今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

都内富士2

2008年01月04日 | 東京周辺
正月7日間だけしか登拝できない「成子富士」(西新宿)を中心に、新宿近辺の富士を巡った。
3日間家にこもっておせちを食べていたので、運動の目的もあり、あえて歩くことにした。
(前回:本ブログ2007年7月1日の記事「ぶらり都内富士登山」(東京))

まずその成子富士は、西新宿の高層ビルを間近に臨む成子神社内にある。
丸ノ内線「西新宿」で降りて、成子坂に向うと左手に入り口がある。
ここは新宿七福神の1つらしいが、本殿左奥にある富士塚まで足を運ぶ人はいない。
ここの富士塚は近代の造りだが、近代になっても富士講がしっかりしていたことがわかる。
見上げる富士塚は、かなり鋭峰で、険しい岩山の風貌(写真)。
山頂部は一応「登山禁止」の札がある(小児・老人向け)。
確かに、山頂へは急峻な溶岩のクライミングとなり、子どもの遊び場としては危険だ。
これなら7日間のみ解禁なのもうなずける。
登山道沿いには七福神像が並び、山頂には木花咲耶姫の像が建っている。
山頂からは秩父の山も望めたが、目の前の巨大な高層ビルがはるかに威圧的。

ここから裏の税務署通りに出る。付近は庶民的な住宅街。
西新宿って、高層ビルの足元の下町って感じだったが、その風情まだ残っていた。
ここから税務署通り沿いに、東へ向かい、中央線と山手線の2本のガードをくぐって、
コリアタウン化した所をすぎると、右手ちょっと入った所に鬼王神社。
ここも新宿七福神の1つで、それめあての参詣者も多い。
ここには、2つに解体された富士塚がある。
合目を示す石が、溶岩にはめ込まれている。
高い方の頂に祠があり、その手前を数段登って、賽銭を置いた。
境内は狭いが、カエル石なるものや水琴窟もあった。

3つめは東大久保の西向天神社。
明治通を横切って、住宅街に入ると、
丘の斜面を利用した富士塚がある。
境内の富士塚の前は公園になっており、
柵でおおわれて鍵がかかって入れない。

4つめは歌舞伎町の花園神社。
境内の右手前(北東)端に、芸能浅間神社なる1m足らずの盛り上りがある。
盛り上りの頂まで登れる。
富士講の碑にまじって、藤圭子の歌碑などもある。
神社の方が参拝客の行列で、今日巡った神社で一番混んでいた。

最後は、ここから2キロ先の千駄ケ谷富士。
新宿の繁華街を明治通沿いにつっきる。
左に新宿御苑が接近した頃、左の住宅街に入りこみ、
中央線のガードをくぐって、国立能楽堂を通りすぎると鳩森八幡神社。
この境内に千駄ケ谷富士がある。

ここの富士塚はいつでも登拝できる。
全体を示した看板があり、
それによると山麓・中腹にさまざまな名所が配されている。
山頂直下には食行身禄の洞窟もある。
山頂には祠があり、その中に賽銭をねじこんだ。
神社本殿前には茅の輪があり、それを3度左右にまわれと書いてある。
そのようにして、本殿にも参拝した。
お守りを入れるミニ神殿を買った。

ここから千駄ケ谷駅はすぐ。
計5箇所を巡って全行程2時間あまりだった。
(参考サイト:http://www.hi-ho.ne.jp/t-kitagawa/