著者の小説は全く読んだ事がない。これは2011年4月からの朝日新聞の”論壇時評”をまとめたものです。安全保障法案改定の気運が高まっている今、易しい言葉で気取らず合点のいく話が多く、民主主義とは?を改めて知った思いです。多くの知見者の話題から難しい話なのに著者の上手な語り口に引き込まれ、読んでしまった。驚いた事は「通販生活」2011年の秋冬号は脱原発特集で始めは論壇誌のようだがご存知の通り通販誌、”脱原発時代の暖かい暮らし”が特集だった。たかが通販カタログしかし最も充実した”論壇”誌だったと彼は言う。改めて「通販生活」って良心的なんですね…と思った。民主主義は多数決、少数派は多数派に従う…そうずっと思っていたが、意見が通らなかった少数派がそれでも「ありがとう」と言う事のできるのが、本当の民主主義だと台湾の学生運動から教えられたそうです。それが民主主義の本質だと言う。これからは多数を良いことにねじ伏せるのではなく、誰もが納得のいく民主主義でなければならない。彼の小説も読んでみたくなった。
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