もうヤフトピなんかでも随分と取り上げられて周知のことだろうとは思ったが、
無防備に検索して面食らう人もいるかもしれない、と思ったので補足。
毎日新聞の英字版ウェブサイトに“不適切な”記事が掲載され発信されていた問題。
結構ややこしいので、まとめページへのリンクをはりつけておく。
> GIGAZINE.NET
> http://gigazine.net/
> テレビや新聞で詳しく報道されない「毎日新聞英文サイト変態記事事件」、一体何が問題なのか?
> http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20080721_mdn_mainichi_jp/
もうひとつ、至極冷静な2ちゃん管理人ひろゆきさんの反応。
このひとほんと頭がいい。ちょっと怖い。
http://hiro.asks.jp/47417.html
僕もゆっくりと事の顛末を見守ることにするわ。
付言しておくが、その毎日.jpに掲載された“不適切な”記事の内容は、
人によっては“おぞましい”とすら感じるレベルのものであって、
上記の関連リンクにアクセスするのは、18歳以上の人たちに限らせて頂きます、ます。
私の気持ちとしては、どっちかというと情報のシャワーに慣れた10代20代の皆より、
ネットにあんまり慣れてないもっと上の年代の女性の方々に注意してほしい、ってのがあるんだが。
好奇心の抑制と来たるべき嫌悪感への耐性、どちらがどうなるかは、その人の生き方次第としかいえん。
でだ。
僕がここで言いたかったのは
「今の時期に“Easy Breezy”みたいな曲を発表してなくてよかった」
という話。
歌詞の内容だけ見れば、何度も触れているように他愛もない話だ。
(中にはこういったことから深刻な犯罪に結び付く例もあるかもしれないが、
それはその深刻な犯罪そのものが深刻(なんというトートロジー)な訳であって
ひとつひとつのケースを分けて考える必要があるだろうな。
“交通事故に遭ったのは道を歩いていたからだ”というだけを考えても、
どこの誰にどれくらいの過失があるか、わかったもんじゃないしね)
が、今のネット社会においては、たとえ理不尽で無根拠な中傷であっても、
一旦火がつけば感情の連鎖は止まらないのだ。実は、本当に怖いのは
情報の蓄積自体ではなく、感情の足跡が自然消滅しない事の方である。
何かに対しての怒りの発言は、怒りの形跡のままずっと残る。
誰かがそこで拾えば、また連鎖が始まるのである。
そして、その感情の形跡は、仮に全くの誤解から生まれたものであっても
消え去ることはない。間違った情報は消せる。或いは、常に訂正示唆と共に表示もできよう。
しかし、間違った感情の形跡は、いつ誰がどこでどうやって消せるのだろう?
もっともっと、誰も省みない位にウェブのキャッシュが莫大になるまで待つしかないのではないか。
ともかく、今の時勢のウェブ上の風評被害というのは「明日は我が身」、いや、
「1時間後は我が身」と考えておいた方がいい。いつどこで自分の発言がやり玉にあがるかわからないのである。
宇多田ヒカルなら尚更だ。
今、仮に4年ズレて“EasyBreezy”を発表していたなら、
「ウタダよおまえもか」とかよくわからん論理で国賊扱いされちゃってたんじゃないかな、と
考えるのは心配し過ぎでもなんでもあるまい。嘗ては眉毛を剃って髪の毛染めただけで大騒ぎだったんだから。
勿論、ちゃんと歌の歌詞を読めば、日本人に対する自虐な内容というよりは寧ろ、
アメリカのひとたちの認識に挑戦するような内容であって、これを以て国辱的とか売国奴だとか(いろんな単語があるなー)
言われるのは筋違いというものだが、筋は通せたときに通るものであって、
通す前に違う筋に道をぶっとく造られたら、そこにトラフィックができるのがネットの空気というものだ。
なんか長くなった。
というわけで、UtaDAの2ndが出るときは、そういう炎上の可能性を生むような歌詞が
ないことを祈るのみである、、、ってか、まぁ、光のことだから、2ちゃんのまとめブログ程度は
きっちりとチェックしていることだろう。そういう空気を読み取って歌詞を書くことについては
日本で一番秀でているだろうから、プロモーション方法も含め、そういう心配は無用かもしれない。
あ・く・ま・で、UtaDAの活動内容の決定権が、光自身に相当分割り当てられていたら、の話では、ある。
一番危惧するのは実はその点なのだが、この話題に触れる日が来ないことを祈っている。
脱線したけど、まぁえっちな歌詞もほどほどにね光、ってことでよろすく。
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