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”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

ニコニコと食べる

2016-02-18 10:30:22 | 食育

農山漁村ときめき女性の研修会が開かれました。

「食の大切さをつなぐには」というテーマで

管理栄養士の大角子先生のお話を伺いました。

   

大角先生は、私の食育の道を照らしてくださった方です。

「食育って何なの?何をやれば、食育になるの?」

と、もがき苦しんでいた頃(あっ、もう10年以上も前ですね)

その答えを求めて、

私は、ありとあらゆる「食育セミナー」に出まくっていました。

そして同時に、大角先生が講師をなさっていた

幼稚園の食育クッキングにサポートメンバーとして加わり、

毎回、その様子を記録していました。

   

子供たちが食を通じて成長していく様子を見て、

自分の進むべき道が見つかったような気がしています。

   

 

さて、今回の講演では、

地域食、伝統食、食育活動を柱にお話をしていただきました。

   

農山漁村ときめき女性では、ここ数年

中遠地域に伝わる「おはたき」という伝統食をテーマに

活動をしてきました。

 

遠州地域の農産物を使ったおはたきを開発したり、

おはたきの新しい食べ方を研究したり、

幼稚園の食育でも、おはたきが題材になりました。

   

ところが、全国の郷土食を集めた全10巻からなる本を見ても、

静岡県の郷土食で載っているのは、たったの3つだけ。

 ・たけのこのあらめ煮

 ・まる鍋(すっぽんの鍋)← 食べたこともありません。^_^;

 ・桜えびのおろし和え

 

おはたき、入っていませんね。

伝統食や地域食を守り育てたくても、

この本に沿って考えると、「育てるもの」がない状態。(>_<)

  

でも、「これってひょっとして、伝統食じゃないの?」

というものが次々に挙がりました。

 ・しそ巻き

 ・小メロン漬け

 ・自然薯の芋汁(とろろ汁)

 ・浜納豆

 ・金山寺味噌

  

自分たちの食生活の中に、自然に溶けこみ過ぎて

「伝統食」「地域食」と気づかないでいるものって

意外とあるのかもしれませんね。

 

   

さて、農山漁村ときめき女性のメンバーは、

私以外は、全員農家さんです。

女性農業者ならではの食育、

野菜ソムリエ、だしソムリエとしての食育、

色々な形があって良いと思っています。

でも、活動に悩みは尽きない・・・。

  

そんな私たちに、大角先生がこんな言葉をかけてくださいました。

「食育の目的は、食べ物をニコニコ笑いながら食べる環境を作ること。」

だから、隣りのおばあちゃんにお菓子を持って行く時に、

「これ、おいしいけど食べ過ぎないでね。」

と、声を掛けてあげることも、食育なのです。

  

知らぬ間に、身近なところで食育って行われているのです。

でも、ひと声かけるための「引き出し」は

できるだけたくさん持っていたいから、

これからも、ニコニコのための努力は続けてまいります。

 

  

講演中に、写真を撮り忘れたので、

最後に我が家の大根の写真を・・・。^_^;

  

今年も、ダイコン咲く!!

 

   

ガンバレ、受験生!!

そして、ガンバレ、アナタとワタシ!! ヽ(^o^)丿

 

コメント
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