森と泉に囲まれて♪…ブルー、ブルー、ブルー・シャトウ♪～（何て古いこと！）。この旅の一番の目的はこのホテルに泊まりたい…と言う事。森林に囲まれたフェアモント・バンフ・スプリングスは中世のお城のようでずっと憧れていた。1888年に建てられたスコティッシュ様式と言いますからイギリスの雰囲気がいっぱいで本当に美しい姿です。バンフは当然街の名前、スプリングスは近くの山の森林のスロープに湧き出た硫黄泉からつけれ、まさにリゾートホテルとして繁栄してきました。
お城の形に似ているのでキャッスル・マウンテン。尖った山が多い中、ぼこぼこしているがフラットでイギリスのお城に似た山です。手前の森林は幹は適当な太さで下の方には枝が無い。そしてすくっと真っ直ぐに伸びています。ロッジポールパインと言ってロッジの支えに使われるそうです。
最大のサプライズ、グリスビー・ベア、灰色熊に会えました。バスで走っている時、道路脇に人々が車を止めて何か眺めています。20ｍ程先の山の平らな所にのそのそ大きなグリスビー・ベアが歩いているのです。ツアーのバスも止まり、ドライバーもカメラを持って駆け下りて行った。出会えない時は全く出会えないと言う。ラッキーですね。しかし年々棲息数は減りアメリカでは絶滅危惧種に、カナダでは特別懸念に指定しているそうです。
シャトー・レイク・ルイーズ・ホテルは四つ星ですから何でも高いと言っています。テラスでのお茶も素敵でしたが時間がなく残念。お店で控えめにカナダが解るＴシャツを見つけ買ってしまった。でも素敵でしょ？かえでその物でなくて…。20カナダ$ですから材質は余り良くはないけれど。
百舌ぐらいの大きさの鳥ですが、15ｃｍぐらいの白い美しい尾を黒い尾の下に持っています。グレイジェイと言ってとても図々しいとガイドの話ですが確かフェアモント・ジャスパー・ロッジの庭で沢山見ました。
ルイーズ湖のから湖畔にある4つ星ホテルです。19世紀末から20世紀初頭にカナダ太平洋鉄道が建てた。ウォッシュ・ルームを拝借しただけ。カナダではトイレのことをウォッシュ・ルームと言うのですね。所変われば色々言い方が違います。
遥か彼方に横わるヴィクトリア氷河を眺め両側からは針葉樹の山が迫り…とカナディアン・ロッキーの魅力をすべて備えたレイク・ルイーズです。エメラルド・グリーンの湖水はやはり氷河が削り取った細かい土砂の粒子が浮遊しているから。湖の名ルイーズはヴィクトリア女王の娘ルーズ・キャロライン・アルバータから採ったと聞いた。彼女はカナダ総督ジョン・キャンベル夫人だったそうです。
滝というより大きな川の流れのようでマリリン・モンローとロバート・ミッチャムの”帰らえらざる河”（1954）が此処で撮影されたと言います。ロバート・ミッチャムが筏で流されていたモンローを助ける、結構急流なので大変だったでしょう。時はゴールド・ラッシュの時代です。