”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

だしのエンターテイナー

2016-02-29 08:49:20 | だし

昨年秋、分とく山でいただいたこちらのお料理。

 

  

サーモン松前造りには、真昆布が使われていました。

   

その時は、

「お料理のだしを真昆布でとっていらっしゃるから、

 魚の昆布締めにも真昆布が使われているんだろうな。」

と思っていました。

   

しかし、真昆布が白身魚の昆布締めに使われるのには、

きちんとした理由がありました。

 ※サーモンは、アスタキサンチンが含まれているために赤く見えますが

  白身魚です。

 

それは、真昆布が一番澄み切っただしがとれるから。

つまり、だしに色が一番つかないのが真昆布なのです。

白身魚の色を美しく仕上げてくれます。

これが、羅臼昆布で締めたら、

白身魚に黄色い色がついてしまいますね。

 

   

このことを教えてくださったのが、

静岡市清水区にある昆布・かつお節を扱っていらっしゃる

次郎長屋の若旦那。

 

   

先日の、ふじのくに食の都の祭典のステージイベントで

だしセミナーを開催されていました。

短い時間の中にも、たくさんの情報が盛り込まれていて、

テンポよく伝えられていきます。

聴く側も、するすると頭の中に入って来ます。

これは、もうエンターテイメントの域ですね。

 

   

私が、だしソムリエの資格を取った理由は、

幼稚園で食育クッキングを行う際に、

「どうしたら、もっと楽しくだしのことを

 子供たちに伝えられるだろうか?」

という悩みがあったからです。

   

楽しく伝えられているだろうか?

どうしても四角四面な伝え方になりがちではないか?

  

私は、あんなに笑顔で

だしの面白さを伝えたことがあっただろうか?

次郎長屋 若旦那の爪の垢でとっただしを

飲まなければ・・・!! ^_^;

 

コメント
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