”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

お水の自由研究

2015-07-31 08:12:32 | 地域おこし

富士山アルカリ温泉水をたくさんいただきました。

 

  

  

これは、もう実験してみなくては!! (*^^)v


  

●煮干し+富士山アルカリ温泉水

 

左:温泉水で水出ししたもの

右:水道水で水だししたもの

 

写真だけではわかりませんが(当たり前ですね・・・)、

飲み比べてみると、味は違います。

両方とも、うまみは出ているのですが、

温泉水で出したものの方が、塩気を感じます。

  

  

●干したけのこ+富士山アルカリ温泉水

  

干したけのこを戻す時に

 左:温泉水で戻す

 右:水道水で戻す

この2つの方法で戻してみました。

 

戻る時間に差はありませんでした。

しかし、戻り具合を確かめるために、

手を入れて、たけのこを触った後の水に

わずかですが、違いがありました。

温泉水よりも水道水の方が、水が白っぽく濁るのです。

  

  

●茶葉+富士山アルカリ温泉水

  

左:温泉水で水出ししたお茶

右:水道水で水出ししたお茶

  

これが一番、違いがよくわかりました。

色は、温泉水の方がはっきり出ています。

味は、温泉水の方が良く言えばまろやか、

悪く言えば薄い感じ・・・です。

  

そして、このグラスを上から見てみると・・・

  

水道水で出したものの方が、

茶葉がたくさん浮かんでいます。

これは、お茶に含まれる成分が出てしまって、

軽くなった茶葉が浮かんでいるということ???

  

ということは、アルカリ温泉水の方が、

うまみがじっくり抽出されるということ???

  

  

今度は、色々なお料理に使ってみます。

まだまだ実験は続くのであります。 (^_^)/


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イギリスは日本よりも食物アレルギーが少ないの?

2015-07-30 12:53:50 | 健康・病気

先日、あるセミナーに参加させていただいた時、

講師の方が、イギリスの学校給食の様子を

紹介してくださいました。

 

  

 

質疑応答の時間に

「イギリスの学校給食では、食物アレルギーへの対応は

どうなっていますか?」

という質問が出ました。

  

講師の方のお答えは、

「イギリスは、日本に比べると

食物アレルギーの患者数がかなり少ないのです。

だから、学校給食でもアレルギーへの対応はしていません。

むしろ、ベジタリアンへの対応に気を使っています。

それは、スーパーマーケットでも同じです。」

  

 

そうなんだぁ・・・。

イギリスは、そんなに食物アレルギーが少ないんだ。

アレルギー患者数に、そんなに差があるなんて、

日本とイギリスはどこが違うんだろう?

  

 

しかし、調べても調べても

イギリスの食物アレルギーの患者数が少ないなどという

データは出てきません。

  

それどころか、

●EUのアレルギー対応はかなり進んでおり、

 アレルギー誘発物質の表示は、

 どんなに小さな容器に入ったものでも、

 必ず義務付けられている。


●日本では、学校給食において

 食物アレルギー対応を行っているところも増えてきているが、

 EU各国に比べるとかなり遅れているようである。

 

との記述も見つけました。

  

 

さらに、イギリスで暮らす日本人の方が

食物アレルギーについて書いていらっしゃいましたが、


●イギリスでは、食物アレルギーが多過ぎる上に、

 検査代が高いので(ひとつの食材を検査するのに、日本円で15,000円程度)

 いちいち血液検査は行わない。

 

●食べてみてアレルギー症状が出たら、その食べ物は避ける。

 

●外食の時は、必ず原材料を問い合わせる。

 

●重篤な症状が出た場合は、エピペンを使用する。

  

 

つまり、決して日本よりも食物アレルギーが少ないなどということはなく、

自己防衛が基本、

そして、うっかり食べてしまったら、薬を使う。

というのがイギリスのアレルギーへの対応・・・でしょうか?

  

ただ、日本はイギリスよりも食べ物が複雑だと思います。

かなりの食品に、小麦、大豆、魚系のだし、卵が使われているので、

表示をわかりやすくし、

学校ではアレルギー対応をきちんとしないと、

自己防衛は、なかなか難しいのではないでしょうか?


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

寺島なす

2015-07-29 09:21:49 | 在来種 伝統野菜

昨日に続いて、江戸東京野菜のお話です。


今日は、寺島なすを紹介させていただきます。

 

  

 

一般的ななすと並べてみると、

そのコロンとしたかわいらしさが伝わってきます。

 

  

 

寺島なすというのは通称で、

正式名称は、蔓細千成(つるぼそせんなり)と言います。

寺島村(現在の墨田区向島あたり)が、

蔓細千成の産地であったことから、

寺島なすと呼ばれるようになりました。

  

 

包丁を入れた時のサクッとした感触からも

皮がしっかりしていて、果肉が緻密なのが伝わってきます。

  

まず、このサクッとした小気味よい食感を

そのまま味わいたかったので、

生のまま細かく刻んで、「だし(山形の郷土料理)」に。

 

 

写真は、ハンバーグに「だし」をかけていますが、

きゅうりや香味野菜に混じっても、

寺島なすの存在感は抜群です。

  

  

こちらは、なす料理の定番、麻婆なすに使いました。

小ぶりなので、縦半分に切るだけ・・・。

 

  

麻婆なすにする時は、面倒でも一度揚げるようにしています。

この揚げた寺島なすのおいしいこと。

とろんととろけるような食感に変わります。


夫が、思わずこう言いました。

「えっ、これって本当になす?

 こんなに味が濃いなす、初めて食べた!!」

  

  

寺島なすは、草丈が低く、横に広がって行きます。

茎も細く、たくさんの枝を出し、

小さいなすを大量に実らせる品種です。

そして、収穫のタイミングを逃すと、

色があせてしまうという難しさもあります。

  

しかし、隅田川上流から運ばれてきた肥沃な土壌が

このなすを作りだし、江戸庶民の生活を支えていた

という歴史を振り返ると、

小ぶりな寺島なすの持つ「うまみ」が

よりずっしりと重く感じられます。



  

すてきな江戸東京野菜との出会いを与えてくださったS先生、

心から感謝申し上げます。 (*^_^*)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

しんとり菜

2015-07-28 09:15:01 | 在来種 伝統野菜

江戸東京野菜に認証されている

しんとり菜を送っていただきました。

 

  

画像は、食育通信さんのものを拝借しました。

なぜ、自分で撮らなかったのか?

その理由は、この野菜が持つ特徴のひとつとして、

あとで紹介させていただきます。

  

  

しんとり菜は、昭和40年頃より

江戸川区を中心に栽培されていました。

中華料理の炒め物や、スープに使われていたそうですが、

青梗菜などの中国野菜の登場とともに

作られなくなったと言われています。

 

  

私が一番気になったのは、しんとり菜という名前です。

しんとりって、芯取り??

 

そう、しんとり菜は、もともと唐菜(唐人菜)とか

ちりめん白菜と呼ばれていたアブラナ科の野菜です。

これを若採りし、芯の部分を摘み取って

お吸い物などに使っていたことから、

しんとり菜と呼ばれるようになったそうです。

  

  

生食もできるそうなので、そのまま食べてみましたが、

くせのないレタスの茎のような食感です。

  

 

油揚げと一緒にさっと煮てみました。

使っただしは、煮干しだしです。

 

  

クセがなくて、食べやすい。

加熱しても、シャキシャキ感がしっかり保たれています。

 

  

この野菜のどこが、青梗菜に劣ると言うんだろう?? ^_^;

なぜ、作られなくなったのだろう?

  

その理由は、伝統野菜が必ず抱えているものでした。

 ●虫がつきやすい。

 ●アブラナ科の野菜は、他品種との交雑が激しく、

  種を守り、品種を固定化させるのが難しい。

 ●収穫後、日持ちがしない。

 ●販売するにあたり、束ねにくい。

  

 

実は、今回、しんとり菜の写真が撮れなかったのも、

収穫された翌日、手元に届き、

濡れた新聞紙に包んで送ってくださったのにも関わらず、

この暑さで外側の葉が、傷んでしまっていたからなのです。

 

  

今度は、自分から逢いに行かなくては・・・。

だしをしっかり含んだしんとり菜を噛みしめながら、

そう心に誓いました。 (*^^)v

 

 

※江戸東京野菜とは

江戸時代から昭和の各時代に、東京近郊で栽培されていた伝統野菜で

いずれも固定種です。

生産は激減しましたが、その個性が見直され、

JA東京中央会が、2011年に「江戸東京野菜」を商標登録。

現在、34品種が認証されています。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

梅の活躍

2015-07-27 08:28:03 | ブログ

今年の梅干しが完成しました。

天日に干し、夜は梅酢に戻す。

これを3日間繰り返し、最後の日は夜間も干して、

夜露にあてるのだそうです。

  

こうしてできた梅干しがこちら。

 

  

   

とても、大粒なので丸ごとお弁当に入れていたら、

すぐになくなってしまいますが、

今日は、出来立てを丸ごと、夫のお弁当に・・・。

 

  

  

梅干しを作っておけば、色々な料理で大活躍してくれます。

 

 

さて、昨日は野菜ソムリエコミュニティ静岡で

理事長セミナーが開催されました。

テーマは、「野菜ソムリエとして活躍するには」。

  

何をもって活躍と言うのか?

その定義は難しく、人によって価値観も違います。

  

私は、最低限の家事として、ご飯の支度だけはできるように、

そのラインだけは守って、

これからも活動を続けていきたいと思います。 (^O^)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする