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東日本大震災から、今日でちょうど3年となる。今年も、福島にいる震災遺児らのための寄付金を、わずかながら投じたところである。
福島といえば、原発だ。福島原発のメルトダウンにより生じた地域への損害は、物心ともに測りしれない。しかしそれでも、日本がこれから原発をどうすべきかという問題は、感情だけでなく合理的によく考えていく必要がある。私はこの問題についてはよく分からない、というのが正直なところであったため、今まで特に意見を表明しないできた。
しかし今は、私にとっての結論は出た。原発は迷わず再稼動するべきである。確かに原発を廃止して、他のクリーンエネルギーだけで自給できるのであれば、それにこしたことはないが、現実はそうなっていないのだ。原発を停止したせいで、火力発電ばかりに依存することにより、外国からの資源の輸入が劇的に増加した。再生可能エネルギーなどは、ほとんど役に立っていないのである。被災地の復興にとっても、日本経済全体にとっても、電力の安定供給は必須だ。原発を停止した状態では、それが実現できないのである。外国からの資源輸入に依存してばかりで、経常収支も赤字を出しているようでは、日本がジリ貧になっていくだけだ。少なくとも再生可能エネルギーが現実的な能力を持ち始めるまでは、原子力発電を利用していくしかない。
しかも、今アメリカでは、廃棄物自体を燃料として再利用でき、メルトダウン起こさない仕組みの原子炉が開発されている、とのことである。こうした次世代の原発を、日本も本気になって開発すべきじゃないのか。被災地のための復興予算には無駄なものが多い、という話も聞くが、こうした研究にこそ予算を充てるべきである。決して無駄にはならないはずだ。日本の技術力を結集し、何とか実現させてほしい。