今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

宝登山

2014年01月19日 | 山歩き

晴天の日曜。
慰労中の実家なので、図書館には行かずに、気晴らしの歩きをしたい。
埼玉県は長瀞の宝登山(ほどさん,497m)に行くことにした。
なんでも、山上で"臘梅"(ろうばい)とやらが観られるという。
また、眺望もよさそう。

長瀞の宝登山は、中一の時、母のドライブで秩父(当時は関越もなかったので、国道17号で行き、熊谷から左折)に行った時、
山が好きになったばかりなので、低いながらも長瀞の反対側にあるこの山に注目していた。
だが山を始めると、逆に低すぎて行く対象から外れたままになっていた。
そして今の歳になって、ふらりと出かけるには丁度よい所となったわけだ。

一応、山をやってきた身には、ローブウェイの架かった400m台の山なら、装備は不要。
靴だけは山用だが、普通のバッグに普通の服で、水も食糧も持たずに、10時にゆっくり出発。

東武、秩父鉄道と乗り継いで、11:30に長瀞に着く。
麓の宝登山神社に参拝し、山頂を目指す。
こんな時刻なので、すれ違う下山者ばかりで、私と同方向の登る者は数人程度。

下山者のほとんどは、ちゃんとした山の身なり
(いくらなんでも晴天の低山にロングスパッツはやりすぎだろう)。
ただ、ダウンのジャケットなんて登山には暑すぎる。
私は、ヒートテックの下着のシャツにボリエステルのカッターシャツ、
そしてウールのタウン用ジャケットという、今時分の外出着よりあえて薄着にした。
だって歩くと体が火照るから。
下界でちょっと寒いくらいの服装が山には丁度いいと確信している。
実際、登りはじめてすぐに、上半身が暑くなり、ジャケットを脱いで腰に巻いた。

山頂に達すれば、晴天のおかげで、秩父盆地の上に聳える武甲山、三峰から奥秩父の稜線、

その最高度の甲武信岳、そして怪峰両神山と一望。
黄色い臘梅も3分咲だが、近くで見ると鑑賞に堪える(写真)。
山と梅の写真を撮ったら、往路をすたすた下山する。
そう、この程度の山なら昼飯も不要。
往復4kmの山道なので、少しは運動になったかな(薄着のため、汗はほとんどかかなかったが)。