”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

昆布チップス

2024-01-16 16:17:14 | だし

だしをとっていると、だしがらの昆布が出ます。

 

以前は、この昆布を刻んだり、細切りにしたりして、

炊き込みご飯、ソーセージ、餃子、コロッケ、春巻、ドライカレー

などに活用していたのですが、

最近は、お手軽な昆布チップスにしています。

 

これをテーブルの上に出しておけば、おやつ代わりに。

ポテチやあられよりもヘルシーですね。

 

  

  

作り方は(書くまでもありませんが)、

 

適当な大きさに切った昆布をお皿に並べます。

お塩をぱらりとふりかけておきます。

  

  

 

ラップをしないで、600Wのレンジに2分かけます。

量が少ない時は、これだけで十分パリパリになりますが、

今回は量が多かったので、裏返しにして、さらに600Wで2分かけました。

  

  

 

こんな感じになればOKです。

  

  

このくらいなら、あっという間に食べ終わります。

良いおやつ、おつまみにもなりますね。

 

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煮干しだしについて考える

2023-12-29 21:38:49 | だし

先日、新潟の郷土料理「煮菜」を作った時、

新潟の作り方に倣って、塩出しした体菜を煮干しだしで煮ました。

  

  

私は、いつも煮干しだしを使う時は

瀬戸内産の白口煮干しを水出しで使っています。

  

  

その時まで、私の中で新潟と煮干しだしが結びついていなかった・・・。

  

 

だしには地域性があります。

だから、日清のどん兵衛も西日本、東日本、北海道で味が異なりますね。

 

静岡はかつおだしです。

広島のお友達は、煮干しだしをよく使うと教えてくれました。

で、私は、「新潟は、富山の隣県だから、やっぱり羅臼昆布をよく使うんだろうな。」

と勝手に思い込んでいたのです。

 

  

 

そこで、だしマップを改めてよく見てみると・・・

新潟は、「煮干し、かつお節」となっているではありませんか?

(だしマップには色々あり、また人の移動などで変わってきますので、

 必ずしもこれが正解ではありません。)

  

 

でも、カタクチイワシがたくさん獲れる九州や瀬戸内地方で

煮干し文化が広がるのはわかりますが、

どうして東北、北信越地方にまで広がって行ったのでしょうか?

 

  

 

その理由を調べてみました。

 

九州や四国でイワシがたくさん獲れた→煮干し文化が広がるきっかけ

九州・四国の沿岸では黒潮に乗ってイワシがたくさん獲れました。

江戸時代、だしへの関心は高まっていきましたが、

かつお節や昆布は高級品で

一般家庭では簡単に手に入れられるものではありませんでした。

そこで、かつお節の代用品として普及し始めたのが、安価な煮干しでした。

 

 

大阪商人のビジネスセンスが煮干しだしを広めた 

煮干しに目を付けた大阪の商人が豊後水道・瀬戸内海沿岸の漁民に

煮干し(いりこ)を作るための援助を行い、商売につなげていきました。

しかし、大阪にはすでにかつお節・昆布のだしを使う文化があったので、

商圏は近畿地方ではなく、

北陸・中国・四国・九州地方を中心に広げていきました。

そして、その地域に煮干しだしの文化が根付いていきました。

  

 

煮干しだしの地域が広範囲に渡っている理由がわかり、

スッキリした気分です。

煮菜を作ったことがきっかけで、多くのことが学べました。

ありがとうございました。

 

  

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手作り素麺つゆで

2023-07-23 00:29:59 | だし

先週、JAとぴあ浜松 湖西地区の女性部様対象に

おだしの講習会を開催させていただきました。

講習会の様子は、こちらをご覧ください。

  

 

その時、素麺つゆを作り、皆さんに1Lずつお持ち帰りいただいたのですが、

受講生さんたちは、スタッフや私の分まで作ってくださいました。

  

  

自分で作り方を指導したとは言え、

この素麺つゆ、すごく役に立っています。(^-^)

 

  

 

そばつゆの代わりにも使えます。

これは、夏野菜の素揚げ、デリシャスゴーヤの梅和え、白オクラ、みょうがなどを

のせたお蕎麦です。

  

 

  

素麺つゆを少し薄めて、奄美の郷土料理「鶏飯(けいはん)」も作りました。

こちらも、家庭菜園の野菜を中心に作ったので、

本場のものとは違うかもしれませんが、

乾しいたけを戻して作ったしいたけの甘辛煮は忘れずに。

暑い時でも、サラサラっと食べられていいですよ。

  

 

手作りの素麺つゆは強い味方になりますね!

また、作り置きしておかないと!!

 

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JAとぴあ浜松でおだしの講習会

2023-07-14 00:42:04 | だし

JAとぴあ浜松 湖西地区女性部員様対象に、

おだしの講習会を開催させていただきました。

  

テーマは「絶品☆素麺つゆを作ろう」。

   

●だしの飲み比べ、ブレンドを体験する。

  

  

だしを飲み比べ、またブレンドし、その感想をメモしている皆さん。

  

  

●基本のだしのとり方を学び、絶品素麺つゆに挑戦!!

 

  

  

●だしがら活用料理

だしをとった後の、昆布、かつお節、乾しいたけを使ってお料理を作ります。

 

  

 

素麺つゆを中心に、こんなお料理が出来上がりました。

 ・絶品素麺つゆ

 ・絶品素麺つゆのアレンジ ごまだれつゆ

 ・トマトジュースで素麺つゆ

 ・豆乳で素麺つゆ

 ・野菜のポン酢和え(だしがら活用)

 ・ピーマンとしいたけのきんぴら(だしがら活用)

  

 

試食をされる皆さん

なぜか「立ち食い素麺はうまいっ!!」の声が。

座って召し上がってくださっても構わないのに・・・。(^-^; 

  

  

そして、さらにさらに

お一人1Lずつ、素麺つゆをお持ち帰りいただきました。

  

大変盛りだくさんの内容となりました。

 

「今夜からすぐ活用します。」

「豆乳やトマトジュースが素麺つゆになるなんて!!」

「おだしのおいしさに感動しました。」

などなど、うれしい感想をいただきました。

  

ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。

これからの夏のお昼ご飯が、香り豊かなものとなりますように。

  

また、病気の影響で、以前のように大量のだしを車に積んで

移動することができなくなりました。

(以前は36Lのだしを積んで移動なんてこともやっていました。)

 

そのため、事前にだし素材や備品を送っておき、

午前中に会場でだしをとり、午後からの開催とさせていただきました。

JAとぴあ浜松のご担当者様の御協力とご理解がなければ、

とても開催することはできませんでした。

 

心から感謝申し上げます。

 

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だしがら料理

2023-05-14 01:35:44 | だし

先日、そうだ厚削りと日高昆布を使って、だしをとった

という記事を書かせていただきました。

こちらです。

   

だしをとれば、だしがらが残ります。

それも料理に活用します。

   

まず、だしをとったあとの日高昆布。

細く切って、クープジューシー風ご飯に。

そして、角切りにして、ピクルスに混ぜました。

  

丸文岩瀬商店さんの日高昆布は、とてもおいしいので、

ここのところ、だしをとったものはそのまま食べていました。

こうやってお料理に使うのは久しぶりですが、

やっぱり楽しいし、何と言ってもおいしいですね。

  

  

そして、だしをとった後の「そうだ厚削り」は、

まず、青椒肉絲風に。

だしをとって軟らかくなった「そうだ厚削り」を肉代わりにして、

ピーマン、たけのこと炒めました。

  

  

こちらは、温野菜サラダの上にチップスとして散らしてあります。

  

  

だしをとった後の「そうだ厚削り」を600Wのレンジに1分かけると、

パリパリになります。

  

それを手で適当に砕いて、チップスとして使いました。

  

 

だしがら料理と言うと、

だしをとった後の昆布とかつお節でふりかけを作るというのが一般的ですが、

それをやっていると、冷蔵庫の中がふりかけだらけになってしまう…

というお声を耳にするので、

できるだけそれ以外の食べ方を考えるようにしています。

 

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