”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

食べる煮干しでだしはとれるのか?

2017-01-31 17:30:37 | だし

先日のだしソムリエ3級講座の中で、受講生さんから

「食べる煮干しでだしをとったことはありますか?」

と、聞かれました。

 

今まで、食べる煮干しでだしをとろうと思ったことさえないので、

早速、実験をしてみました。

  

用意したのは、こちらです。

 

食べる煮干しの中には、味付けされたものも売られていたので、

そうでないものを探してきました。

  

長さは、5~6cmです。

 

  

  

15gを500mlの水に浸けました。

 

  

  

ここで、同じメーカーの煮干しを買ってあることを思い出しました。

 

  

  

それならば、こちらでもだしをとって、飲み比べてみましょう。

こちらも、同じ分量(15gに対し、水500ml)です。

 

  

 

2種類の煮干しの大きさを比べてみると

 

だし用に売られているものは、9~10cm。

食べる煮干し用に売られているものは、5~6cmでした。

  

 

さて、1時間浸けておき、鍋に入れて10分煮出しました。

飲み比べてみましょう。

 

青いシールが貼られているカップが、食べる煮干しの方です。

 

色は、だし用の煮干しの方が黄色みを帯びています。

味もだし用の煮干しの方が、力強いです。

一方、食べる煮干しでとっただしは、とてもマイルドで魚臭さが少なくなっています。

  

【結論】

食べる煮干しのだしはとってもマイルドで上品です。

煮干し特有の匂いが苦手という人でも、

これならOKと言ってくれるかもしれませんよ。

 

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小学校で小麦の授業

2017-01-30 19:34:12 | 食育

袋井市立浅羽北小学校で、3年生対象に

小麦の授業をやってきました。

浅羽では、30年ほど前から小麦の栽培に力を入れるようになりました。

  

子供たちは、地元生産者さんの指導を受けながら、

小麦を育て、収穫も体験してきました。

 

そんな子供たちは、2月に地元産小麦粉を使ったクッキングに挑戦。

それに先立ち、今日は小麦のお話をさせていただきました。

 

まず、小麦に生まれ故郷をみんなで確認します。

 

 

  

そして、最初に発見された野生種の小麦に一番近い

スペルト小麦をみんなに見てもらいました。

 

「うどんの匂いがする。」と言った子がいました。

  

次に、皮が付いた状態の浅羽の小麦を一粒ずつ渡し、

「皮を剥いてみて!」とお願いしました。

 

みんな頑張って剥こうとしますが、

「硬い。剥けないよ~!!」という声が聞こえます。

 

そう、皮が硬くて「むき」にくいことから

「むぎ」と呼ばれるようになったこと、

粒ではなく、粉として利用されることを理解してもらいました。

  

小麦の歴史、日本への伝来についてお話しした後、

小麦のグルテンとは何かを理解してもらうために、

小麦粉と水が入ったボウルを用意し、

順番にかき混ぜてもらいました。

だんだん粘りが出てくる様子が楽しかったようです。

 

 

そして、このグルテンの性質の強さの度合いにより、

強力粉、中力粉、薄力粉となることを説明。

それぞれの粉も見てもらいました。

 

  

授業の最後は、この笑顔!!

 

  

小麦粉とお水も上手にかき混ぜられたから、

来月のクッキングもばっちりですね。

 

2月7日、8日はお料理を頑張りましょう!! ヽ(^。^)ノ

 

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なぜか名古屋に

2017-01-29 23:01:03 | ブログ

今日は、だしソムリエ3級講座が静岡で開かれ、

講師の一人として登壇させていただきました。

  

17時30分に講座が終了。

片付けをして会場を出たのが18時30分。

18時56分の新幹線に乗りましたから、

順調に行けば、20時には家に着いているはずでした。

 

  

ところが、私はなぜか21時に名古屋駅にいました。(T_T)

  

なぜか?

その理由は明らかです。

  

新幹線の中に、パソコンの入ったカバンを置いてきてしまったから。

忘れ物は名古屋でなければ受け取れないとのことなので、

急いで掛川駅から名古屋に向かいました。

  

途中、豊橋あたりから雨が降り出し、

名古屋駅はしんしんと冷えておりました。

 

 

無事、パソコンの入ったバッグを受け取り、

すぐに浜松に停まるひかりに乗って帰ってきました。

  

もう、何という1日でしょう。 (@_@。

 

だいたい、講座用に段ボール3個分の荷物を送っても、

当日、こんなに荷物が重いのがおかしい!!

心配になって、荷物がどんどん増えていきます。

 

お正月も1日の夜には、もうパワポで資料を作っていたし、

じんましんは治らないし、

本当に何とかしないと、これ以上ぐちゃぐちゃは困る・・・。

  

袋井駅に着いたら、雨がひどくなっていました。

でも、今日中に家に帰れてよかった・・・。(^^;

 

明日は良い日になりますように。

 

 

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ローリエをよくいただくのですが・・・

2017-01-28 15:13:12 | ハーブ

ご近所さんからローリエをよくいただきます。

と言っても、この状態でいただくのではなく・・・。

 

  

たいていは、切り落とした枝のまま持ってこられることが多いのです。

「枝が伸びて邪魔だから、切り落とした。

 この葉っぱ、料理に使えるって言うから持ってきてやったぞ。」

と言って置いていかれます。

 

そこで、毎回、私は葉を1枚1枚はがして干して

ハーブとしてカレーなどの煮込み料理に使っています。

   

ローリエをくださる方の口ぶりからして、

その方のお家で、お料理にローリエを使っているとは思えません。(^^;

 

では、いったい何のためにローリエを育てているのかしら?

ずっと不思議に思っていたのですが・・・。

 

よく考えてみれば、ローリエ(月桂樹)の木をハーブとして見ているか、

庭木として見ているかの違いではないかと・・・

思ったわけです。

   

私は、この乾燥した葉っぱの状態で見ることが多いので、

木の姿がイメージできないのですが、調べてみると

 ●芽吹きが良く、枝もよく伸びるので、

  樹形は自由に刈り込むことができ、庭木に適している。

 ●昭和の時代は、学校の記念樹としても人気が高かった。

 ●ポプリやクリスマスリースにも利用できる。

と、木としての魅力が挙げられています。

 

      【画像お借りしました】

 

食べることばかり考えていたらいけませんね。

たまには、樹木として愛でないと・・・。 (^^;

 

 

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アレルギーっ子も楽しめるように

2017-01-27 16:57:57 | ブログ

来月の小学校の食育クッキングでは、

地元産の小麦粉を使って調理を行います。

 

中力粉なので、薄力粉よりも粘りがあり、

お菓子を作る時には、その点を考えながら

材料の割合に注意しています。

 

先日、試作をしてみて、おいしいものが出来上がったので、

このレシピを担任の先生にお送りしました。

 

 

パイナップル入りのプライパンで焼くケーキ。

アップルソースをかけていただくので、

ついでに横にペンも置いて写真を撮りました。(*´▽`*)

 

  

先生にも大変喜んでいただきましたが、

数日後、クラスに卵アレルギーの子がいることが判明。

 

何年か前も卵アレルギーの子がいました。

そのことを言われたのがクッキングの前日だったため、

その子用には、卵なしの別のケーキを焼いて持って行きました。

  

今回は、クッキングまでに時間があるので、

その子にもみんなと同じものを調理させ、

食べさせてあげようということになりました。

 

そこで卵を抜き、その分ヨーグルトと牛乳を増やして

作り直してみました。

 

ちょっと膨らみは悪くなるけど、

ヨーグルトの香りが爽やかで、

もっちりした感じがなかなか良いではありませんか!

 

これでいきましょう!!

みんなで同じものを食べることが、きっと一番楽しいはず。

  

あっ、この2枚の写真ですが、

1枚目の写真のペンは、

天竜区佐久間の加藤おとり店(おとり鮎屋さん)でいただいたもの。

2枚目の写真のペンは、日産でいただきました。(^o^)丿

 

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