『Forevermore』、か。最初に連想したのは「Nevermore」だった。ヒカルと同じ誕生日のエドガー・アラン・ポーによる「The Raven」に出てくる一節…というよりは、『Kremlin Dusk』の歌詞と言った方が直接的か。
「Forevermore」は普通の「Forever」や「Eternally」とどう違うのか。先にコメント欄で赤い手さんが書いてた通り、『Eternally』と同じく「ずっと永遠に」という意味の副詞な訳だが、こうやって「more」がつくと、個人的な印象に過ぎないかもしれないが、「ここから永遠に」というイメージになる気がしている。通常の「Eternally」が過去にも未来にも伸びる直線ならば、「Forevermore」は半直線といったところか。
多分、「Forever」も元々そういう意味(「For Ever」だからね、「あらゆる時を目指して」だ)だったのだろうが、「Eternal」や「Permanent」と変わらなくなってしまった為「evermore」や「Forevermore」になってあらためて強調されたのでは、と妄想している。いずれにせよ古語同士の話だから検証は難しいかも、しれないが。
兎に角、正否や正誤は兎も角、自分の中に湧いたイメージはそれである。つまり、本当に永久性や永遠性を求めるというよりは、もう今後これ以上変わらりようがないんじゃないの、という最終地点、或いは揺るぎない強さみたいなものがそこに描かれているんじゃないかと、まぁそう夢想する訳だ。まだ聴いてないからね私。
果たして、どうなるか。何しろヒカルのラブソングといえば最近は「あとのことはいいから"今"が欲しい」みたいな刹那主義が主流だった…って昔からか。『Eternally』ですら、『いつまでもそばにはいられない この瞬間だけをずっと永遠に』だからね、まぁ想いの強さを表す"強調の形容"として「永遠」が使われてる感が強い。
TBSのドラマの主題歌という事で、もう勝手に曲調をラブ・バラードと決めつけているのだが、さて聴いた皆さんはどうでしたか。先程触れたように私はまだだし、はてもうちょっとちゃんとした体裁の音源が出るまで待ってもいいとも思ってみたり、悩ましいところ。まぁ、少し考えてみますね。暫しの間は、歪な妄想にまみれてみたいなぁ。
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印象が薄いです