今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

ラーメンを食べる前に胡椒をふりかけて何が悪い

2014年03月30日 | 雑感

まったくどうでもいい話だが、ラーメンを店で食べるたびに頭にこびりつくので、ここで発散してすっきりしたい。

ラーメン通の間では、ラーメンに最初に胡椒を振りかけるのはド素人の振舞いとして軽蔑の対象になっているらしい(本で読んだし、ラジオでも聴いた)。
私自身は胡椒大好きという訳ではないが、ここではあえて”胡椒派”の立場を代弁したい。

なぜ、食べる前に胡椒を入れるのか。
それは、そのラーメンに胡椒が入っていないと分っているから。

このラーメンには追加の調味料は不要だというのは作り手の論理にすぎず、
胡椒が好きな食べ手にとっては明らかに大好きな胡椒が不足していることが食べる前にわかっているのだ。
なぜなら、胡椒の風味は胡椒以外では出せないから。
だから、食べる直前に胡椒を加えることで、自分好みのラーメンを完成させているのだ。

どうせ胡椒を入れるのに、その前に胡椒のない状態で一口食べるのは、その一口が食べ手としてはまったくの無駄になる。

パスタに粉チーズやバジルを、食べる前に最初にかけないのか?
寿司は一口食べてから、サビをつけてもらうのか?

ラーメンがいつのまにか特別に有り難いものに成り上がってしまった、あの風潮こそ気味悪い。
ラーメンは庶民に愛される食べ物であることを、最初に胡椒を振りかけることで主張したい。