以前、救急救命士がやっても良いかどうかと言われた行為です(呼吸状態の悪い方の気管内に細い管を押し込んで空気の出入りを確保する方法)。
今日、久方ぶりにやった。研修医がうまくいかなかったので代わったのです。研修医(医師になって一年目)がやるのを見ていると、手や口を出したくなってくるのですが、じっと我慢で待つ。
対象は、ぶよっと太った扱いにくそうな方でした。手際も悪そうだけど、まだじっと待つ。口の部分で舌が邪魔をしているようだった。手で横へ寄せようとするもぐにゃっと戻ってくる。そこをなんとか、管を奥へ進める。つい、辛抱しきれずに、喉の奥が見にくいままに、管を進めて入れる。酸素を送り込むが、血中酸素濃度は上がってこない。食道に命中ですネ、残念。
ここで、チェンジ。早速、手袋をはめて(はめないと汚れたときやきわどいときに焦るよ)、まず、マスクを顔に合わせて、マスクで換気をする・・・研修医はこれを忘れていました。
忘れていることを直ぐに指摘してあげた方が良かったかな。
酸素濃度を程々に上げてから、口の中へ。そう、デブって見にくい(デブの方には悪いけど、太ってると、いざというときに点滴の血管は刺しにくいし、このような時にも、喉の奥まで太って狭くなっており、気管の入口がとても見にくく手間取り、自分=デブの方、が損をする)。
奥まで深くてよく見えない。研修医もきっとここで、迷ったまま進んだのだろうと、考えたが“まあ、一発”と管を進める。
セットして換気すると今ひとつおかしい、管から吸飲すると胃液が出てきて、ミステーク。
再度、マスクで換気して実施。今度はぐっと、見にくい中を奥深く観察して、狭そうな気管入口らしいものを見つけて入れる。見にくくて、やや自信が無かったが換気確認し O K。
研修医の前でドジ踏まなくて良かった。
何で“まあ、一発”とやったかって、それは入らなくてもマスクで換気してやり直せると考えていたからです(マスクで換気が出来る限り酸素濃度は落ちないので時間はかせげる)。勿論、一発で入った方がいいけど、見にくいときは試行しながら考えたりもする(余り言わないけど)。
研修医は麻酔科を回ったときに30例余りやったと言ってたけど、今度やり方を聞いてみよう。みんな個々のやり方は違う。その中から自分のやり方を確立してくれ。
救命救急士はどのように教わるのだろうか。彼らはすごくマジメだから、教わったやり方通りにやるだろうね、きっと。でもここが、ちょっと心配。
今日、久方ぶりにやった。研修医がうまくいかなかったので代わったのです。研修医(医師になって一年目)がやるのを見ていると、手や口を出したくなってくるのですが、じっと我慢で待つ。
対象は、ぶよっと太った扱いにくそうな方でした。手際も悪そうだけど、まだじっと待つ。口の部分で舌が邪魔をしているようだった。手で横へ寄せようとするもぐにゃっと戻ってくる。そこをなんとか、管を奥へ進める。つい、辛抱しきれずに、喉の奥が見にくいままに、管を進めて入れる。酸素を送り込むが、血中酸素濃度は上がってこない。食道に命中ですネ、残念。
ここで、チェンジ。早速、手袋をはめて(はめないと汚れたときやきわどいときに焦るよ)、まず、マスクを顔に合わせて、マスクで換気をする・・・研修医はこれを忘れていました。
忘れていることを直ぐに指摘してあげた方が良かったかな。
酸素濃度を程々に上げてから、口の中へ。そう、デブって見にくい(デブの方には悪いけど、太ってると、いざというときに点滴の血管は刺しにくいし、このような時にも、喉の奥まで太って狭くなっており、気管の入口がとても見にくく手間取り、自分=デブの方、が損をする)。
奥まで深くてよく見えない。研修医もきっとここで、迷ったまま進んだのだろうと、考えたが“まあ、一発”と管を進める。
セットして換気すると今ひとつおかしい、管から吸飲すると胃液が出てきて、ミステーク。
再度、マスクで換気して実施。今度はぐっと、見にくい中を奥深く観察して、狭そうな気管入口らしいものを見つけて入れる。見にくくて、やや自信が無かったが換気確認し O K。
研修医の前でドジ踏まなくて良かった。
何で“まあ、一発”とやったかって、それは入らなくてもマスクで換気してやり直せると考えていたからです(マスクで換気が出来る限り酸素濃度は落ちないので時間はかせげる)。勿論、一発で入った方がいいけど、見にくいときは試行しながら考えたりもする(余り言わないけど)。
研修医は麻酔科を回ったときに30例余りやったと言ってたけど、今度やり方を聞いてみよう。みんな個々のやり方は違う。その中から自分のやり方を確立してくれ。
救命救急士はどのように教わるのだろうか。彼らはすごくマジメだから、教わったやり方通りにやるだろうね、きっと。でもここが、ちょっと心配。