”農”と言える!?

食推おばさんのソムリエ日記

機能性重視?

2016-04-30 10:51:24 | 野菜

先日、ミニトマトの講座で「オレンジまこちゃん」という

トマトを紹介しました。

β-カロテンをたっぷり含んだオレンジ色の

かわいいトマトです。

  

そのまこちゃんの商品名が、変わっていました。

新しい名前は、β-カロテントマト。

 

 

今はちょうど移行期間なので、

両方の名前のものが並んで売られています。

   

 

「オレンジまこちゃん」のパッケージには、

「甘さ広がる、フルーツみたいなトマト」と

表記されているのに対し、

  

β-カロテントマトの方は、

「あなたの健康習慣をしっかりとサポート」と書かれ、

 

さらにβ-カロテンについても説明が・・・。

   

全く同じトマトなのですが、

見た目のかわいらしい「イメージ重視」から、

「機能性重視」に変わったということですね。

 

  

これと同じことが、1月ににんじんでも起きていました。

 

「京くれない」というリコピンを強化したにんじんが

「リコピンにんじん」という名前で売られていました。

   

 

電通の機能性表示制度専門チームが昨年、

20~60代の全国の男女1,000人を対象に実施した

「機能性表示食品に関する消費者意識調査 2015」の結果では、

機能性表示食品の認知率は79.1%、

全体の40%の人が興味や関心を持っていることがわかりました。

  

また、実際に機能性表示食品を試したことのある人は、

全体の7.3%にとどまりましたが、

その大半はトクホの商品を摂っている人たちです。

 

「興味はあるけど、実際の購入はまだこれから・・・」

という人が多いという予想に基づき、

機能性をアピールした商品が増えていくということでしょうか?

   

とてもわかりやすい表示ではありますが、

生鮮食料品である野菜や果物の売り場が、

サプリメントの棚のようになってしまうのは

ちょっと情緒がないような、味気ないような気もします。

 

 

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初夏の駿府城公園に雪?

2016-04-29 18:49:31 | ブログ

駿府城公園を歩いていたら、

咲き始めのつつじの上に対照的な色の樹が・・・。

 

   

 

まるで、雪が積もっているようです。

 

  

 

「ひとつばたご」と言うそうです。

 

  

でも、カッコの中に書かれている別名、

「なんじゃもんじゃ」は聞いたことがあります。

毎年今頃、「なんじゃもんじゃの花が満開になりました。」と

ローカルニュースで取り上げられるあの花ですね。

 

こんな雪のような花なんですね。

  

 

さて、駿府城公園に来たら、メタセコイアを見上げます。(^^♪

 

 

でも、この時期のメタセコイアは葉がもしゃもしゃして、

あの美しいシルエットが目立たないので、

ちょっと残念です。

  

では、皆さま、楽しいGWをお過ごしくださいませ。(^^♪

 

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山城産たけのこ、いただきました

2016-04-28 10:42:09 | 野菜

京都の中でも、希少な山城産のたけのこを送っていただきました。

 

  

木津川市から京田辺市にかけて広がる広大な竹林。

この山城地区の土は、粘土質で排水性が良く、保温力が高く、

特に地中深くで育て上げるたけのこには最高の条件なのです。

  

やわらかいのに、歯触りが良く、

えぐみが少ないのが珍重される理由でしょう。

   

さて、この貴重な貴重な山城産のたけのこ。

こんなふうにいただきました。(*^_^*)

  

●定番 たけのこのちらし寿司

 

  

 

●たけのこ入り鶏つくね

 

たけのこの歯ごたえが良いアクセントになっています。

  

  

●若竹グラタン

 

薄味で煮たたけのことわかめだけが具のグラタン。

我が家では「春のグラタン」と呼んでいます。

  

  

●たけのこ、椎茸、じゃこのパスタ

 

たけのこは、贅沢にも大きく切ってしまいました。

  

 

でも、この貴重なたけのこを送ってくださった方は、

たけのこが大の苦手とか・・・。^_^;

私が、しっかり二人分いただきましたよ。

 

ごちそうさまでした。(^O^)

 

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辞書のような愛読書

2016-04-27 10:39:02 | 本と雑誌

心に余裕がないと、なかなか小説を読むことができません。(T_T)

だから、ここ数年は仕事で使う「資料」のような本ばかり…。

  

そんな中、見ているだけでも楽しく、

辞書のように使っているのがこちら。

 

  

日本図書センターから出ている、

「栄養素キャラクター図鑑」と「食品添加物キャラクター図鑑」。

 

栄養素キャラクターの方は、

野菜のお話をする時に、確認のために使っています。

子供向けの講座だけでなく、大人向けの講座でも

「楽しい伝え方」の勉強になります。

  

食品添加物の方は、

自分自身が食品表示を確認する時と、

食の安全についてお話しする時に活用しています。

   

最近、もう一冊買ったのが、こちら。

 

  

漢方薬キャラクター図鑑。

これは、自分のためだけに買いました。(^O^)

  

もう何十年も漢方薬のお世話になっています。

これは、処方してくださる先生によって

効果がまったく異なることを実感しています。

 

ここ10年以上お世話になっている先生は、

本当に信頼でき、尊敬できる方です。

  

私に処方される漢方薬は、

胃腸の働きを助けるものが基本ですが、

ここ数年、新たに加わった顔ぶれの効能を見てみると

 ・気分の落ち込みを解消する。

 ・イライラを鎮める。

 ・不安な気分を晴れやかにする。

などというものばかり・・・。

 

あ~、反省ですね。(>_<)

 

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F1 固定種 在来種

2016-04-26 12:16:33 | 在来種 伝統野菜

先日、「F1品種、固定種、在来種の明確な定義がわからない。」

と、質問を受けました。

だしかに、固定種と在来種を

「固定種・在来種」と並べて表記されているものも多く、

もう一度、きちんと確認してみようと思います。

   

まず、固定種から

野菜も、もとは野生の植物でした。

その野生のものから、食べられる部分が多く、安全で、

安定的に収穫できるものを選抜することによって、

食用に適した野菜が生まれました。

これが固定種です。

 

でも、固定種にもデメリットはあります。

 ・自家採種の手間がかかる。

 ・品質が安定しない

 ・種の選抜方法によって、品種の特性が変わる。

 

    

そこで、生まれたのがF1品種です。

親Aと親Bを交配させることによって、

親とは全く違う「いいとこ取り」をした品種が生まれます。

(私は、自分の講座では「ダメ親とダメ親から、ものすごい天才が生まれる。」

 と説明していますが、少々乱暴な表現ですね。)

これが、F1品種です。

  

F1品種は、品質が揃いますので、

商品価値の高い作物を作ることができます。

ただ、品質が均一ということは、

ある特定の病害虫に弱いという心配もあり、

病気が大量発生してしまう恐れもあります。

また、「いいとこ取り」のF1品種ですが、次の世代では種自体があまり取れず、

取れたとしてもその「いいとこ取り」の形質は受け継がれません。

基本、一代限りの品種なのです。

 

   

さて、それでは、最後に残った在来種ですが

・固定種の中で古い時代から栽培されているもの

・特定の地域で、昔から種を守り継がれているもの

という位置づけになるのでしょう。

   

例えば、「金時薯(きんときいも)」というじゃがいもがあります。

これは、来歴も不明なじゃがいもです。

この金時薯は、呼び名は違っていますが、同じ品種のものが

全国に存在していることがわかりました。

 

例えば、静岡県では次に挙げるものは、すべて金時薯と同品種なのです。

 ・井川おらんど

 ・水窪じゃがた

 ・梅ヶ島の地芋

 ・玉川じゃがたら

 

【右の葉っぱと一緒の方が井川おらんど 左が水窪じゃがた】

  

つまり、井川おらんどと水窪じゃがたは同じものだったのです。

でも、食べ比べをしてみると、

井川おらんどと水窪じゃがたは明らかに違っています。

それもそのはず、選抜を繰り返すことによって、

井川には井川に、水窪には水窪に合ったものが残ったのですから。

   

大雑把なまとめ方ですが、じゃがいもを例に挙げると

 F1品種・・・男爵、メークイン

 固定種・・・金時薯

 在来種・・・井川おらんど、水窪じゃがた

ということになります。


   

F1品種、固定種、在来種を図で表現すると、

静岡大学大学院教授 農学博士の稲垣栄洋先生が示された

こちらが一番わかりやすいのではないかと思います。

   

以上、自分自身の復習の意味も込めて、まとめてみました。(*^_^*)


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