博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『ドラゴンゲート 空飛ぶ剣と幻の秘宝』

2013年01月14日 | 映画
『ドラゴンゲート 空飛ぶ剣と幻の秘宝』(原題:『龍門飛甲』)

胡金銓(キン・フー)監督の古典的名作『残酷ドラゴン 血斗龍門の宿』(『龍門客桟』)と、そのリメイクであるツイ・ハーク(徐克)監督の『ドラゴン・イン』(『新龍門客桟』)が3D映画で甦る!ということで、本作の3D字幕版を見てきました!

時は明朝成化年間。ジェット・リー(李連杰)演じる侠客の名を騙る女侠(ジョウ・シュン(周迅)が演じてます)が、ひょんなことからチェン・クン(陳坤)演じる西廠のボスに追われる宮女を助け出し、ともに砂嵐舞う龍門の宿へ。しかしそこは失われた砂漠の王国の秘宝を狙うならず者たちの巣窟となっておりました。そこへ更に宮女を追って来た西廠の面々も乱入し……

『ドラゴン・イン』を手掛けたツイ・ハークが監督してますが、ストーリー上で難しい話やらテーマは一切無し!冒頭から3Dの映像の真価を見せてくれると言わんばかりに李連杰と劉家輝の激闘が展開(しかももったいないことに劉家輝の出番はこれだけ)!剣や暗器が飛び出たりと武侠物の3D映像で見たい演出は一通り堪能できる!ということで、ここ数年古装では作品に恵まれていせんでしたが、遂にオレたちのツイ・ハークが戻ってきましたよ!アンディ・ラウ主演の『王朝の陰謀』なんていらんかったんや!……え、ラストのどんでん返しが唐突すぎる?こまけえこたあいいんだよっ!

ストーリーは『ドラゴン・イン』の続編的な内容になってます。ジョン・シュンが前作で龍門の宿で人肉饅頭を客に出してた若女将の3年後の姿ということになってるんですね。ジェット・リーも無影脚を披露してたりしますが、このあたりは古いファン向けのサービスということなんでしょう。あるいは次回作としてツイ・ハークとジェット・リーのコンビで『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』3Dを期待してもいいということなんでしょうかw

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2 コメント

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期待していいかな (xihuan)
2013-01-15 17:50:36
ワンチャイ3D、出来るといいですね。
でも、リンチェイ和尚が少しぽっちゃりし過ぎだなぁ~黄飛鴻が太りすぎになっちゃいますね。

女優さんたちが綺麗でした。
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Unknown (さとうしん)
2013-01-15 22:57:59
>xihuanさま
陳坤の一人二役も良かったですね。フォンが西廠の面々を手玉に取るシーンがお気に入りです。

リンチェイは言われてみればぽっちゃり気味かも……
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