昨年秋、分とく山でいただいたこちらのお料理。
サーモン松前造りには、真昆布が使われていました。
その時は、
「お料理のだしを真昆布でとっていらっしゃるから、
魚の昆布締めにも真昆布が使われているんだろうな。」
と思っていました。
しかし、真昆布が白身魚の昆布締めに使われるのには、
きちんとした理由がありました。
※サーモンは、アスタキサンチンが含まれているために赤く見えますが
白身魚です。
それは、真昆布が一番澄み切っただしがとれるから。
つまり、だしに色が一番つかないのが真昆布なのです。
白身魚の色を美しく仕上げてくれます。
これが、羅臼昆布で締めたら、
白身魚に黄色い色がついてしまいますね。
このことを教えてくださったのが、
静岡市清水区にある昆布・かつお節を扱っていらっしゃる
次郎長屋の若旦那。
先日の、ふじのくに食の都の祭典のステージイベントで
だしセミナーを開催されていました。
短い時間の中にも、たくさんの情報が盛り込まれていて、
テンポよく伝えられていきます。
聴く側も、するすると頭の中に入って来ます。
これは、もうエンターテイメントの域ですね。
私が、だしソムリエの資格を取った理由は、
幼稚園で食育クッキングを行う際に、
「どうしたら、もっと楽しくだしのことを
子供たちに伝えられるだろうか?」
という悩みがあったからです。
楽しく伝えられているだろうか?
どうしても四角四面な伝え方になりがちではないか?
私は、あんなに笑顔で
だしの面白さを伝えたことがあっただろうか?
次郎長屋 若旦那の爪の垢でとっただしを
飲まなければ・・・!! ^_^;