トシの読書日記

読書備忘録

比類なきリアリスト

2010-04-18 15:44:38 | あ行の作家
内田百「第二阿房列車」読了



先日の「一箱古本市」で購入したものです。同作家は、以前にも1冊エッセイを読んだんですが、まぁいいか、くらいの気持ちいたところ、「古本市」でこの本を見つけ、なんだか買わないと悪いような気になってつい買ってしまったのでした。


これも「百鬼園随筆集」と同じテイストの、ユーモアあふれる、とぼけた、しかし観察眼の非常に鋭いエッセイであります。エッセイというよりは紀行文といったほうがぴったりくるかもしれません。


昭和30年代に走っていた国鉄の特急、「つばめ」、「桜」、「はと」、「越路」等に乗って九州の方へ行ったり、新潟の方へ行ったりして、見聞したものをまとめたものです。


まぁどうということのない本でしたね。ユーモアはたっぷりです。がしかし、自分のツボではないですねぇ。って前にも同じことを書いたような…(笑)

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