”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

小麦のお話をしてきました

2016-02-04 09:39:25 | 食育

袋井市立浅羽北小学校の3年生の皆さんに

小麦のお話をしてきました。

 

袋井市の浅羽地区では、

30年ほど前から小麦が栽培されています。

そこで、3年生は総合的な学習の時間を使って、

小麦栽培の様子を見学したり、

収穫体験を行ってきました。

  

今は、1年の学習の総まとめの時期にあたります。

  

さて、どんなことをお話したかというと・・・

●栽培って何?

 小麦の栽培はいつ始まったの?

 

 

我が家の古ぼけた世界地図で小麦の生まれ故郷を説明します。

 

  

●最初に発見された野生種の小麦ってどんなもの?

 野生種に近いと言われているスペルト小麦を見てもらいます。

 

  

 

匂いを嗅いだり、触ったり、興味津々ですね。

 

  

  

●なぜ小麦は粉にするの?

 その疑問を解決するために、皮の付いた浅羽の小麦を

 一粒ずつ取ってもらい、皮を剥いてもらいました。

 

 

  

みんな、一生懸命剥こうとしますが、

皮が硬く、無理に皮を外そうとすると、中身が砕けます。

  

中には、スクールバックの表面のざらつきを利用して、

何とか皮を剥こうとする子まで!

 

  

「皮が硬くて剥きにくいのに、中身は軟らかだから

 皮ごと粉にするんだね!!」

ということに、全員で納得。(*^_^*)

  

 

●日本に小麦が広まるまでの歴史

 古墳時代~戦後まで順を追って説明しました。

  

●小麦粉の種類とグルテンの関係

 強力粉、中力粉、薄力粉を用意し、

 みんなに触ってもらいました。

 

   

   

すると、おもしろい反応が!

それぞれの粉の触り心地が違うと言い出したのです。

「中力粉が好き!」

「強力粉が一番サラサラしていて好き!」

など、それぞれお気に入りの粉があるようです。

この小麦の授業には、4年前から関わっていますが、

この反応は初めての経験!!

 

それぞれの粉の使い道も説明しましたよ。

 

  

そして最後は

●なぜ、浅羽地区で小麦の栽培が始まったのか?

 

 

1時間、子供たちはしっかりお話を聞いてくれました。

さて、来週は1クラスずつ2日に分けて、

小麦粉クッキングに挑戦します。

 

さあ、みんな頑張ろうね!! ヽ(^。^)ノ

 

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