”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

「桃」が届いたので「桃ソースを」

2016-07-31 08:38:30 | 野菜

昨夜、岡山からクール便が届きました。

いつも、ありがとうございます。<(_ _)>

中を開けると、まず、バジルが目に飛び込んできました。

 

  

 

そして、その下には岡山名物の桃が!!

 

 

桃は桃でも、「食べられる狼の桃」、つまりトマトです。

  

 

量ってみると、3.5㎏ありました。

大ザル2つ分です。

 

 

中には実が割れてしまっているものもあるくらいの

完熟っぷりなので、すぐにトマトソースにしなければ。

  

 

傷んでいるところやヘタをカットすると、正味2.5㎏に。

かなり熟しているので、大きくカットしたまま、

玉ねぎ一緒にとグツグツ煮ていきます。

 

この状態のものが、2つガスコンロの上で煮えているのです。

  

 

バジルも惜しげもなく、投入!!

真夜中、家の中がイタリアンな香りで満たされます。

 

   

 

煮込むところまで、真夜中にやっておき、

先ほど、ミキサーにかけました。

 

 

全部で1.5㎏のトマトソースができました。

結構、煮詰めましたね。

  

 

500gずつ小分けにして、冷凍庫へ。

 

 

 

こんなにトマトと格闘し、たくさん食べているのだから、

そろそろ美肌になってもいい頃なのに・・・。

私の活性酸素って、よっぽど強力なのかしら? (-_-;)

 

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山口農園のなす

2016-07-30 21:06:47 | 野菜

視察研修の話が続きます。

  

こちらは、藤枝市の山口農園さん。

 

  

農薬と化学肥料は使わずに、種はなるべく固定種を使い、

種取りも積極的に行っています。

 

  

こちらのなすは、真黒なすの中から、

丸いものだけを選抜して育てたもの。

 

   

真黒(しんくろ)なすとは、埼玉県草加地方で発達した

やや小型の中長形なすで、

「千両二号」をはじめとする多くのF1品種の親となった品種です。

  

もともとの形は、こんなふうな小ぶりの中長なす。

 

【画像 お借りしました】

   

それが、毎年丸い実を付けるようになったなんて、

これはもう、新しい「山口なす」ですね。

  

有機農業を行う山口農園さんの一番の悩みは草刈り。

草刈りは、大変な作業です。

防草シートで覆ってしまうという方法もあるのですが、

そうすると、土が痩せてしまうのだそうです。

 

 

畑のすみに、トラクターが置かれていました。

このトラクターを購入するまでは、

手動のものを使っていたそうです。

  

「有機農業もある程度の効率化は必要。

そうでないと、趣味で終わってしまう。」

山口さんの言葉が印象的でした。

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藤枝に沖縄のあの食材が!

2016-07-29 13:03:24 | ブログ

昨日、視察研修で伺った西光エンジニアリングさんの

関連会社 沖友さんで、

こんなびっくりするような光景を目にしました。

   

何かが、流水の中に!!

 

  

 

この正体は、こちら。

 

  

海ぶどうです。

   

先ほどの水槽は、海ぶどうの中間養生施設です。

海ぶどうの賞味期限は6日間ほど。

沖縄からの配送と検品などで3日間かかりますので、

本土での流通は3日程度に限られます。  

そこで、沖友さんでは、海ぶどうの鮮度を保ち、

藤枝から全国に出荷する仕組みを考えました。

 

 

沖縄から配送された海ぶどうを3日間、駿河湾深層水に漬けます。

  

   

紫外線も照射します。

 

  

3日間漬けたものは、隣の水槽に移され、出荷となります。

 

  

 

こうすれば、海ぶどう本来の

ハリと鮮度とプチプチ感を取り戻すことができ、

賞味期限も伸びるそうなのです。

  

今まで、沖縄物産展でしか買うことができなかった海ぶどうが

急に身近な存在になりました。

でも、私、とんだ勘違いをしておりました。

  

海ぶどうは寒さに弱いのです。

先ほどの水槽の水温も26℃に保たれています。

冬場の出荷の際は、携帯用カイロを箱に貼り付けたり、

毛布で包んだりするそうです。

  

ということは、冷蔵庫で保管してはダメ!!

常温保存が鉄則です。

  

どうりで、今まで家で食べた海ぶどう、しぼんでいたはずです。(-_-;)

 

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すごい乾燥機を見た!!

2016-07-28 21:40:09 | 干し野菜

ふじのくにの旬を食べ尽す会の

視察研修に参加させていただきました。

   

その中でも一番衝撃だったのが、

西光エンジニアリング株式会社のマイクロ波減圧乾燥機です。

 

  

そんなすごい機械、絶対に写真撮影はNGだと思っていたのですが、

「どうぞ、どうぞ、お撮りください。」とのこと。

 

この技術は、そう簡単に盗めるものではないから、

写真に撮られても全く問題はないそうです。

そのくらいの自信作!!

   

まず、この乾燥機の仕組みを説明しましょう。

1.電子レンジと同じマイクロ波による加熱で、

  内部の水蒸気を蒸発させ短時間で乾燥させます。

2.乾燥機内をほぼ真空状態にすることによって、

  沸点が40℃以下になるため、素材を傷めないで乾燥させます。

   

こちらは、青島みかんとバナナを乾燥させたもの。

 

 

青島みかん:45℃で2時間半

バナナ:50℃で2時間弱

 

青島みかんは、ワインに合いそうです。

バナナは、噛んでいるうちにねっとり感が出てきて

その食感の変化が面白いです。

  

 

こちらは、キウイを乾燥させたものです。

 

40℃で2時間乾燥させました。

  

キウイは、天日干しにしてもかなり酸味が強くなりますが、

この機械でも、それは同じです。

 

この中では、バナナだけ乾燥温度が少し高く、

乾燥時間が少し短くなっていますが、

これはバナナが変色しやすいので、

時間をかけると、どんどん色が悪くなってしまうからです。

そのために、温度は高めで短時間…という方法をとっています。

  

 

さらにこの機械のすごい点は、

●色彩、風味、香気、栄養価を損なうことがない。

●有用成分(菌や酵素)は生かしたままの乾燥ができる。

という点です。

  

天日干しだと、どうしてもビタミンCは損なわれてしまいますから…。

  

色もとてもきれいだし、見た目もかわいいし、

このままでも、もちろんステキですが、

さらにこのドライフルーツを使ったグラノーラとか、

アイスクリームやクリームチーズに発展したら

もっと楽しくおいしく食べられそうですね。

  

まだまだ、すごい技術を見てきましたので、

少しずつ紹介させていただきますね。 (^^)/

 

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まずは葉から

2016-07-27 12:08:08 | 野菜

先日、お世話になっている方のお宅にお邪魔したら、

畑がこのように青々しくなっていました。

 

  

これは、エゴマです。

この実を搾った油には、α‐リノレン酸が含まれ、

ガンやアレルギー疾患を抑制する働きがあると言われていますが、

エゴマオイルを搾るためには、大量のエゴマの実が必要。

  

そこで、この実をそのまま食べるために、

栽培されているのだそうです。

   

エゴマオイルは酸化しやすい油ですが、

実の状態なら酸化しにくく、2年は保存できる上に、

栄養も丸ごといただけます。

  

ただ、実の部分は消化されにくいので、

よくすりつぶしてから使うことが大切です。

煎ってから使えば香りは良くなりますが、

煎りすぎると栄養分が失われるので、煎りすぎ注意です。

  

さて、私は、エゴマオイルもさることながら、

野菜としてのエゴマの葉も大好き!!

だから、葉を数枚いただいてまいりました。 (#^.^#)

   

こうやって食べるのが一番のお気に入り!!

 

   

エゴマの葉を広げ、そこにご飯をのせ、その上に肉みそをトッピング。

 

  

くるりと巻いていただきます。

今回は、肉みその中になすも混ぜてあります。

  

このミントと紫蘇が合わさったような香りがたまらない!!

ビタミンC、β‐カロテンも豊富に含まれますので、

紫外線が強い今の時期には、ぴったりですね。

  

秋に実ができる前に、爽やかな葉を楽しんでおります。

ごちそうさまでした。(*^-^*)

 

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