今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

みずほ銀行のお辞儀

2013年10月04日 | 時事
みずほ銀行の謝罪会見をテレビで見た。
3人が謝罪のお辞儀をしたが、
右端の人は、手を前に組んだままお辞儀をしていた。
これでは謝罪にならない。

お辞儀は、日本の小学校で習うように「気をつけ」の姿勢でやるものである。
相手に”敬意”をこめる瞬間だから、全身に”気”を満たすのである。
手を組むのはもちろん「休め」の姿勢。
だから手を組んでお辞儀をするのは、休めのままのお辞儀で、
気をつけのお辞儀にくらべれば、心がまったくこもっていないことになる。
少なくともわが日本の、これが所作の文法である。
もちろん、小笠原流礼法総師範の私は、授業で正しお辞儀を指導している。

たしかに、昨今の”ビジネスマナー”では、非日本的な”休めのお辞儀”を広めようとしている文化破壊勢力が伸長している。
日本の伝統文化を普通に知っている者、あるいは小学校の朝礼を忘れない者は、
そんな工作に騙されないはずなんだが。
企業の教養レベルが反映されているのだろう。