博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『浣花洗剣録』その3 ―またこういう展開かッ!―

2008年01月25日 | 武侠ドラマ
『浣花洗剣録』第10~第15話まで見ました。

武当派掌門にして武林盟主の赤鬆道長を敗死させたことで、ますます悪名が高まる大臧。おまけにその後魔教(正式には五行教というらしい)の内部抗争に巻き込まれ、すったもんだの末に白水宮に入信するハメに…… 

白水宮の白水聖母は五行教諸派の再統一と、教主の証である神木令牌の捜索に邁進していますが、その神木令牌をうっかり関外で武功の修練に励んでいた方宝玉が発見してしまいます(^^;)


うっかり神木令牌を発見する宝玉の図……


神木令牌には五行教教主が身につけるべき奥義が隠されており、これをゲットしたことで宝玉は戒日神功と吐姆神功の二つの武功を修得し、内功では一気に武林のトップクラスへと成長。ズブの素人が一気に強くなるというのは金庸作品ではよくある展開なんですが、正直こういうパターンは食傷気味です……

強くなって態度まで何だか大人びてきた宝玉ですが、奔月とともに武林大会に参加するために白雲観へ。今度の武林大会では赤鬆道長にかわる新たな武林盟主が選ばれることになっていました。

一方、某所ではさる黒幕が武林を混乱に陥れるべく王巓らにあれこれ指令を下しておりますが、その黒幕こそ何を隠そう……



大臧に殺されたはずの宝玉の祖父・白三空でありました!

悪役専業の計春華(『天龍八部』や『連城訣』でおなじみですね)が演じているのに、孫思いの爺さんのままで退場するなんておかしいと思っていたら、やっぱりやってくれましたねえ。しかし死んだはずのあの人が生きていたという展開も、このドラマで既に二度目であります。同じ展開を繰り返すのも大概にしていただきたい!(^^;)

で、この白三空、実は以前から朝廷に帰順しており、朝廷の叛徒となりそうな武林諸派を壊滅に追い込むという任務を背負っていたのでありました。それで破壊工作をしやすいように大臧に殺されたふりをして江湖の表舞台から姿を消し、同志の王巓らを使って武林に騒乱のタネをまかせていたという次第。武当派に続いて今度は少林寺に狙いを定めますが……
コメント (2)
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