずってズリズリ歩いていませんか?
ウチの会社は古いから…と言って掃除すらしていないなどという事は有りませんか?

社風を変えるときにはパワーが必要です。
そのパワーは上から下へ与えていくものです。
是非とも大きな声で朝の挨拶から始めたいものですね。
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ゴミ箱を置くからゴミが出る

2008-10-15 | 経営改善
5Sを進めて行こうとするとき根本的に考えを改めないといけないのが
ゴミを片付けるのか
ゴミを出さないのか、という事です。

一般的には対症療法的考えである「ゴミは片付けましょう」という考え方ですが
これではいつまで経ってもゴミに悩ませ続けられてしまいます。
なぜならゴミを片付けやすいようにと
たくさんのゴミ箱を買い漁り
結果として、ゴミ箱に山のようにゴミを積み重ねてしまう。
これでは、本来の意味の清掃、清潔ではなくなってしまいます。

必要なのはゴミを出さないようにする工夫です。
ゴミを出さないようにするにはゴミ箱自体をなくす事です。
ゴミ箱があるから無造作にゴミの原因を作るわけですから
発想を転換してゴミ自体を無くすのです。

今までポイポイと紙屑を丸めて捨てていた紙切れも
4つに切って裏紙をメモ用紙にするだけでも
エコにも通じるしゴミも半減する事になります。
意識を変えるだけでも改善には繋がりますが
根本的に変える事を考えてみたいものですね。
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人育てに見返りは求めない

2008-10-13 | 自己啓発
中小企業の会社経営で難しいもの
それは人を育てるという事でしょう。
中小企業という閉塞感があるのか
従業員の中でも一定以上のスキルを身に付けると
転身したり転職したりする人は少なからず出てくるものです。

ある社長からの質問です。
「私は、私の会社が身銭を切って従業員を育てて
やっと一人前になったと思った瞬間、辞表を出してくるから
今後は一生懸命には育てないでおこうと思うけれど、良いですよね?」

この問いに対し私の回答はいつも決まっています。
「人を育てないから経営が上手く行かないという事を考えてみたことは無いですか?
社長はいつもご自身の従業員さんを「役立たず」と仰っていますが
役立たずを育てているのはご自身かもしれないと考えた事は無いですか?
中小企業の従業員の約7割は自宅でのスキルアップをしていない訳ですから
会社で教えなかったら全くスキルアップは望めません。
本当に必要なのはスキルアップをした従業員さんが
ここにずっと居たいと思う魅力作りでは無いですか?」

私のこの言葉に反論をされる社長はほとんど居られません。
きっと社長ご自身がその部分を痛感されているからでしょう。

人育てに見返りを求めようとするから会社の魅力作りが疎かになります。
先ずは従業員が一生この会社にいたいと思う魅力作りをしてみてはいかがでしょうか?
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今日の自分は昨日までの私の作品

2008-10-11 | つれづれ
晩年を汚す人はたくさんあります。
自分の一生の最後を『逮捕』や『犯罪者』として残す例がそれといえるでしょう。

三浦和義元社長が自殺 移送先のロサンゼルスで(朝日新聞) - goo ニュース

もっとも三浦和義元社長の場合は、一度日本では無罪となっていながら
今回、限りなく有罪判決を受ける可能性がある逮捕となった
異例な例なのかもしれません。

三浦和義元社長を擁護する気などさらさらありません。
私自身、氏は限りなくクロであろうと思っています。
しかし、あまりにもあっけない最期に「今までの拘りはなんだったのか?」と
問い詰めたい気持ちでもあります。
自分が奥様を殺していないと主張し続けていたのが
あまりにも簡単な翻意によって終結してしまうのは
人としてどうなのだろうかと思ってしまいます。

独房で自殺という最期を選択した氏は
ロスアンゼルスへ移送される際に
その被っていた帽子の言葉から察しても
既に死を選択していたのかもしれません。

殺された奥様の遺族の心情を察すると
氏の選んだ最期には納得できないものを感じざるを得ません。
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一日一日の積み重ね

2008-10-10 | 経営改善
信用収縮による世界恐慌の足音が近づいてきています。
日本ばかりではなく全世界の国々がその対策に躍起になっています。
それでも金融機関を信用できない人々
それでも国を信用できない人々
それでも株式市場を信用できない人々が
自分で自分の首を締め付けえるかのごとく
自分を見失いながら1円の損もしないようにと株の投売りをしています。

このような状況下では死なば諸共ではありませんが
自分だけが助かれば良いと思ってジタバタしても仕方が有りません。
どっしりと腰を落ち着けて
今時分が出来る自社の強みを伸ばすことをしなければなりません。

自社の強みは何ですか?
他社には本当に無いものですか?
どこに特徴がありますか?
こんな質問に何のためらいも無く答えられなければなりません。

毎日の営業で1円でも良いから利益を出し続けたいものです。
1円も毎日なら年間365円になります。
1,000円利益を出せば365,000円
10,000円利益出せば3,650,000円になります。
日々の積み重ねは大切にしたいものですね。
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あなたの会社を売ってください

2008-10-09 | 自己啓発
おいおい!
日々改善めトチ狂いやがったか!
そんな風に言われそうですが
昨今、事業承継相談が山積しその対処をしている時にふと思ったのが
会社っていくらで買って(売って)貰えるのだろうかという疑問です。

今日相談を受けた会社様は買う側有利な内容でした。
しかし、売る側には背に腹を変えられない事情があったようです。
もっとも、売る側買う側が合意をしての売買価格の決定ですから
高い安いは言えないのかもしれませんが
しっかりとした企業評価をした場合には営業権の評価は異なったように思います。

この20年で減少した事業所数
実に114万件にも及びます。
530万社強が419万社になってしまいました。
減少している事業所の中でも後継者不在による廃業が目を引きます。
そんな中で、従業員を守り取引先を守る方法といえば
自分の会社を売ることです。
正確には事業譲渡や株式譲渡、合併などのM&Aということになります。

あなたの会社はいくらで売れると思いますか?
債務超過
ブランディング商品やサービスの不在
多額の訴訟の危険性の存在
そんなことがあるとすると『1円の値段もつかない』なんて事もありそうです。

自社の価値を高めることをやって行きたいものですね。
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国家破綻の足音

2008-10-08 | 危機管理
ここ数日胸が悪くて仕方がありません。
大学卒業後26年間で始めての胸の悪さです。
モヤモヤしたものが胸の奥底で蠢いています。

アイスランドの首相が「国家破綻するかもしれない…。」そんな事を言ったです。
国内の金融機関の資金手当てがつかない状況になり一時国有化する始末です。
ベルギーでも
イギリスでも
アメリカのみならずヨーロッパの国々が金融の信用収縮に陥っています。
勿論わが国日本もですが…。

こんな時の一番の脱出方法は慌てない事につきます。
慌てるからこそ保有している株の投売りが始まります。
慌てるからこそ円買いドル売り、ユーロ売りが加速します。

グローバル経済の弱点が露呈されています。
金融に頼りきった経済構造が軋み音を立てています。

落ち着け落ち着け!
自分可愛さのちょっとした行動が
世界経済を崩す元になっていることを知らねばなりません。

落ち着け落ち着け
みんな同じ状況下にいるのだ
自分だけが苦しい状況ではないのだ
命まで取られる訳ではないのだ
ここはひとつ落ち着いた大人の対応を取りたいものです。
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人間は過去の習慣の奴隷なるかな

2008-10-06 | 気になる一句
国木田独歩の言葉です。

人間は成功体験を引きずる動物です。
成功体験という甘い誘惑が新たな状況に自分を追いやることを避けさせます。
結果として、現状打開をしたがらない亡霊のような生き方をしてしまいます。

赤字続きの企業様があります。
そんな企業様に限って何をやってもうまく行かないと嘆いておられます。
そんな言葉を聴く度に、
お気の毒に思う気持ちと
本当にそうなんですか?と尋ねたくなる気持ちが交錯します。

なぜなら
同じような業種でも黒字企業は存在するのですから…

一方で赤字だと嘆き何もしない経営者がいて
方やこんなもんですよと次々に新手を施して行く経営者
違うのはたった一点
成功体験に縋り付くか付かないかです。

人間は過去の習慣の奴隷なるかな
自分自身に言い聞かせたい言葉です。
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臨機応変

2008-10-05 | 他人のフリ見て我が身を正す
10月3日に毎年恒例の経営革新セミナーを開催させていただきました。
主催者側発表の参加人数は110名
当初目標の180名の参加者を動員できなかった事は課題を残す形となりました。
アンケートを見る限り参加者の評価はまずまずだったようですが
主催者側としては顔から火の出るような事がたくさんありました。
その内容は弊社内での反省会で徹底的に改善して行きたいと思っています。

細かな部分は社内で揉む事としますが
この研修会を通じて感じた事は「臨機応変を身に付けさせることの難しさ」です。

練習した事は出来る
申し合わせした事を忘れなければ出来る
身に付いているものは突然の変更が有っても対処できる
しかし、練習もしていないし申し合わせもしていない。
ましてや身にも付いていない事が突然発生すると全く対処できない。

意識の差と言ってしまえばそれまでなのかもしれません。
しかし、人の動きをみることの訓練をしていなければ気付きは生まれません。
人の心の動きを態度や表情で察知する事を訓練しなければ気付きは生まれません。
今何をしなければならないのかを訓練しなければ気付きは生まれません。

親が子に教えるものを持たなくなったせいか
こどもは人の動きや心の動きに無頓着になってしまいました。

臨機応変
この言葉の重さを痛感しています。
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出来ない理由を作らせない

2008-10-01 | 自己啓発
ある例会での出来事です。

私…次回の開催日は○月○日でお願いします。
A参加者…あれ!?その日は、他県で△△の会があって何人もそちらに参加する筈ですよ。
変更できないんですか?
私…えっ!?スミマセン、気付きませんでした!
A参加者…この会よりも優先されるべき会合があるとそちらへ皆が出てしまいますよ。
私…変更を検討してみます。
A参加者…せっかく開く例会だから一人でも多く出てもらえるようにしましょうよ。
私…そうですね。変更かどうか至急確認します。

1時間後・・・
私…申し訳ありません。変更を検討しましたが変更できませんでした。従って次回例会は○月○日でお願いします。
B参加者…ちょっと、ちょっと…。どんな会でもそうだけれど、参加しない人は血眼になって参加できない理由を探しているんだから、簡単に参加できない理由を作らせちゃダメですよ。次回からは出来ない理由を作らせないようにしましょうよ。
私…本当ですね。参加している人はいつも参加していますものね。その方達は、出来ない理由をなくしているから参加できるんですものね。次回からは、出来ない理由は作らないようにします。
B参加者…開催する人たちの苦労を知っているからこそ言っているんで気を悪くしないでくださいね。
私…気を悪くするどころか感謝しています。本当にありがとうございました。

何事においても出来ない人は出来ない理由を探しています。
出来ない理由を探しているからこそ絶対にできることは有りません。
従って、そんな人の今日は、昨日までと何も変わることがありません。
変わらないといけない時代です。
出来ない理由を排除していきたいものですね。
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