袋井市立浅羽北小学校の3年生の皆さんに
小麦のお話をしてきました。
袋井市の浅羽地区では、
30年ほど前から小麦が栽培されています。
そこで、3年生は総合的な学習の時間を使って、
小麦栽培の様子を見学したり、
収穫体験を行ってきました。
今は、1年の学習の総まとめの時期にあたります。
さて、どんなことをお話したかというと・・・
●栽培って何?
小麦の栽培はいつ始まったの?
我が家の古ぼけた世界地図で小麦の生まれ故郷を説明します。
●最初に発見された野生種の小麦ってどんなもの?
野生種に近いと言われているスペルト小麦を見てもらいます。
匂いを嗅いだり、触ったり、興味津々ですね。
●なぜ小麦は粉にするの?
その疑問を解決するために、皮の付いた浅羽の小麦を
一粒ずつ取ってもらい、皮を剥いてもらいました。
みんな、一生懸命剥こうとしますが、
皮が硬く、無理に皮を外そうとすると、中身が砕けます。
中には、スクールバックの表面のざらつきを利用して、
何とか皮を剥こうとする子まで!
「皮が硬くて剥きにくいのに、中身は軟らかだから
皮ごと粉にするんだね!!」
ということに、全員で納得。(*^_^*)
●日本に小麦が広まるまでの歴史
古墳時代~戦後まで順を追って説明しました。
●小麦粉の種類とグルテンの関係
強力粉、中力粉、薄力粉を用意し、
みんなに触ってもらいました。
すると、おもしろい反応が!
それぞれの粉の触り心地が違うと言い出したのです。
「中力粉が好き!」
「強力粉が一番サラサラしていて好き!」
など、それぞれお気に入りの粉があるようです。
この小麦の授業には、4年前から関わっていますが、
この反応は初めての経験!!
それぞれの粉の使い道も説明しましたよ。
そして最後は
●なぜ、浅羽地区で小麦の栽培が始まったのか?
1時間、子供たちはしっかりお話を聞いてくれました。
さて、来週は1クラスずつ2日に分けて、
小麦粉クッキングに挑戦します。
さあ、みんな頑張ろうね!! ヽ(^。^)ノ