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無意識日記
宇多田光 word:i_
 



秋冬になってくると空気との馴染み具合が3割増しになってくる『Passion』。その歌詞の中に

『大きな看板の下で』

という一節が出てくる事は皆さんもご存知かと思われる。当初この一節を聴いたときには、あるメッセを想起していた。


『こんなに間隔が空いて本当にごめん、こんな予定じゃあなかった!でもどうしてもみんなと向かい合って「宇多田ヒカル」の看板しょい直す前に、一度なんでも無い自分に戻らなきゃまた同じ間違いをくり返すような気がして、このお盆、素の自分に里帰りしてみました。先は長いからね!まわしキュッと締め直してきたぜ!』
https://www.utadahikaru.jp/from-hikki/index_86.html


ここを思い出したものだから、「ああ、幻想的な曲調の中で『看板』なんて俗っぽい単語を出してきたけど、これも抽象的な「宇多田ヒカルというネームバリューの大きさ」みたいなものを指しているのだな、うんうん。」だなんて納得していたのだ。ところがヒカルのインタビューが出回ってみるとこの『大きな看板』というのは

「渋谷駅前スクランブル交差点にある天津甘栗のお店の看板」

のことだっていうんで嗚呼吃驚。あへぇ、俗っぽいどころか具体的も具体的、特定の場所に在る特定の看板のことを指してたのかよ!と仰け反った。もっとも、歌詞の元々の出所というだけで、完成した歌詞からはそういう具体性は捨象されていたのだけれど。


…という話は、『Passion』が発売された頃を知る人には有名かなと思ってたのだけど、そういやあたしもこの日記じゃ過去に2回しか触れてないし(検索してみた)、他の人が言ってるのもあんまり聞かないなぁ…となったので更にTwitter検索してみたらjackくん(@jack_m_s_)しか呟いてない!? ありゃ、渋谷に行ったらここ巡礼するよねと思い込んでた私は一気に無性に不安になったので、このインタビューを実際に行った松浦さんに訊いてみることにした。


@i_k5 : 唐突で大変恐縮なのですがひとつ質問をさせてください。
宇多田ヒカルの『Passion』の歌詞に出てくる
『大きな看板の下で』
は、渋谷スクランブル交差点の「天津甘栗の看板」がモデルになっているという話だったと思うのですが、松浦さんはインタビューでその事を伺った記憶ってありますか?
https://twitter.com/i_k5/status/1715899134534992095

かなり不躾な質問だったのだが松浦さんは即返答を下さった。お優し!

こんにちは。伺った記憶はありますが、宇多田さんご自身がテレビ・ラジオで発言されたこともあるかもしれませんし、他の方がされた取材の中で発言されたこともあるかもしれません。とてもおもしろいエピソードなので、スクランブル交差点であの看板を見るたび、このエピソードを思い出しました。
https://twitter.com/yokomatsumatsu/status/1715930145289371916


という回答を頂いた。ありがとうございます! てことで、訊いた御本人が「とてもおもしろいエピソード」と仰ってるので、この事実は最近新しくファンになった人たちとも共有したく、こうやって日記の方でも掲載させてうただいたのでありましたとさ。今後渋谷駅前を詣でることがあれば、「この天津甘栗の看板が『Passion』の『大きな看板』なのだなぁ」と聖地巡礼することをオススメしておきたいと思いますです。宇多田ナイトで来月3日に上京する皆さんも、最寄りの新宿三丁目駅から渋谷駅まで6分だからすぐだね!(もっとも、そこからの歩きの方が長いんだけども)

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