講談社「群像」2016年3月号読了
文芸誌なんで、読了と言うのもどうかと思いますが。この雑誌をなぜ姉が買ったかといいますと、吉田知子の短編が掲載されているからなんですね。たった9項のために980円の文芸誌を買うという、これはもう吉田知子に対するすさまじい執念さえ感じてしまいます。
「30年後の世界」というテーマで津島佑子、古川日出男、津村記久子、小池昌代、いしいしんじ等の作家が短編を書くというアンソロジーになっていて、吉田知子も「ケンのV生活」というタイトルで載っているわけです。なんだかいつもの吉田知子らしい切れ味が影をひそめてしまっていて、ちょっと食い足りなかったかな、というところでした。
他には町田康の長編の連載もあったんですが、それまでを読んでないので、さっぱりわかんないし、まぁこんな雑誌もあるってことで。
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