Wilhelm-Wilhelm Mk2

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FGザク

2022-03-25 | Weblog
かなり時間がかかったが、FGザクを完成させることができました。基本的に作業は深夜と早朝に行うので、底冷する2月は活動が大きく鈍ります。結局、追い込みは久しぶりにできた予定のない3月の週末で進めました。実質の作業量は2週間ぐらいでしょうか?
今回のテーマは「埋め」でした。FGザクにはたくさんモールドが入っているのだけど、私はテレビ放送のツルっとした姿を好むので、モールドはすべて埋めました。細かいモールドは黒の瞬着で埋め、大きめのモールドは今回初めて試したMr.SSPで埋めました。SSPは専用粉を専用液で溶いて調整したスラリーを盛るタイプなのだけど、粉と液の割合なかなか難しく、適度な粘土のスラリーにするにはまだまだ経験が必要です。FGザクの背中のランドセルは、リアル路線の複雑な装飾やバーニアがついていたけど、本来のザクのランドセルは、お弁当箱のような単純な形なので、装飾は全て削って掘り込みはSSPで平らに埋めました。わたしの混ぜ方に問題があるのだろうけど、乾燥後の表面に気泡の穴が多数発生してしまい、結局細かい穴を再度黒の瞬着で埋めることで整えました(二度手間)。
今回に限らずですが、一番楽しみにしていたのはやはりファレホによる塗装ですね。私の中ににはザクの色はこうあるべきというイメージがあり、それを長年温めてきました。とはいえ、塗装に先入観は禁物であり、ザクは緑と勝手に思い込むと、エメラルドバッタみたいなザクになってしまいそうなので、冷静に「手足頭はかなり薄い色合いで、緑というより白に近い」&「胴体は緑ではなくカーキに近い」に加えて「ファレホの薄い色は乾くと数倍濃く見える」ことを念頭に調色しました。胴体は少し緑がかったカーキを目標に、黄色に黒灰を少しずつ混ぜる、手足頭の薄緑は手持ちのパステルグリーンを白に少しずつ足していく方法で調色しました。ファレホの筆塗りは、シャバシャバなぐらい薄めたものを何度も塗り重ねるのが常道なんだけど、塗っているときの大丈夫かなという不安感と乾燥して旨く発色したときの感動のギャップが最大の醍醐味なのです。私にとって、テレビのザクが一番格好良く見えたのはドアンのザク…ではなくコズンのザクですね。テレビブラウン管の発色もあるけど、砂漠で少し黄色みがかったコズンの乗るザクが、セイラの乗ったガンダムを圧倒するもアムロの乗るガンキャノンにタコ殴りされて横倒し沈むところが好きです。あとはランバ・ラル隊のトレーラーに寝かされたザクで、覆ったカバーを外されて顔が出てくるシーンもザクが兵器っぽく感じられて好きですね。
 子供頃、量産型ザクのプラモは全く手に入らず、40年経って初めて入手出来て思い通りに完成させることができましたよ。素直に嬉しいです。FGザクの定価は250円。今どき、この値段で買える玩具はそうはなく、こんな安価なのにこんなに楽しませてくれるプラモデルに感謝です。












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