無意識日記
宇多田光 word:i_
 



ベテランにとってブランクは段々恐るるに足らずなものになっていくのが常だが、ヒカルの場合実働12年の後にまる5年というのが現状で、この比率は恐るるに足るもののような気がする。

実際、このあと2018年に「デビュー20周年!」と言われてもかなりピンと来ないかもしれない。「デビューから20年経ったよ」という回顧ならわかるんだが、20年間ずっと活動してきましたよという雰囲気にはならないからだ。つまり、デビュー当時を思い出す目的で20周年を祝うなら大丈夫だ。私20年間頑張ってきましたというのは何か違う。遠くから見てる人にとってはね。

15周年企画はまさにFirst Loveアルバムを振り返るという事で、「あれから15年が経った」という意味合いが強く、ヒカル本人の存在すら不要であった。もし同じような事をして20周年を祝うのであれば問題はなかろう。

ただ、それまでにもう一山欲しいねぇ、というのが本音(?)だったりするかもしれない。ヒカルが活動している時期に過去を振り返ると今は結構惨め…なんて事になりかねない。梶さんが現役のうちは大丈夫だが、それまでの人事異動だなんて予測がつかないからねぇ。なので、やっぱりヒット曲は必要になる。が、今はヒットの場自体がないのよね。さぁどうするか。

前回のエントリーは「これからの自分との戦い」について触れたが、こちらは「過去の自分との戦い」であり、しかも古い土俵はもう無いも同然だ。ある意味勝ち逃げだが、お陰で「過去の数字と比較しても仕方がない。時代が違うんだから。」という空気が情勢されているかもしれない。どうなんだろうねぇ。

過去にとらわれずマイペースな運動を、と願えればいいのだが、周囲がそれをさせてくれない。ブランクも殊更論らうのは外野であって我々ではない。つくづく面倒なところに身を置いているなぁと思うけど、それで楽しめる人が増えてるならとても有り難い事ではある。痛し痒し、だな。

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