アラン・シリトー著 丸谷才一/河野一郎訳「長距離走者の孤独」読了
先日読んだ野呂邦展暢の「夕暮の緑の光」の中で、アラン・シリトーの短編「漁船の絵」を絶賛していたのでそれが入っている短編集を買って読んでみました。
やっぱり「漁船の絵」、いいですねぇ。野呂が好みそうな小説です。日本の作家でいうと堀江敏幸のような世界ですね。
他の短編も面白いのがありました。表題作になっている「長距離走者の孤独」。これも良かった。
全体に言えるテーマは、イギリスの下町で働く労働者達の声なき怒りといったところでしょうか。もちろん、違うモチーフの作品もありますが。
アラン・シリトー、名前だけは知っていましたが、読むのは初めてでした。いい作家を知ることができました。野呂氏に感謝です。
先日読んだ野呂邦展暢の「夕暮の緑の光」の中で、アラン・シリトーの短編「漁船の絵」を絶賛していたのでそれが入っている短編集を買って読んでみました。
やっぱり「漁船の絵」、いいですねぇ。野呂が好みそうな小説です。日本の作家でいうと堀江敏幸のような世界ですね。
他の短編も面白いのがありました。表題作になっている「長距離走者の孤独」。これも良かった。
全体に言えるテーマは、イギリスの下町で働く労働者達の声なき怒りといったところでしょうか。もちろん、違うモチーフの作品もありますが。
アラン・シリトー、名前だけは知っていましたが、読むのは初めてでした。いい作家を知ることができました。野呂氏に感謝です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます