今はこんなになっています。
普通、売られているさつまいもの苗は、
茎と葉だけで根はありません。
葉柄の基部から出た不定根の一部がお芋になります。
以前、私は同じようにグラスに挿しておいたさつまいもを
庭に植えたら、少しですが収穫ができました。
それなら、なぜさつまいもも、じゃがいものように
種イモから育てないのでしょうか?
種イモから育てるメリットは、次の2点です。
・育苗・採苗の手間と経費が不要
・植えつけも機械化できるので労働時間を短縮できる。
しかし、そのために求められるさつまいもの条件は
・種イモが傷みにくいもの(貯蔵しやすいもの)
・種イモがあまり大きくなりすぎないもの
ということになります。
今、この条件を満たすさつまいもというと、
加工用のジェイレッドやムラサキマサリで、
なかなか、どのさつまいもにも向いている栽培法とは
言えないようです。
しかし、農業者の高齢化が問題となっている今、
労働時間が短縮できるこの栽培法に関して、
もっと研究が進めば良いと願っています。