”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

「最後の晩餐」をお昼に食べた

2019-10-31 15:32:43 | ブログ

グルメエッセイの中でも、特に好きな本は

中島梓さんの「くたばれグルメ」です。

 

このエッセイの中にチキンラーメンが登場します。

中島さんは、「もし自分が死刑になるとしたら、

死の直前には『ササミ弁当』を食べたいが、

その前の昼食には『チキンラーメン卵入り』を食べたい。」

と書いています。

  

中島梓さんは、2009年56歳でお亡くなりになりましたが、

最後に何を召し上がったのでしょうか?

   

私は、「その前の昼食」などとは言わず、

最後の晩餐には、絶対にチキンラーメン卵入りを食べたい!!

  

「そんなもの、いつでも食べられるじゃないの!」

と、言われそうですが、

私にとってチキンラーメンは、そんな気軽なものではないので、

「ここぞ!!」という時にしか食べません。

  

中島梓さんも、次のような時にしかチキンラーメンを食べない

と書いていらっしゃいます。

 1.何かいいことがあって、気分のはずんでいる日

 2.どうもろくなことがなくて、厄日だあと気のふさぐ日

 3.とても寂しい、世界中から見捨てられた気分のとき

 4.別に何もないけど、ひとつ思い切って、

  清水の舞台から飛び降りたつもりで、というとき

 5.ちょいとリキをつけて、午後はワーッと仕事せにゃあ、という日

    

 

私は、の時は食べませんが、

これまでは、5の時に食べていました。

今日は、というか昨日の午後からの気分なので、

元気を出そうと「最後の晩餐メニュー」を作って食べました。

 

   

明日はよい日になりますように。

中島梓さんの分も、チキンラーメンが食べられるように、

これからも元気でいられますように。

 

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保存袋で味噌づくり講座、無事終了しました

2019-10-30 16:34:32 | 食育

NHK文化センター浜松教室で、

「保存袋で味噌づくり」という講座をやらせていただきました。

  

私の住んでいるような田舎なら、

グループを作ってJAの加工室を借り、

毎年、樽いっぱいの味噌を仕込むなんて活動もありますが、

街なかでは、それは難しい。

   

そこで、特別な道具がなくても、

身近なものを使って、少量の味噌づくりができないかと

ずっと考えていました。

   

JA遠州夢咲さんのご指導も受けながら、

保存袋で1kgの味噌を作る講座を企画しました。

   

 

材料は、これだけ。

この保存袋に入った大豆は、200gの乾燥大豆を軟らかく茹でたものです。

だいたい2.5倍の量になります。

あとは、塩、麹、そして硬さを調節するために、

大豆の煮汁を使います。

  

 

これは、ボウルの中で、塩と麹を混ぜ合わせる作業です。

  

   

 

そして、一番盛り上がったのがこちら。

保存袋に入った茹で大豆をつぶす作業。

手でもつぶれるくらい軟らかく煮てあるのですが、

麺棒で叩き潰すことが、日ごろのストレス解消? (^O^)

  

  

そして、つぶしてなめらかになった大豆の中に、

塩と麹を加えると、

3~6か月後には、保存袋の中で約1kgのお味噌ができる予定。

 

  

おいしいお味噌になりますように!! 

  

   

しかし、この1週間はつらかった。(?_?)

 ●大豆が手に入りにくい。

 ●麹も、まとまった量が手に入るか不安だった。

 ●12月のイベントの打ち合わせ、会議、試作に時間をとられた。

 ●体調不良から、急に病院で検査を受けることになった。

 (こちらは、年齢的なものであることが判明)

  

とにかく、落ち着いてこの講座に向かい合うことができず、

気持ちはあせるばかりでした。

   

それでも、ぎりぎりながらも準備ができ、

受講生さんたちには、大変喜んでもらえた。

頑張ってよかった!

 

   

受講生の皆さま、

味噌づくりのことで細かく指導してくださったJA遠州夢咲 ご担当者様、

大豆の茹で方をアドバイスしてくださった ときめき女性OG 千賀子さん、

本当にありがとうございました。(^-^)

 

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幻の丹波黒の枝豆いただきました!

2019-10-29 09:40:35 | 野菜

お隣さんから、すごい枝豆をいただいてしまいました。

  

 

丹波篠山産 丹波黒の枝豆です。

収穫時期がわずか2週間(10月10日頃~10月20頃)と限られる上に、

収量が少ないことから、「幻の枝豆」と呼ばれる貴重な枝豆。

   

収穫時期が2週間と書きましたが、

その2週間の間でも、味わいが変わっていきます。

 ●初期(10月10日頃)

  みずみずしい味わい。 莢の色も青々

 ●中期(10月中旬)

  粒が膨らみ味も濃く、莢に茶色の斑点ができる。

 ●後期(10月20日頃)

  黒豆に近い深みのある味。 莢は黄色くなり斑点の色も濃くなる。



莢をアップにしてみますと、

後期の特徴が良く出ていますね。

  

  

茹でていると、アントシアニンが流れ出て、茹で汁がピンクに。

  

  


茹で上がったものを、莢から出すと

  

  

黒豆になろうとしているのがわかりますね。

味は、ほとんど黒豆を食べているようで、かなり濃厚!!

だから、夏場の枝豆のようにポイポイ口に運べるわけではなく、

ひと粒、ひと粒味わっていただくような状態。

  

  

こんな贅沢をしました。

残ったものは莢から全部出し、

  

 

  

ちりめんじゃこと一緒に炊き込みご飯に!!

  

2週間しか作る時期がない贅沢な炊き込みご飯です。

おいしくいただきました。ヽ(^o^)丿

 

 

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藤枝でマナブ!高糖度トマト アメーラツアー3 【お食事編】

2019-10-28 13:59:13 | 野菜

アメーラツアーもいよいよ締めくくりとなりました。

これまでの記事は、選果場編圃場編をご覧ください。

   

8月に閉店し、これからはプロデューサーとしての道を歩まれるNORIさんが、

特別に1日だけお店を開けてくださいました。

   

それでは、アメーラづくしのお料理をご覧ください。

●アメーラのジンジャーカクテル

ジンジャーの刺激が、アメーラを引き立てています。

  

 

●フォカッチャ

にんにくが効いていたので、私は食べられませんでした。

  

  

●アメーラと彩り野菜のサラダ仕立て

マコモダケ、玉取茸(菌床椎茸)、なす、アマゴ、きゅうり、アメーラに

ドレッシングは、私だけ甘夏ソースでした。

皆さんは、ガーリック風味のソースでした。

  

  

●アメーラ揚げ出し プレノワールのコンソメで

揚げ出しのスープがすごかった!!

トマトを濾すと透明な液体になります。(もちろんトマトの風味は生きています)

それを、プレノワールという鶏のおだしと合わせたスープに

揚げ出しアメーラが浸かっています。

  

  

●アメーラと玉葱のラグースパゲッティ

アメーラの揚げ出しのスープを作る際に濾したトマトの実の方を使って、

玉ねぎで作ったトマトソースのパスタ。

とてもさっぱりといただけます。

  

  

●アメーラと藤枝産ヤギミルクのパンナコッタ

ヤギミルクはとてもすっきりした味わいでした。

ヤギのチーズの味とは違います。

  

  

そして、最後は、ティーインストラクターでもある鈴木良子さんのご指導に従い、

各自でルビンズゴールドを入れたフルーツティーを作りました。

  

  

今回の「アメーラツアー」を企画してくださった

鈴木良子さん、鈴木雅子さんとパチリ!!

  

   

参加者全員でNORIさんと記念写真も!!

  

 

本当に学びの多い一日でした。

この日、出逢えた皆さんに感謝!!

資格のことでは、ここのところ悩むことが多かったけど、

野菜ソムリエになって本当によかったと

心から思える一日でした。(*'▽')

 

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藤枝でマナブ!高糖度トマト アメーラツアー2 【圃場編】

2019-10-27 11:14:00 | 野菜

昨日の選果場見学の続きになります。

  

22ha(サッカーコート30面分)の広大な敷地の中に、

年間1200tのアメーラを栽培するハウスが並んでいます。

選果場からハウスへ歩いて移動します。

  

  

まず、見せていただいた、苗テラス。

種まき後5日で苗テラスに移されます。

これは2週間目の苗です。

この時の室温は25℃でしたが、これは成長に応じて変えていきます。

二酸化炭素の濃度、光の量も変えていきます。

  

  

こちらは、苗テラスのものよりも、1ヶ月早く種まきをした苗です。

こんなに成長しています。

1つのハウスには8000本の苗が植えられますが、

4棟あるハウスの生育ステージは異なるため、

このしくみで、周年出荷が可能となりました。

  

  

この屋根カーテンは、自動開閉。

不織布でできており、細かいアコーデオンカーテンのような作りです。

  

  

二酸化炭素を供給する管

  

   

土はヤシガラ培土です。

 

  

   

こちらは、収穫間近のアメーラルビンズがずらり。

この白いシートにも注目です。

光を反射するので、太陽大好きなトマトにはぴったり!

以前は、黒のシートを使っていましたが、

白い方が夏のハウス内も涼しく保たれるようです。

  

 

選果場、ハウスと見学させていただき、感じたことは、

最新鋭の技術を駆使して栽培から出荷まで管理されていますが、

そこに流れるのは

 ・最高品質のアメーラと感動を届けたい

 ・トマトが一番育ちやすい環境を作ってあげたい

というスタッフの熱い思いだと思います。

 

お客様ファーストの思いが、

結局はトマトが一番育ちやすい環境づくりにつながり、

最高品質のトマトの生産に結びついています。

   

また、サンファーマーズさんは、多くの方が農業で活躍できるように

福祉事業部を設け、障害者の農業参加を支援しています。

最新鋭の技術を見ても、そこに温かみを感じることができたのは、

選果場の説明してくださった山川様、

圃場の説明をしてくださった山崎様のお人柄に加え、

人を思う気持ちが現場全体に流れているからだと感じました。

  

素晴らしい見学ができたこと、感謝申し上げます。

 

最後は、スタッフの皆さまと参加者全員で記念撮影。

 

  

さあ、この後は、アメーラを使ったイタリアンをいただきます。

to be continued

 

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