今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

太陽熱=紫外線の強さではない

2023年05月17日 | お天気

真夏日(30℃以上)の名古屋。
実は真夏日(≠猛暑日)は毎年5月に迎えるので、異常ではない。

テレビ取材を見ていたら、今日の太陽光の熱さを紫外線の強さとみなしていた人がいた。

紫外線はX線と同じく人間には知覚できないので、人間はその強さを感じることはできない。

太陽光を浴びて感じる”熱さ”は、まずは気温(空気の温度)がベースとなって、それに太陽光の赤外放射の加熱作用がプラスされたもの(冬は気温が低いので赤外放射だけでは暖まらない)。
すなわち、紫外線ではなく赤外線の効果(赤外線も不可視だが、こちらは熱として感じる)。

ちなみに私設日進気象台での本日のUVIndex(有害紫外線指標)の最大値は6.0で、これは3月並みの値(盛夏には10を上回る)。
すなわち、決して高くはなく、黒づくめで防御する段階(8以上)ではない(私はつばの広い帽子を着用)。

世間の人は、太陽放射による電磁波を、感じる事ができないはずの紫外線一辺倒で判断して(マスコミ経由の気象予報士/美容皮膚科医の影響か)、紫外線・可視光・赤外線に分けて対応しない。

たとえば太陽放射の防御に有効な日傘(私も愛用)は、紫外線防御のためだけではなく、
赤外線放射による加熱も防御でき、それは熱中症予防に有効なのだ。
太陽放射を浴びた皮膚の表面温度は、赤外線効果によって気温をはるかに上回る温度に熱せられる(メラニン色素による皮膚の赤化反応は紫外線に対するもの)。
日傘は「持ち歩く日陰」として赤外線による皮膚温上昇(暑さの直接原因)も防いでいる。
それなのに、私のような男が日傘を差していると、男のくせに肌の美容を気にしていると勘違いしている女性がいるが、とんだ無知・無理解、ジェンダー差別だ。

計測値にもとづく知的な判断ができない社会が悲しい。


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