@utadahikaru: ケータイの画像フォルダ整理してたら、二年前に道端で拾ったエロDVDの画像が出てきた http://t.co/ZuOQsTne
…このツイートが昨夜最初の僅か7分間で1000RTを突破した。目下累計で2769RT。次々とまとめサイトで取り上げられているからまだもう少しRT数は伸びるだろう。いままででいちばんRTされたツイートはたぶん「くまちゃんの肌触りは世界一」の約5500RTだと思うが、これを上回るかどうかが注目される…
…っていう割に余りにも中身のないツイートだ。その代わりと言ってはなんだが@utadahikaru宛てのリプライには今までに増して面白いものが多い。18禁ネタというのは基本的に「公の場で直接的に語る事が憚られる」話なので、語る方が言葉を選んで時にひとひねり、時に裏返したり逆から突っ込んだりとあれやこれやの創意工夫がみられる。肝心なのは、そういったものであるという認識を読み手が共有している点だろう。
歌詞に18禁な内容をどう織り込むか、作詞家たちは古今東西随分と知恵を絞ってきた。日本では桑田佳祐なんかによる長~い歴史があったりする。彼は随分直接的なスタイルだけどね。ヒカルの場合も、例えばtravelingなんかでそういうテーマ性を盛り込んでいる。18,9の小娘が自らそういった作詞に取り組み自ら歌う…なかなかその若さで、しかも女子でそういった歌詞を書いて歌える人間がなかなか居なかった事から、「ごちそうさまでした」だったのはまさにこちらの方でした。危うく18禁の年齢である。
思うに、作詞家がエロDVDな歌詞を好むのも、"言葉を工夫する事"が常識的な前提として共有されているのが大きいのではないか。作詞家という職業は、どうやったって新しかったり、今までになかったりといった表現を尽くしてしまいたくなるものだが、これを何の前提もなく歌詞で披露してしまうとそればかり先立ってしまってややもすると嫌味たらしく響いてしまう。しかし内容が18禁であればそれが"憚られる"事を利用して「言い方の工夫」を遠慮なく歌詞に盛り込んでいけるのだ。創意工夫を発信するチャンスが、そこには横たわっているのである。
恐らくそれは作詞に限った事ではない。しかしその分析まで始めると話が長くなってしまうので、こちらは引き続きRTとリプライの伸びをみながら、フォロワーさん達の"言葉遊び"の数々を楽しんでおく事にしよう。
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