”農”と言える!?

食推おばさんのソムリエ日記

早く飲む?速く飲む?

2018-11-12 09:51:20 | お茶

遠州森町のお茶農家さんから、深蒸し茶をいただきました。

  

  

お茶の深蒸しと浅蒸しについては、こちらをご覧ください。

  

 

普段は、浅蒸し~中蒸しを飲むことが多いので、

改めて茶葉が粉っぽいことを感じます。

急須がすぐに詰まるのです。

でも、その分、緑色が深く濃く、

まろやかなのに鮮烈な香りと強い甘みを感じます。

  

このお茶をくださった方が、

「これ、深蒸し茶だから、はやく飲んでね!!」

と、おっしゃいました。

  

もちろん、お茶は開封後、缶に移して、できるだけ早く飲まないと、

せっかくの風味が飛んでしまうので、

早めに飲むことを心がけていますが、

「深蒸し茶だから、はやく・・・」とは、どういう意味なんでしょう?

   

浅蒸し茶に比べて、日持ちしにくいってこと?

早速、近所のお茶農家さんにお聞きしてみましたが、

深蒸し、浅蒸しで日持ちに差はないとのこと。

   

で、考えました。

「はやく」は、「早く」ではなく「速く」なのではないかと・・・。

   

先ほども書きましたように、

深蒸し茶をいれると、濃い緑色になります、

これは、細かい粉がお湯にとけ込んででる色です。

しかし、時間がたつと粉が湯のみの底に沈んでしまいます。

 

  

   

この沈んでしまった粉には、

お湯に溶け出さない健康成分(カロテン、ビタミンE、食物繊維、葉緑素、ミネラルなど)が

含まれているので、この粉も残さずに飲んでしまうのがベスト。

そのためには、この粉がお湯に混ざっている時に、

可溶性のカテキンなどと一緒に

すばやく飲んでしまうのが良いということなのかしら?

  

しみじみとお茶を飲みたい私にとって、

速く飲むというのはどうもピンとこないのだけれど・・・。

月曜の朝から深く考え込んでしまいました。(^-^;


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新茶の季節がやって来た!!

2018-04-24 00:06:19 | お茶

今年も、「静岡に生まれてよかった~!!」と思える季節がやってきました。

お茶刈り機の音があちこちから聞こえてきます。

  

そう、新茶シーズン到来です。

お茶の袋を開けた時の「新緑」の香りが、

一口飲んだ時に「春の爽やかな風」の香りに変わります。

このお茶は・・・。

  

ご近所の西村農園さんの初摘み茶「惠」です。 ヽ(^o^)丿

  

 

このお茶の袋も、西村農園さんのオリジナル。

静岡県遠州地方に伝わる遠州織物「遠州綿紬」がデザインされています。

この袋を見た時は、ある意味「衝撃」でした。

 

これまでお茶の袋というのは、

茶畑と富士山がデザインされたものが大半でしたので、

多くの静岡ケンミンは、それが当たり前だと思っていました。

 

でも、毎年心を込めてオリジナルのお茶を作っている西村農園さんは、

お茶の袋も「この世にひとつしかないもの」に変えたのです。

  

 

今、西村農園さんの入り口はこんなふうになっています。

   

仲良し家族が全員集合して、新茶のお茶刈り、加工、販売に取り組んでいます。

 

そんな仲良し家族の名前は、商品にも込められています。

こちらをご覧ください。

 

西村農園さんの緑茶に付けられている商品名、

「惠」「逸」「咲」「晃」「陽」「朝」は、

ご家族のお名前からとったもの。

ちなみに、初摘み茶の「惠」は、現農園主のお父様のお名前からとっています。

 

そんな西村農園のお茶、県内外のお友達に今日、発送しました。

お手元に届くまで、楽しみにお待ちくださいね。(^_-)-☆

 

 

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ほうじ茶の効能

2017-12-26 15:53:48 | お茶

この時期、ペットボトル飲料で一番よく買うものは、

温かいほうじ茶です。

    

茶葉を煎った香ばしさが、なんともほっこりした気分にさせてくれるのと

体が温まるような気がするからです。

   

先日、マッサージに行った時のこと。

そこでは、施術後、お茶を出してくださるのですが、

その日のお茶はほうじ茶でした。

壁には、ほうじ茶の効能が貼られていて、たしか

 ●高血圧の改善

 ●中性脂肪の分解

というようなことが書かれていたと思います。

  

これまで、ほうじ茶=カフェインが少なく、体にやさしいお茶

という印象しかなく、まさか生活習慣病予防に役立つような効果があるなんて

考えたこともなかったので、

ここで、改めてほうじ茶の効能について調べてみたいと思います。

   

主な成分

●カテキン

  ・殺菌効果

    虫歯や口臭予防

    風邪やインフルエンザの予防

  ・活性酸素を除去

    美肌効果

  ・脂肪を分解

 

●ピラジン

  ・血管を広げる作用がある。

    血流アップ、冷え性改善

  ・リラックス効果

  ・血栓ができるのを防ぐ

    脳梗塞、心筋梗塞の予防

 

●テアニン

  ・リラックス効果

  ・セロトニンが増え、記憶力、集中力がアップする

  ・月経前症候群(PMS)、更年期障害の緩和

  ・緊張緩和、筋肉の弛緩による血行促進→冷え性、むくみの改善

  ・血圧を下げる働き→高血圧の予防、改善

 

●クロロフィル

  ・消臭効果

    口臭、体臭の予防

    

やさしいだけではない、とっても頼もしいほうじ茶。

たくさん飲んで、寒さにも更年期障害にも負けない体にならなければ!!

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なぜお茶の生産量や算出額は「荒茶」で表すの?

2017-05-26 15:46:11 | お茶

ずっと疑問に思っていたことがあります。

それは、農産物の統計を見てみると、お茶の生産量や産出額が

「仕上げ茶」ではなく「荒茶」で表されていること。

例えば、こんなふうに

   

荒茶というのは、生葉を蒸す工程、揉む工程、乾燥する工程など、

各工程を経て製造されたものですが、まだ半製品の状態。

それに仕上げ加工をして、初めて製品となります。

 

 

私たち消費者は、「荒茶」を口にする、いや、目にすることさえほとんどなく

製品となった「緑茶(仕上げ茶)」の状態でいただきます。

それなのに、なぜ半製品の状態の「荒茶」が統計の材料となるのか?

  

   

これは、調べてみなくては!!

   

まず、お茶農家さんにお聞きしました。

お茶農家さんの見解は、「荒茶」がすべて飲料用になるわけではないから、

「緑茶(仕上げ茶)」の量だけでは、正確な生産量や産出額とは言えないのではないかとのこと。

 

そう、今、お茶は化粧品や消臭剤、衣料品などにも使われていますからね。

   

さて、次は静岡県経営管理部情報統計局統計利用課さまにお聞きしてみました。

ご担当者さまは、お茶農家さんのご意見もお認めになった上で、

「お茶は、統計の種類によって、扱われる段階が違います。」とご説明くださいました。

  

農業関係の統計調査では、「荒茶」の状態で調べます。

それは、大半のお茶農家さんが関われるのは、「荒茶」の工程までだからです。

もちろん、収穫した生葉の一部を、ご自分の工場で仕上げ加工までなさる方もいらっしゃますが、

大半は「荒茶」の状態で出荷されます。

 

ということは、お茶は「荒茶」の状態までが農産物、

仕上げ加工された「緑茶」は工業製品となります。

 

ですから、「緑茶(仕上げ茶)」の出荷量や出荷額は工業統計調査の項目となり、

「緑茶(仕上げ茶)」の支出金額や購入数量は家計調査の項目となります。

  

 

 

   

農産物の統計に「荒茶」が使われる理由、これで納得できました。(^-^)

 

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お茶の深蒸し、浅蒸しって何?

2017-05-09 15:34:53 | お茶

新茶のシーズンですが、今年の新茶だけでなく、

普通に飲むお茶もおいしくいただいております。

特に最近は、コーヒーよりも緑茶のやさしさがじんわり来ます。

  

お茶の製造工程の第一工程は、生茶葉を蒸すことから始まります。

ここ数年、深蒸し茶という言葉をよく聞くようになりました。

これは、蒸し時間が長い(1分~3分)という意味です。

それに対し、蒸し時間が短いもの(20秒~1分)を浅蒸し、中蒸しと言います。

 

こちらをご覧ください。

 

左が、浅~中蒸し茶

右が、深蒸し茶です。

 

深蒸し茶は蒸し時間が長い分、茶葉の色がくすんでしまいがち。

さらに、もろくて折れやすく、粉っぽくなりがちです。

しかし、渋みが少なく、濃厚なうまみを楽しめます。

 

浅~中蒸し茶は蒸し時間が短いので、緑が鮮やかで崩れにくく、

形がそろっています。

お茶本来の香りが高く、とても上品な味わいがします。

  

この蒸し加減は、お茶の産地の地形や日照時間によって異なります。

静岡県を例に挙げますと、山間(やまあい)の本山茶や川根茶に比べ、

お茶の里である牧之原を中心にした地域の茶葉は日照時間が長いため

茶葉は肉厚になります。

肉厚の茶葉は、浅蒸し~中蒸しといった製法では青臭さが残り

旨みの抽出も少なくなることから深蒸し製法が採用されています。

   

お茶農家さんは、ご自分が育てた茶葉の特徴を活かす方法をよくご存じですね。

   

さて、最近、島田市が東京の渋谷で行った緑茶に関するアンケートで、

若い女性は、実はリーフ茶が好きという結果が出ました。

これは、とってもうれしいことです。

  

私は、お茶を淹れる時、このような蓋なし急須を使っています。

 

  

もともと、蓋があってもお茶を淹れることを負担に思ったことはないのですが、

この蓋なし急須の楽なことと言ったら・・・。

 

ふたがないので、ぬるめのお茶が淹れやすいし、

お茶殻の処理も、そのまま急須を傾けるだけでポイっとできます。

 

茶葉に合った蒸し加減のお茶を、

蓋なし急須でどんどん飲んでいただきたいですね。

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