無意識日記
宇多田光 word:i_
 



お次は年齢ネタであるか。20代はイケイケ!としょっぱなに言い放ったはいいが、ちょっと疲れが前面に出過ぎたきらいがある。まぁ言う程倒れてないし注目度が高い分そこばかりが目立ってしまったというだけかもしれないがそこらへんが「イケイケ感」を削ぐ格好になってしまった事は否めない。最後に来て漸く、「倒れてから休む」前に「倒れる前に休む」事を選択してくれた。あ~そうね、倒れるまで突っ走ったから「イケイケ」だったのか。そういう見方をするならこれ以上のイケイケはないな。有言実行だったと評した方がいいのかもしれない。

では30代。本人は「30代はほどほど」と提案?していたがこれは案外いい。今までと違い、自分の体力配分を見極めた上で「ほどよく」活動する。20代より30代の方が体力が有り余っている…なんてことはあんまりないから、そもそもアウトのラインを見つけ出す為に実際にそのラインを超えてみる必要もなく。自分のペースでやっていけばいい。

逆にそっちの方が活動は活発になるのでは、という気もする。クォリティーの面では性格的にどうやったって妥協できないんだし、制作過程ではまた荒れたりするんだろうが、それに対する経験の蓄積があるから「そういうもんだ」と割り切れる。その違いは大きい。それに、これからは更に「座長」としての仕事が増える、というか総ての場面で指揮者、コンダクターになっていきそうだから、そういった人間に必要な資質はまずなんといっても健康である事だ。適切な休養を先んじてとって、突発的に休んだりしない。その安定感が欲されてくる。

そんな感じの理由で昨夜のツイートは「30代はゆるゆる」を推してみた。これは、蛇口がゆるゆるな所を想像してくださればいい。常に某かの"出力"が目に見えている状態。ちょうど今のツイートの状況がそうだ。メッセを書こうとすると時間が掛かってなかなか取り掛かりにくくなるが、ツイートなら気楽に何かをアウトプットできて、更に相互作用の中から新しい発見があったりする。ゆるゆるだらだらと兎に角何かをアウトする事で起こる事もあるのだ。新曲の音源発表くらいは秘密厳守でいいだろうが、レコーディング日記まで非公開にすることはない。多分制作中は作品に没頭するあまり何かを呟こうにもその秘密厳守の作品の内容に関する事しか頭に浮かばなかったりするかもしれないが、そんな時にはフォロワーに向かって「何か話題ない?」と訊いてしまえばいい。絶え間ないアウトプットによって人的資源をどんどん利用。それが"ゆるゆる"の極意であり、もしかしたら結果的に20代以上に盛んな活動の呼び水になるかもしれない。

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