今夜22時から配信の「THE F1RST TAKE」の選曲は『First Love』に。順当だけど黒キャミとの相性はどうなんだろうね? キーを下げてきたとしても私はわからないからいいんだけど何か言う人居るんだろうかね。ヒカルさんは期待される歌を歌うのに抵抗の無い人だからこれはこれで全くOK。これがもし『Flavor Of Life』だったら一発撮りで出だしマイクのスイッチを入れ忘れるギャグが炸裂してくれてたろうに勿体無いなというのはあったのだけれど(笑)。
ちょっと懸念するのは、プレミア配信時のチャット欄は流石に大丈夫だろうけど、コメント欄は些か面倒な事になるかもしれないってことかな。「Mine or Yours』の方をみてみるとある程度間引いてくれてるみたいだから、そこまでおおごとではないにせよ、これずっと続くのかな。そのうち飽きて他所に行ってくれるとは思うけど、多分ヒカルの名前がメディアに上がるたびに蒸し返してくれそうではある。他のケースをみるとまぁ大体そう。一度目をつけられると一生モノだからねぇこういうのって。いやまだインターネット日本で普及して30年くらいだから一生ってのは言える段階じゃないんだけれども。
「この永続的なノイズを引き受けるつもりで歌詞を書いたのか?」が、ずっと考え続けてる事なのだけど、未だに答がわからなくてね。ひとつあり得るとすればいずれかの法案が通って結果法的にやっと『OKされる』事になれば事態は収束するのだから歌うタイミングとしてはバッチリだった─んだけど、そこは今年の推移を見守らないとわからないポイントで。今んとこ可能性は低そうだけど選挙を睨んだ政治的駆け引きって政策や法案の中身を無視して展開されていくから素人にはわからんもん。
ついでなので付言しておくと。もしヒカルが歌詞の登場人物のセリフとして「いつになったら夫婦別姓あきらめるんだろう?」って歌ったとしても、溢れるのはノイズなのよね。もっと始末の悪いやつ。あの人たちが味方になるのは誹謗中傷されるよりずっとタチが悪いからな。皇統にこだわる人たちの中に現実に生きる皇族の皆さんの味方はひとりも居ないからね。少なくともこの半世紀近くの間一人も知らないわ。だからこそ商業音楽で政治的な事に触れるのは忌避されてるのよね。別に不勉強とかでなくて、あの人たちに関わられ始めると碌なことにならないからな。経験論として。なので賛成反対どちらにせよ、触れたら邪魔される仕様になってるのよ。そりゃ政治的なことは歌ってほしくないってなるわさ。
てことは。ヒカルはそれすら受け容れてやっていくモードに突入し始めてるってこと? どんだけ気合い入ってるの?? ただ、1999年の頃のいじられまくりの時期に様々に悪辣な言葉を一身に受け止めてきた人だから、心が痛みはしてもそこからどう回復すればいいかは熟知してるだろうかな。そこはそんなに心配要らないかもしれない(でも傷つかないわけじゃないぞ?)から、ファンとリスナーの方がどう順応してくかの方が問題かな。こればっかりは強要できないので、つくも離れるも、“どうぞご自由に”とこちらからはまずは言いつつも、そうね、少なくとも音楽的クォリティは全く下がってないどころかまた新しい領域に踏み込んでるくらいなので、今ヒカルから耳と目を離すとかもったいないなとは、老婆心として付け加えておきたいな。今夜披露される『First Love』でのパフォーマンスもまた、その進歩と進化と成長の途上の足跡の一つになるだろうね。もう楽しみでワクワクが止まりませんわ♪