博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『春秋淹城』その3

2011年08月14日 | 中国歴史ドラマ
『春秋淹城』第13~18話まで見ました。

何とか伯淹との面会に漕ぎ着けた公孫宇。越・楚の侵攻を防ぐため、越に対しては隠居している孫武を捜し出して総大将の石買を説得してもらうことにし、楚に対しては、周の天子に桑の実を献上して「聖果」に認定してもらい、楚王への無礼を帳消しにするという計略を提案。そんなのが計略になるのか?という疑問はひとまず置いといて下さい(^^;)

で、子丹が孫武の捜索にあたることになり、首尾良く山中で木こりとなっていた孫武と遭遇。ともに石買の陣へと向かい、孫武の説得によって石買は軍の撤退と隠居を承諾。しかし孫武が内功で兵士をぶっ飛ばしたりと武功高手ぶりを発揮していてワロタw

一方、周へは公孫宇が向かうことに。周の敬王は献上された桑の実の酒をお気に召し、公孫宇は桑の実を「聖果」、桑の実の酒を「聖酒」とするという勅書をゲットします。しかし周の宮廷が見る影もなくさびれているのですが、この時代周王朝はまだここまで落ちぶれてなかったと思うんだ…… そして周の書庫で公孫宇は蔵書係を務めていた老子と遭遇。……このドラマの脚本家、取り敢えずこの時代の有名人を出しときゃいいと思ってんな(^^;)

楚の宮廷では桑の実が無礼な贈り物ではなくなったということで、渋々盧常を釈放。この時に盧常が楚の昭王に自分の野心をぶっちゃけたところ、楚の昭王が盧常に自分の家来となるよう強要し、しかも盧常が淹の国君となった暁には淹を楚の属領にすると宣言し、盧常が国君となったところで何の旨みもないという状態に…… その頃、伯淹と羅敷はたまたま淹城を通りかかった孔子とその弟子御一行様と出会っていた。……イヤ、だからこの時代の有名人を出しときゃいいというものでは(以下ry

ともかく楚と越の侵攻を未然に防いだということで、公孫宇は伯淹より上大夫に任じられ、子丹とともに淹城の治水工事にあたることに。

そして1年後。淹城の「三城三河」が完成したということで、呉・楚・越など各国の人士を招いて式典が開かれます。伍子胥・范蠡・申包胥のほか、孫武・老子・孔子も祝いに駆けつけますが、フィクションとは言え、伍子胥と申包胥が談笑しているのを見ると胸が熱くなってきますね。この時に孫武が子丹とともにその兄嫁を訪ね、子丹の亡兄子凡がかつて孫武の部下で、当時の呉王僚の暗殺に関わって命を落としたことが明らかとなります。

で、式典の最中に越国では越王允常が薨去し、范蠡が急遽帰国。呉国ではその隙を突き、呉王闔閭が越への親征を謀りますが……

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