片麻痺との二人三脚

孤独に甘えず、後ろ振り向かず、希望失わず、唯前進あるのみ!

「パワーリハ」定例木曜日、男性仲間には子ども扱い75歳、益々元気卒寿の元日本兵

2011-06-30 14:00:12 | 「リハビリ」

 東日本震災発災以来112日目、朝日新聞大見出し、「玄海原発再開容認へ佐賀知事 安全性 国が責任、佐賀県の古川康知事は29日、定期検査で停止中の九州電力玄海原子力発電所2,3号機運転再開について、海江田万里経済産業相と会談し、再開を容認する姿勢を示した。
 東電の事故後、全国で原発が運転再開できずにいるが、佐賀県の動きをほかの自治体は注視している。
 29日は大阪6月初の猛暑日、日本付近を広く太平洋高気圧が覆い、29日は全国的に晴れ間が広がり気温が上昇した。
 大阪市では午後3時過ぎに35.3℃に達し、1883年に記録をとり始めて以来、6月に35度以上となる猛暑日を初めて記録した。
 今日の西日本は高気圧に覆われ、厳しい暑さが続く。

           

 8:40分、ポラリスDSセンター小林の大型送迎車に迎えられ、1ケ月ぶり定例木曜日「パワーリハビリテーション」に出席、久しぶりに大先輩連中から「どうしてたんや!」・「元気か?」と声を掛けられる。
 3人は米寿・卒寿の気力・体力共に意気健康な人ばかり。ひと回り以上に若い75歳の自分はまるで子ども扱い、93歳のF氏はノモンハン戦争に従軍、92歳のT氏は憲兵曹長、88歳のH氏は初年兵時代は重機関銃隊に所属、特にT氏は誰彼捉まえて、満州時代の想い出を語り、最後は軍歌「♪ここはお国の何百里・・・♪」をニコニコ顔で歌われる一人暮らしの光輝(かがやく)後期高齢者

          

 日本近代史は好きなジャンル、特に太平洋戦争へ興味を持ち、「日本人はなぜ戦争を選んだのか?」と疑問符に応えられる人・著作に出会っていないので偶々持参した山岡荘八著「小説太平洋戦争」をみせて、皆さんに戦争問題を話し合いの題材とする。
 戦争を賞賛する人は無いが、召集兵役を避けられなかった時代、お二人は甲種合格、お一人は赤紙召集、お三人とも仲間が大半戦死された中で、長寿出来たのは「運が良かった」が共通されている。
 女性仲間ではポラリス2006/9開設以来の同期の桜というべき、85歳のOさんが3ケ月の恥骨骨折治療から復帰され、元気な顔を見せて居られるのが嬉しい事だ。

          

 9:15分、バイタルチエック(血圧127-78・体温36.4℃)後、オリエンテーション開始時はスタッフ 7人・利用者13人の大人数、マシントレーニング・物理療法・自主トレの三班に分かれ「パワーリハビリテーション」開始。 本日も体験見学者が来館、ご子息が付き添って女性体験者がA所長の説明を聞きながら器械操作に取り組んで居られる。
 宝塚市内には何拾箇所ものディサービスセンターは存在するが高齢者の現体力を維持又は向上させるプログラムを持つのは(株式会社)ポラリスのみで、我々は恵まれている。

         

 本日もリーダーから、マシン取り組みは声を出してカウントをするように勧めるが周囲は声が低く、自分の声ばかりが目立ち、他の人には迷惑かと気がひける。
 外気温は上昇、蒸し暑さが増している様子、スタッフがクーラー調整を小まめに励行され、扇風機と併用して、適当な冷房環境が保たれ、筋肉トレーニングに支障が全くない。
 本日は六機種九種類マシンの中では姿勢を良くする「マルチローイングフアンクション」にポイントを置く、麻痺左足を定位置にセット、器械正面に向かって脊椎筋を真っ直ぐに伸ばして椅子に腰をおろすのが第1段階、次に麻痺左手でマシングリップを握り締めるのが第2段階、今一度姿勢を正して、スタッフに声を掛けて歪を微調整して貰い、左右肩甲骨を挟むように両手を引くのが第3段階。
 カウント20回ぐらいで引いた姿勢の肩甲骨を確認して貰い、残り10回をユックリ確実に行う。

               

前後左右ではローテーション通りに仲間がマシンに取り組み、90分余りの時間は効率よく運用される。
 93歳F氏は「ホリゾンタルレッグプレス両足押し」に傘寿らしからぬ声でカウントを勘定、この方も同期の桜、何時も笑顔が絶えない2年先輩のK氏、私には操作困難な「バイオステップ」を軽々と漕いで居られる。



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