日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

人は借金で自殺しているんじゃない!

2007-03-31 | 税金・節税・資金繰り
借金の解決は必ず出来る 青木ケ原樹海に看板設置(共同通信) - goo ニュース
青木ヶ原の樹海に看板設置は、
確かに対症療法としては効果があるかもしれません。
しかし、人は何故自殺するのかを考えないと
対策をする側と自殺志願者とのイタチゴッコがいつまでも続きます。

私の数少ない経験の中でも
借金自体の責任の重さで死ぬ人は殆んどいません。

自殺する理由は、人からの責めです。
マチ金、サラ金からの死ぬほどの責め
キャッシング会社からの必要以上の責め
金融機関、保証人達からのキツイ責め
取引先からの責め
そのキツイ責めを見た、家族からの追い討ち
これらの責めで、行き場を無くすのです。

借金をした側に責任は当然あります。
しかし、返してくれると判断した貸し手の責任はどうなのでしょうか?
保証人が、「保証をする」という潔さはどこへ行ったのでしょうか?
保証協会が、保証料を取りながら保証人を徴求するのは
商取引としておかしくないのでしょうか?
仕入先も貸し倒れの危険性を認識もせずに、
取引する無責任さはいかがなものでしょうか?

借金のある人この指とまれ!
そう言いたくなります。
心のケアをしてあげたくなります。
世の中の流れを教えてあげたくなります。
債権者からは「そんな無責任な!」と叱られそうですが
その一端を担いでいるのは、誰あろう債権者自体なのです。

お金のために人の命を奪うな!
人の命は尊いものです。
債務過多になっている人に救いの手を一刻も早く伸ばさないと
無駄死にする人がまだまだ続くのは必至です。

借りる時に借金返済できなくなったときの対処法を
書面化すべきだと思います。

本当にまじめに経営しているのに
借金だらけになっている方は
絶対に死まで追いやってはいけないと思います。
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褒め方

2007-03-31 | 自己啓発
きれいな服ねぇ。
きれいな髪形ねぇ。
いいお家ね。
褒め方には、二通りあります。

その人の内面を褒める褒め方と
その人の外側を褒める褒め方です。

最初の三つの例示は、実は後者です。
褒められ慣れている人にとっては、
ちっともうれしくない褒められ方です。

褒められてうれしいのは内面を褒められた場合です。
外観を褒めるのではなく、内面を褒める
即ち、センスを褒めて上げるのです。
服や髪型や家は、その人そのものではなく
他人が作り上げているものです。
そうではなく、センスやその人事態をほめてあげることが大切なのです、。

その洋服、センスがいいわね。
青の髪型は、きれいな髪が有ってこそよね。
目が肥えてないと、こんないいお宅にならないわね。
など、その人自身に入り込むのが
本当の褒め上手ということになります。

チョッと褒め方の工夫をして見ませんか?
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お題 「ねずみ」

2007-03-31 | 企業川柳五七五
先日、JRの某駅の立ち食いうどん屋さんでねずみが発見されました。
しかも、カレーライスの鍋から・・・。
発見されるまでにカレーを食べたのは14人
発見後、直ぐに店は閉店し
その事実を公表しました。
今のところ、健康被害の届出はないそうです。
そこで一言


      食べたとは

         死んでもいえない

             マウスカレー



知らずにねずみの出汁入りカレーを食べた方々、
ご同情申し上げます。
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我が子の将来を潰す教師

2007-03-30 | つれづれ
子どもの授業料80万円を滞納、中学教諭を懲戒処分(朝日新聞) - goo ニュース
「自分さえ良ければ…、という考え方はいけません!」
小さい頃、学校の先生に教えてもらいました。

自分が授業料を払わないということは、
周囲の人に迷惑がかかる行為です。
この中学教諭の子供達に同情します。
「先生の子供の癖に、お前は、みんなに迷惑を掛けてたんだからな!」
一生こんな事を言われ続けるのです。
馬鹿で身勝手な親父のために…。

発覚後直ぐに払ったという事は
本当は払えたんですよね。

しかも、依願退職ですから、しっかり退職金ももらえるし・・・。
ひょっとすると、早期退職に該当して
割り増しで退職金も貰っているかも知れません。
ズルイ奴は、トコトンズルイよなぁ~。
こんな事まで巷では噂されてしまうのです。

教師は、少なくとも法律と道徳は守って欲しいものです。
いや、今回の場合は、それ以前の当たり前の事です。
こんな先生に、何千人もの子供達が教えられたのかと思うと
本当に教え子の方々に同情します。

先生よ。聖職者であれ!
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時間が止まる世界

2007-03-30 | 他人のフリ見て我が身を正す
某政府系金融機関での話しです。
小規模企業共済からの借入金の借換手続きに
午後1:30にその金融機関の窓口へ行きました。

すると、窓口で先客に対応していた女性職員が
「お掛けになってお待ちください。」の一言
そう言われた私は、ソファーに座って待つことになりました。

窓口に一人、そしてソファーに一人
「まあ、10分位は掛かるかな…。45分には出れるかな?」
そう思いながら待つこと5分

まだかまだかと待ち遠しくそわそわしている私を見て
「この番号札をお持ちくださ~い。」の一言
番号は207番・・・。
「えっ!? 今頃、順番待ちカード??」
それでも、その声に従う私。

どうやら窓口で話しを続けている男性は少しトラブルがあるらしく
窓口の女性職員に食って掛かっています。
「長くなるのかな?他の職員が対応してくれれば良いのに・・・。」
窓口の後ろには何人もの職員いるのですが、
こちらも見ずにゆったり、ゆったり仕事をしています。

「ハァ~。。。」
そこは政府系金融機関の凄さ、
絶対に横の連携などしません。
私より先に来ていたソファーの紳士も
イライラした顔で、貧乏ゆすりのスピードを速めています。

漸く、窓口の男性が納得して書類に判を押し始めたのが
午後1:45分
「印紙をお貼りください。」と女性職員

時間が止まった・・・。

男性は印紙を持っていなかったらしく
隣の郵便局までお買い物
その間、行内の動きが止まったのです。

「おいおい!今の内に、僕に書類を頂戴!」
そう思いながらも、気の弱い私は恨めしそうに窓口を見ていました。
数分後、男性は印紙を買って帰って来ました。
書類に印紙を貼り、押印をし
「暫らく、お待ちください。」
そう言われて私から少し離れたソファーにどっかりと座りました。

そして、「206番の方どうぞ~」
「おっ!この紳士の次は自分だ!」と思った瞬間
「この書類をお書きくださーい。」と女性職員
イライラしていた紳士は、直ぐに書類を受け取り
必要事項を記入していました。
所要時間3分
あっという間に紳士は書類を仕上げ、
窓口の女性に書類を提出しました。
すると・・・。

「この書類に印紙をお貼りください。」
206番の紳士も印紙を持っていなかったらしく
隣の郵便局までお買い物です。

またしても、その間、時が止まりました・・・。

私を呼んでくれないのです。
「止めずに私を呼んでよ!」相変わらず気の弱い私は心の中で叫んでいました。

紳士の手続きが無事終わり
そして私の順番
「207番の方どうぞ~。」
脱兎の如く窓口に向い
手馴れた手つき(?)で、借換であることを伝え
書類を貰って、必要事項を書いて窓口に提出するまでに約2分

「はい。有難うございます。手続きには約15分~20分掛かります。」

「ハァ~。。。なんで???そんな難しい書類じゃないジャン」
遂に文句の言葉すら思いつかなくなった私は
ただ呆然とお客様用の雑誌を読んでいました。

一連の手続きが終ったのは、
入行から一時間の時が経過していました。

行内はゆったりした時間が流れていました。
そして時々時間が止まりました。
民間のサービス業であれば間違いなく10分で終了させます。

窓口に来ている人をお待たせしないという
サービスや思考は無いようです。
行内にばかり顔を向けて
窓口の向こうにいるお客様に目を向けることができない。
こんなことをしているから統合されてしまうのですね。

時間の止まる世界がここに存在していました。
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惰性で成り立つ信頼関係

2007-03-30 | 良い税理士・悪い税理士
難しい状況に遭遇しました。
ご紹介を受けてある企業様へ訪問しました。
理由は、現在の顧問税理士が、今までやったことのない仕事なので
その難問だけ、他の税理士に頼んでもらえないかとのことからです。
確かにその仕事内容は、一般の税理士が誰でもやるような内容ではないため
ある種、専門性を持った我社へお話を頂いたことは正解だと思います。

約二時間、じっくり会社様とお話をし
大まかな仕事の流れもご理解頂いた後
仕事を進める上で必要な過去3年の決算書を
次回面談時までにご用意いただくことをお願いしました。
すると、できない!の一言。。。

一瞬、身体が強張ったのを感じざるを得ませんでした。
過去に決算書で何かトラブルがおありなんですか?
そう聞いたところ
実は、過去に自社の決算書がネット上に公開されたことがあるというのです。
それ以来、決算書は顧問税理士とメイン銀行以外には
見せないことにしたというのです。

しかし、仕事を受託しプランを提案するには決算書が必要です。
コピーも頂けないですか?
それもダメです。
計算のし様がなくなってしまうのですけれど・・・。
見に来てください。ここでお見せするなら構いません。
う~ん。。。。
社内に帰らないと出来ない作業山積の中で
お客様の事務所内で仕事を進める・・・。
非常に難問です。

それまで、現在の税理士事務所が何もしてくれない
企業にとって必要な情報も何もない
事業計画書の作成指導すらない
決算対策も直前、、、、
色々不都合を言い並べていたのに、最後には
顧問税理士以外には決算書は渡さない・・・。
実際に、決算書は公告しないといけないものであるということも
企業様にはお教えしていないようでした。

親からの言い伝えで顧問税理士は
何があっても変えちゃいけないと言われています。
単発の仕事ですから顧問契約が代わることも無い筈なのですが
この一言の重みを感じたように思います。

惰性で成り立つ信頼関係が通用する世界もあるようです。
またひとつ、勉強になりました。
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クレームは朗報

2007-03-29 | 素敵な企業・素敵なスタッフ
久しぶりにすばらしい顧客対応の話を聞きました。
横浜にある高島屋さんというデパートでの対応です。
先日、某衣料品店のガッカリする接客を聞いていただけに
クレームをファン作りに出来ている企業の存在が立証されてうれしい気持ちです。

さて、事の起こりは商品購入の際についてくる
ポイント(キャッシュバック)の話です。
某日購入した商品についているはずのポイントが
店員さんに聞いていたポイント(10%)と異なる
1%セントしか付いていなかったというのです。

購入動機のひとつが、ポイントが10%付くなら
多少予算オーバーでもワンランク上のものを購入しよう
ということで、高い方の商品を購入していたということだったようです。

経緯が経緯だけに
ポイントの計算書が後日送られて来て、購入者は愕然とされました。
ない!付いている筈のポイントが付いていない!
こんなことならわざわざデパートで高い物を購入しなければ良かった!
もう二度とあんなデパートは使ってやらない!
さあ、意気込んでクレームの電話です。

どーなってんのよ!うそつき!!ペテン師!!
こんなことを言ったら喧嘩で終わるということで
事の成り行きをクレジット会社へ電話したそうです。
すると、クレジット会社では、購入当日の話が分からないので
デパートの担当者から電話をさせるとの返事だったようです。

ここからがさすがの一流デパートという対応なのですが
何時間後かの電話を待つつもりでいた購入者の元に連絡が入ったのは
僅か10分もなかったそうです。
そして、自分(担当者)が理解をしている事実を購入者に述べ
自社の店員の説明不足で生じたことなので
差額の9%分は翌月必ず付けさせていただくということを
何の躊躇もなく、何の衒いもなく回答してきたというのです。

たった一言の疑いの言葉も無く
変な弁解のひとつもせずに
ただ自社の対応のまずさを受け入れ
出来うる限りの対応をする旨を伝える。
まさに完璧なクレーム対応です。

このお客様は私にこのようなことの経過を
目を爛々と輝かせてお話くださいました。
勿論、今まで以上に高島屋さんを使わせてもらうとの事でした。

クレームは、お客様が気分が悪いのです。
お客様に対してその気分の悪さを詫び
出来る限りのことを即座にする。
クレームがファンを作る典型的な事例です。
是非とも、真似したいものですね。



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これで成約!かんたん住宅営業術

2007-03-28 | 講演会日誌
今日、住宅営業マン向けに表記セミナーを行いました。

ん!?
何で税理士が、プロの営業マンに向かって営業セミナーをやるの?
そう思われる向きも沢山あると思います。

しかし、住宅を過去に二度建て、
会社事務所やスタッフの住宅
コンサルティングのための何度とは無い住宅展示場への訪問
最近では、住宅メーカーの人間と思われて
展示場の営業マンが怪しんで本音を話してくれないことすらあります。
それほど、住宅には精通させていただきました。

毎回の事ですが、セミナー後にアンケートをさせていただいています。
そのアンケートの結果、一番多かったのが
大変参考になったという回答です。
施主から見た営業マンの姿を直接聞くことは少なかったようです。
また、営業の基本の基本である「話す」「聞く」というスキルが
驚くほど欠如している事も明らかになりました。

基本中の基本を見直し
お客様本位の営業が出来るようになりたいものです。
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電話一本の信用

2007-03-28 | 経営改善
能登沖地震の余震が今なお続いています。
被災地においては、雨も降り始め、不安が増大していることと思います。
被災お見舞いもうしあげます。

さて、今回の地震が起きたのは2007年3月25日午前9時42分でした。
この地震の後、一番最初に電話を貰ったのは
東京の関与先企業の社長さんでした。
時間は午前9時53分
第一声は「山根さ~ん、大丈夫ですか~?被害はないですか~?」
この一声で、瞬間「あっ!この社長は人を騙さないな!」と思いました。
電話一本がその社長の信用力をグンと上げたのです。

このあと、電話は非常にかかりにくくなり
金沢市内はおろか、県内はほとんど電話が通じなくなりました。
しかし、携帯メールは使えました。
このメールを使って、弊社スタッフ一人ひとりに
安否状況を確認するメールをさせてもらいました。
返信されてくるメールのほとんどが
ありがとうございます。
ご心配頂き・・・。
など、メールの文面に感謝や安堵が見え隠れしました。
あるスタッフは、住宅メーカーさんとの打ち合わせ中で
私からのメールを見て
「いい会社ですね。」といって褒めてもらえたということです。


被災翌日の朝は、弊社関与先さんへ全社電話をさせてもらいました。
「昨日は、大変揺れましたが大丈夫でしたか・・・?」
この電話で、ほとんど全ての会社さんが
「わざわざ心配して電話してきてくれてありがとう。」と
感謝の念を表してくれました。

災害時は、皆不安なものです。
たった一本の電話がお互いの関係を濃いものにします。
いつもと違う何かがあったら
直ぐに電話をしたいものです。

最も地震などの大災害時は
災害伝言ダイヤル「171」を使いたいですね。
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間違いは素直に認める

2007-03-27 | 他人のフリ見て我が身を正す
某格安衣料品店の話です。
そこは、中学校の指定体操服を独占して売っているお店だそうです。
弊社スタッフが注文してあった我が子の体操服を受け取りに行くと
その受け渡された体操服に何らかの違和感を感じたそうです。

何だろう…?

それでも違和感を覚えたスタッフは、はたと気づき
「名前の漢字が違っていますけど・・・。」
「えっ!違ってないですよ。」
「自分の名前は間違えませんよ!」
「刺繍してあるこの字が正しいんですよ。」
「いいえ、この字です。
名前だから間違ってもらっては困ります。直してください。」
そう言って、弊社スタッフは、店員に携帯で出した漢字を見せました。

それでも、店員は「合っている。」と言い張っていたので
弊社スタッフが、他の体操服も確認したところ、
3枚の体操服の内、1枚の体操服の名前は正しい字になっていたので、
「この字が正しいんです。」
「えっ!?・・・。」
それでも往生際の悪い店員は、
「違ってないですよ。ねぇ!」と、レジの後列にいた人に同意を求める。
突然振られたお客さんは携帯電話で漢字を確かめ、
「えっ!?いや・・・。違っているように思いますが・・・。」
「違ってないですよ。今更、違っているって言われてもどうしようもないです。」
「どうしようもないことは無いでしょ。直してください。」
「今から直したら何日かかるか分かりませんよ。学校始まっても出来ないかもしれません。」
「いいえ!学校が始まる前に直してください。ずっと前に注文したものです。」
「間に合いませんよ。」
「学校が始まる前に必ず直してください。」
そう言って、弊社スタッフは2枚の体操服をおいて来たとの事です。

この間、店員は一度も謝る事も無く
ましてや自分の非を一切認めることは無かったそうです。

最低の接客態度に呆れてしまいます。
いまだにこのような対応をとるお店があるかと思うと驚きです。
安いからどんな対応を取っても良いというものではありません。
ましてや、中学校の制服や体操服、
カバンやズックはすべて学校指定ですから
一円の値引きもせず、すべて定価販売なのです。
これほど儲けさせてくれるお客様は居ない訳ですから
せめて、自分の非は認め、商売人らしい対応は取って欲しかったと思います。

この一部始終を見ていた他のお客様も決して良い気持ちはしなかった筈です。
自分のミスを他人に押し付けるのではなく
すぐにきっちりした対応を取ってこそ商売と言うものです。

ミスは、ファン作りに繋げたいものですね。
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物言わぬ罪

2007-03-26 | 自己啓発
背広の襟が立っていることをそっと教えない罪があります。
ズボンのチャックが下りているのに教えない罪があります。
食事の後に口元に青海苔がついていることを教えない罪があります。
なぜか日本人には他人の欠点を指摘しない悪い癖があります。

襟が立ったまま何人もの人と会う度に
「襟が立っている」と思われるのに知らん振りをしている。
ズボンのチャックが下りたまま、何人もの人と会う度に
「チャックが下りている」と思われるのに知らん振りをしている。

日本人の優しさは人を殺す優しさです。
本当にその人のことを思えば
例え嫌われてもかまわない
欠点は欠点と教えてあげなければいけません。
もちろん、言い回しは工夫しなければいけません。
言い方が分からなかったら
「ごめんなさい。良い言い回しを知らなくて・・・。」と言えば良いのです。
それなのに、自分が嫌な奴と思われたくなくて
あえてその人に恥を掻かせてしまう。

子供の世界の虐めも同じことです。
虐められているのに助けない罪があります。
周りの人が言わないから自分も言わないというのは
あまりにも優しさがありません。

自分の目の前の人が
もっともっと周りから良く思われる人になって貰うために
一言言える自分でいたいものです。
他人に苦言が言えないのは
単なる利己主義者です。
本当の意味での優しさを見せ
物言わぬ罪を起こさないでいたいと思います。
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避難誘導というサービス

2007-03-26 | 他人のフリ見て我が身を正す
私の住み家は昨日能登半島沖地震のあった石川県です。
亡くなられた方や怪我をされた方、家を全壊された方など
被害もたくさん出ています。
先ずは、お見舞い申し上げます。
もっとも、私の実家は能登半島なので
多少なりとも被害があったようなのですが・・・。

県内のホテルや旅館も相当被害を受けた所もあったようです。

さて、今日は午後から金沢駅前にある
某航空会社系の低い方のホテルで会議がありました。
ここまで言うと地元の方は青い方のホテルと直ぐに分かる筈です。

三時少し前に昨日の地震の余震と見られる揺れがありました。
一瞬、メリメリという音が鳴ったほどですから
そんなに小さな余震でもなかったように思います。

このとき、会議に参加した人たちは口々に
地震だ地震だと言っていたのですが
ふと我に返ると誰からも避難経路を教えて貰っていないのです。
大きな揺れが来て、避難しないといけない時に
どうやって地上へ行けばよいか分からないのです。

宿泊時には非常階段などの説明はあるのですが
会議などの時は避難経路の話は無い様なのです。
こんな時期
しかも有名ホテルな訳ですから
せめて避難経路の説明くらい欲しかったものです。

直後にトイレへ行くと言って部屋を出たら
従業員さんたちは、無心に他の会議室の整備に余念が無いようでした。
お客様の安全と自分に与えられた仕事
天秤にかける訳では有りませんが
プロのホテルマン、ホテルウーマンとして
人名を大切にする行動が欲しかったと思います。

そうしないと、もう青いマークの飛行機には乗らないよ!
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死に場所は会社!

2007-03-25 | つれづれ
先般お亡くなりになった社長のお通夜に参列しました。
逆仏という言葉通り
本来先に逝く筈の親が
我が子を見送るという悲しい状況です。

私の好きだった社長のお父様(現会長)は
如何にも昭和一桁の芯の通ったお父さんです。
いわゆる「ガンコ親父」という感じの方です。

その心優しきお父様
そして品の良いお母様が
気丈に弔問客に相対しておられました。

私と弊社スタッフがお父様とお母様にご挨拶した際
お母様が目にいっぱい涙を浮かべながら
「本当に良い税理士さんに巡り合ったって言って喜んでいたんですよ。」
そう言われた時には、自分の力の無さに涙が溢れてしまいました。
「お元気になられると信じていたんですが残念です。」
やっとの思いで一声掛けさせていただきました。

式は粛々と執り行われ
最後に遺族代表のお父様がご挨拶をされました。
マイクを前にして
胸ポケットから挨拶の書かれた文書を出し
淡々と
本当に淡々と
一字一字しっかり
そして、本当にしっかり
個人の亡くなる直前の話をされました。

ある部分に差し掛かると、
それまで淡々と文面を読んでおられたお父様の肩が震えだしました。
そして、詰まり詰まり
「最後の最後まで『会社へ出たい!会社へ出たい!』そう申しておりました。」
この言葉を言うやお父様は涙を溢れさせ
参列者の中からも貰い泣きの声が溢れ出ました。

社長の死に場所は会社です。
最後の最後まで
会社を愛し
従業員を愛し
取引先を愛す
壮絶な生き様です。

私も社長の端くれです。
社長の孤独、苦しみは十二分に体感しています。
しかし、この体感も「経営のノウハウ」を知っていてのものです。
どこで力を入れ
どこで力を抜けば良いか知っています。
相談相手もいます。
詰った空気を抜く場所を持っています。
しかし、その抜き方、場所を知らない方にとっての社長業は
まさに地獄との境目にいるといっても過言ではない筈です。

これからは今まで以上に社長の傍に居てあげたい!
いざという時の空気の抜き場所で居てあげたい!
そう強く思っています。

逆仏といわれる悲しい状況はもう作りたくはありません!
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惜別

2007-03-24 | つれづれ
大切な方を失ってしまいました。
数年前に弊社の関与先になられた会社の社長様です。
弱冠40歳です。
私のブログで何度か書かせていただいた社長様です。

いつも笑顔で
真剣に経営に取り組み
周囲への面倒見の良い社長様でした。

昨年来、資金繰りや経営改善などで何度となく弊社へ尋ねて来られ
金融機関との調整や取引先との調整をさせていただいていました。
経営的にも数年前より内容も良くなり
これから本格的回復策を取ろうとしていた矢先の入院
そして、数ヶ月に及ぶ闘病の結果の逝去です。
まさに戦士と言っても過言でない状況です。

また、自分の無力さを痛感させられています。
何度も何度も相談に来られていたのに・・・。
抜本的改善策を取らせてあげることができませんでした。
ご本人は相当なストレスであったことが伺われます。
ストレスは健康な人間の身体を蝕みます。

経営アドバイスについて考えてしまいます。
アドバイスで終わるから
企業様がやろうとやるまいと言葉掛けだけで終わってしまいます。
アドバイスはやはり無責任であることを痛感させられています。
企業経営者と喧嘩をしてでも
もう来るなと言われても
何が何でも改善させなければいけないのです。

人の痛みは、当人を無くして初めて少しだけ分かる様な気がします。
苦しかったでしょうね。
お金がない。
支払いが迫っている。
たくさんの従業員がいる。
・・・・

もっと社長さんの傍にいてあげることができればよかった・・・。
もっと苦しみを分けてもらえばよかった。
今は亡き社長様に哀悼の意を表したいと思います。
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県外旅館には泊まれぬ!?

2007-03-24 | 経営改善
昨日から会議で熱海に来ています。
景気回復の風は熱海にまで吹いてきている感じです。
まず、例年と違うのは、駅に活気があったことです。
明らかに、例年より若い観光客が多いのです。
若い人や女性が徘徊(?)するようになると
やはり、街には活気が戻ってくるものです。

泊まっているのは、ジャイアンツも納会をするというホテルですが
ホテルのスタッフの動きが
お客様を十羽一絡げ的扱いをしているのが分かるのです。
まあ、温泉旅館と言ってしまえばそれまでなのかもしれませんが・・・。

よく、石川の人間は他県の温泉旅館には泊まれないと言います。
実際に、石川には加賀屋を筆頭に名旅館がたくさんあります。
そしてまた、全国的にも有名な温泉地として
山代、片山津、山中、和倉の各温泉地があります。
それぞれの温泉地にひしめき合う各旅館が
工夫とサービスでしのぎを削っています。
そのサービスや料理を見慣れているせいか
今般宿泊しているホテルのスタッフの動き
料理に込められた心のようなものには
チョッとがっかりさせられてしまいます。

ぬるい瓶ビール
足りないスタッフ
なれたお刺身
冷めたてんぷら
食べている最中のお皿の片付け
・・・・

たくさんのお客様の対応に苦慮するのは分からないではありません。
しかし、お客様をベルトコンベアに乗せてはいけません。
もう少し、人間らしい扱いができると良いのですが・・・
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