博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『相愛穿梭千年』その1

2015年04月24日 | 中国歴史ドラマ
『相愛穿梭千年』(全22話)を見始めました。今回は第1~4話まで鑑賞。

時は紀元前16年、前漢の成帝の時代。王莽ら王氏の一党は廃后の許氏を殺害し、成帝の寵愛厚い趙飛燕を皇后に立てようと画策しますが、王莽の幼馴染み公明が女護衛の影月とともに王氏一族の刺客に狙われた許氏を助けようとします。しかし公明自身が刺客に追われることとなり、あわや殺されるかと思った瞬間、影月から手渡されたお守りがわりの玉佩の不思議な力で2015年にタイムスリップ。


若き日の王莽を演じるのは、最近いろんな作品に出演している陳翔。はっきり言ってイケメンです。

そして公明は現代の街中で訳も分からず右往左往していたところ、『新趙飛燕』というドラマで許皇后の役を演じることになった新人女優の林湘湘と出会います。


歌手から女優に転身したものの仕事に恵まれず、ドラえもんの着ぐるみで日銭を稼ぐ湘湘。

南華真人の作と言われる謎の玉佩は、持ち主が生命の危機に陥った時にタイムスリップ機能が発動するという仕様のようで、危機が去ったら適当なタイミングで元の時代に戻されてしまうのですが、(このあたり『テルマエ・ロマエ』的なノリを感じます)その後も前16年の世界で刺客に襲われては現代にやって来る公明。二度目に現代にタイムスリップした時は、湘湘の目の前で乗っていた馬や覆面の刺客と一緒に飛び込んでくるという派手な登場の仕方です (^_^;)


湘湘の陰謀により理髪店で髷を切られ、今風の髪型にされてしまって驚愕する公明さん。

一方、湘湘は元カレの売れっ子俳優韓于飛のコネでドラマ出演が決まったと噂されて立腹し、ドラマの制作発表会見を無断欠席したり、共演女優の趙娜娜とトラブルをおこしたりしますが、公明のアドバイスで事態の収拾を計ります。そして公明は自分が二千年後の未来にやって来ていること、湘湘は彼が「頭のおかしい人」ではなく本当に古代人であることを理解していきます。

で、許氏のその後が知りたいということで湘湘に連れられた図書館で公明は『漢書』を読み、許氏が結局皇后への復位を果たせず亡くなってしまうことを知って絶望。しかし「元の世界で歴史を変えちゃえばいいじゃない。あんたがこの時代に来て許皇后を演じる私と出会ったのは、歴史を変えろという天の思し召しかも?」という湘湘の言葉に勇気づけられ、歴史の改変を決意したところで次回へ。

本作は韓流ドラマの翻案で監督も韓国人ということで、今までのタイムスリップ物とはやや雰囲気が異なっております。公明と湘湘との恋愛関係(あるいは元カレで彼女に未練がある韓于飛と三角関係になるんでしょうか)より、前16年の世界での公明とイケメン王莽との絡みの方が気になりますね。こちらも女護衛の影月を交えて三角関係となるようですが。

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