”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

大人の工場見学 ロックフィールド静岡ファクトリー

2010-11-30 17:02:45 | 食育

県内の野菜ソムリエと料理講師12名が

磐田市にあるロックフィールド静岡ファクトリーの

工場見学に参加しました。

こちらでは、R1/Fのサラダ、神戸コロッケのコロッケ、ベジテリアのジュースが

製造されています。

●美しいデザイン

 見学者入口です。

 安藤忠雄さん設計の建物は、機能的でとにかく美しいのです。

Img_0512

●会議室でビデオとカメラを使った説明を伺いました。

Img_0514

【素材選び】

 野菜本来の味を活かすため、多くの生産者と会い、

 品質基準にふさわしく、なお且つパートナーシップを築くのにふさわしい

 生産者さんと契約を結びます。

【商品の製造】

 大量生産にもかかわらず、すべてが機械化されているわけではありません。

 機械よりも融通の効く、人の手が関わっている部分がたくさんあります。

【環境への配慮】

 ・出荷の段階で、廃棄が少なくなるように工夫

 ・野菜のくずは肥料に活用

 ・輸送用の段ボールの使用を減らし、コンテナを多用する。

 ・風力発電により、工場排水の浄化を行い、3/4は河川に戻す。

  残り1/4はビオトープの微生物によって浄化している。

●説明を聞きながら製造工程を見学しました。(撮影禁止)

●楽しい試食タイム

風味ひき出す焼き野菜のサラダ

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フレッシュ野菜たっぷりのポテトサラダ

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緑の30品目サラダ

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元祖肉じゃがコロッケ 北海道端野の畑からじゃがいもコロッケ

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環境まで含めた食の大切さについて

じっくり考える機会をいただきました。

そして、正直、今まで「高い!」と思っていたサラダのお値段も

納得のいく商品価格となりました。

説明をして下さった長妻元厚生労働大臣に良く似た方、

ありがとうございました。 

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誕生日に

2010-11-29 14:18:38 | ブログ

●私版の事業仕分けを行いました。

 ギリ、シガラミ、オツキアイ

 という名目で行ってきた事業に関しましては、廃止とさせていただきます。

 これで、時間とお金とストレスが削減できます。 

 我慢しないで、もっと早くやっておくべきでした。

 決心がついたので、大変すっきりとした気分で

 誕生日を迎えることができました。 (^^)v

●さて、誕生日のお祝いに、私が選んだものは

 新型インフルエンザの予防接種です。

Img_0506

これで、冬ノ寒サニモ負ケズ、

細菌ヤウィルスニモ負ケヌ丈夫ナ体で頑張るのだ!!

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晩白柚(ばんぺいゆ)

2010-11-28 13:25:58 | 果物

幼稚園の女の子が、遠足でフルーツパークに行ってきたそうで

お土産に晩白柚をいただきました。

温州みかんと比べると大きさの違いは一目瞭然!

Img_0495

直径は15cm、重さは1kgちょっとありました。

さて、ここで柑橘類の分類をしてみましょう。

みかん類・・・温州みかん、ポンカン

グレープフルーツ類・・・グレープフルーツ、オロブロンコ

オレンジ類・・・オレンジ、ネーブル

タンゴール類【みかん×オレンジ】・・・いよかん、きよみ、デコポン

タンゼロ類【みかん×グレープフルーツ】・・・セミノール、ミネオラ

ブンタン類・・・水晶ブンタン、晩白柚

雑柑類・・・ハッサク、甘夏

香酸柑橘類・・・ゆず、スダチ、ライム

この分類から見ますと、晩白柚はブンタン類になるわけです。

ブンタンはインドから中国にかけたアジア南部の地域で生まれ、

日本に伝わったのは江戸時代。

ザボンとも言われます。

その後、昭和初期にマレー半島原産の晩白柚が

台湾経由で日本に導入されました。

果皮が軟らかくなった頃が食べ頃と言われますが、

今のところ、皮はカチカチの状態。

しばらくは、観賞用として爽やかな香りを楽しみたいと思います。

桜子ちゃん、すてきなお土産をありがとう!

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大根 白から青へ

2010-11-27 14:42:21 | 野菜

ご近所のヤスジさんから大根をいただきました。

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右が白首大根、左が青首大根です。

私が子供の頃、大根の主流は白首でした。

おでんの大根をめぐって、

「今日の大根は崩れるくらいに軟らかだよ。」とか

「今日の大根はこわい(硬い)ねえ・・・。」と

毎回、評価が変わっていました。

そのくらい、白首大根は気難しかったのです。

昭和40年代後半から、大根の主流は青首大根に変わりました。

なぜ、大根の上部が青いかと言うと、

地上に出ているからです。

全部が土の中に入っている白首に比べると、

その分抜くのに力が要りません。

●収穫が楽。

●病気に強い。

●収量が安定している。

●形や大きさが揃ったものが作りやすい。

●甘く、煮崩れしないので、どんな料理にも使いやすい。

こんな特徴を持つ青首大根。

生産者、消費者、流通関係者にとって都合が良いことばかりですから、

主役になるのも頷けます。

野菜嫌いの子供でも、「大根は好き!」という子はたくさんいます。

これも青首大根のなせるワザでしょう。

でも、「今日の大根は当たり!」、「今日のはハズレ!」と

昭和の冬の食卓をにぎやかなものにしてくれた

白首大根の役割って結構大きかったのでは・・・と懐かしくなります。

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おいしさって?

2010-11-26 09:14:26 | お菓子

閑静な住宅地にある洋菓子店で

サンマルクとコーヒーをいただいた。

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サンマルクは、生クリームとチョコレートクリーム、ビスキュイの

三層からなり、表面がカリッとキャラメリーゼされている。

Img_0494

このお店は、素材選びには一切の妥協をしない。

その時手に入る最高の材料を使ってお菓子作りをしている。

だから、おいしかったのかというと・・・???

おいしさは、味、素材、歯触り、香りなど

食べ物側の要素だけでは決まらない。

提供される環境、そして

食べる側の心理状態、健康状態などが大きく作用する。

残念なことに、私にはケーキもコーヒーも

おいしさが伝わってこなかった。

日本語で「冬のこども」と訳されるこの洋菓子店だが、

食べる私の心が冬だったのかもしれない。

コメント (2)
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