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「明日、ママがいない」は放送中止か

2014年01月25日 21時17分51秒 | テレビ

http://www.cyzo.com/2014/01/post_15880.html
 22日、芦田愛菜主演のドラマ『明日、ママがいない』(日本テレビ系)の第2話が予定通り放送された。熊本市の慈恵病院、全国児童養護施設協議会および全国里親会が会見を開き、放送内容の改善を要請している同作。この騒動により「視聴率が上がるのでは?」との見方もあったが、第2話は平均視聴率13.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し、初回から0.5%ダウンとなった。

 初回のスポンサークレジットに表示されていた企業は、花王、日清食品、スバル、エバラ食品、小林製薬、三菱地所、ENEOS、キューピーの8社。しかし第2話では、スポンサークレジットの表示がなくなったほか、エバラ、ENEOS、キューピーの3社はCMを自粛。代わりに、ACジャパンのCMが3本放送された。

 慈恵病院による会見後も、「ぜひ最後までご覧いただきたいと思います」と姿勢を崩さなかった日本テレビ。だが、CM自粛ムードが今後さらに高まれば、大きな痛手となりそうだ。
<以下略>

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 児童養護施設が舞台ということで私の仕事とも関係があるため、先週に「明日、ママがいない」の第1回を見てみた。私も確かにこれはひどい、と思った。なので第2回は見ていないが、どうやら早くもスポンサーが降り始めたようである。児童養護施設協議会などからの猛抗議により、全国的にイメージが悪化することを恐れたのだろう。
 私も児童養護施設に立ち入った経験は何度もあるが、まずこのドラマはリアリティがなさすぎる。どうやら脚本家は児童福祉について全く知識がなく、昭和30年代あたりの「孤児院」ぐらいしかイメージできなかったのではないか。子どもが里親に引き取られることを最優先とするなど、時代を50年ぐらい間違えているんじゃないか。だいたい児童養護施設というのは、母親が男と再婚するために邪魔だからという理由で子どもを預けられる施設ではない。子どもは児童相談所を通じて保護するものなので、いくら施設長が極悪でも訳の分からん保護がされることなどない。
 こういうテレビ番組に対する抗議があると、「見なければいい」と言い出す人もいるが、ポイントがずれている。誰であれ見た人(たとえ夜10時台でも子どもが見ることはある)が、児童養護施設というものを誤解し、その誤解が世の中に拡散することが問題なのである。見たくない人は自分で見るのをやめればいいが、見たいと思っている人を「見るな」と止めることはできない。
 このドラマも「明日、スポンサーがいない」ということにでもなれば、放送中止もやむなしだろう。

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2 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (伊東)
2014-01-25 23:15:05
私も、これは不快になって速やかに観るのはやめました^^;。 
Unknown (willow)
2014-01-26 23:04:07
わざと不快感を与えて、インパクトを強くしようとしたんでしょうかねえ・・・。

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